英語と太極拳

本日は自宅ノマド
本人的には大整理(?)したつもりの新生・勉強部屋
英語に取り組む。


僕が教材に選んだのが、
NHKラジオ英語講座「実践ビジネス英語」テキストブック巻末連載、
佐藤昭弘講師 "The Writers' Workshop"。
「日本語の文章を、自然な英語で表現するチカラを磨く」講座だ。


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1月号から応募開始。
それを終えたら、過去問に挑戦する計画。
暮れの小そうじ大会で、
2003年4月号開講以来全テキストブックを残しておいたのだ(ニンマリ)。


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(一番上が “Practical English Grammar” 第4巻)


並行して勉強しているのが斎藤秀三郎先生の "Practical English Grammar"。
全4巻のうち「IV. Uses of Prepositions」(前置詞の使い方)を
昨年から読み進めている。
1898-99年に書かれた伝説の名著。
神保町で掘り出し物を見つけたので購入した。


夜は今年初めての太極拳教室。
N先生、5人の仲間たちと90分ほど身体慣らししてきた。
先生の教え方は丁寧で、万年初心者の僕には最適の指導者だ。


実用英文典

実用英文典

  • 作者:齋藤 秀三郎
  • 出版社/メーカー: 開拓社
  • 発売日: 2015/06/08
  • メディア: 単行本
(中村捷完訳版を参考書として併用)


熟語本位 英和中辞典 新版 CD-ROM付

熟語本位 英和中辞典 新版 CD-ROM付

(岩波が八木克正と復刻した熟語本位英和中辞典)

ウルリヒ・メーラート『東ドイツ史 1945-1990』(白水社、2019)

クリッピングから
週刊ダイヤモンド2020年1月11日新春号
知を磨く読書(佐藤優)第327回
ドイツ民主主義の近未来


  ウルリヒ・メーラート著『東ドイツ史 1945-1990』
  (伊豆田俊輔訳、白水社、2800円)を読むと、
  現下ドイツの構造問題が1990年のドイツ再統一(平和革命)に
  起因することがよく分かる。


    <東側では、自分たちが政治的には重要ではなく、
     ある種の請願者に似た役割に甘んじる
     「二級の」ドイツ市民だという感覚が広まった。
     東では信託公社が経済的な転換プロセスの象徴になった。
     ここでは西の企業家が東ドイツ経済の民営化から利益を収め、
     この反面で市民がその費用を支払わねばいけなかった。


     東側への市場経済の導入によって
     西側地域においては、社会福祉的な要素を含む経済の形
     [西ドイツの社会的市場経済] が時代遅れに見えるような風潮が現れた/


     平和革命から20年がたち、
     ドイツ人は、度重ねて誓ってきた精神的な統一を
     依然として達成していない>。


  旧東ドイツ地域では
  「ドイツのための選択肢」のような右翼政党が台頭しているが、
  近未来にドイツの民主主義が危機に直面するかもしれない。


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作家になった今も
日々6時間の読書でインプットを怠らない佐藤優さんは
僕が信頼する読書家のひとりだ。
この5年間、佐藤さんに推薦してもらった書籍から
生きる養分、考える養分をどれだけ得てきたか。


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(重版出来。日本の読書人層は頼もしい)


今週の『東ドイツ史 1945-1990』も気になった一冊。
読書リストに入れておく。


東ドイツ史1945-1990

東ドイツ史1945-1990

午前4時に雑誌類を処分する(w/大王)

我が家のエリアで
2020年初めての資源ゴミ収集日。
8時までに出しておかないと収集してもらえないことがある。
まだ辺りが真っ暗な4時に目覚めた。


玄関に準備していた雑誌、年鑑、写真集を
せっせと運び出す。
暮れにこそうじ大会で整理したものだ。
普段は共有スペースに出すのだが、
あまりに多量のため、今朝は玄関前に出すことにする。


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あれ、大王が起きてきた。
飼い主に「イベント」らしきことがあると、
必ず参加する猫なのだ。
でもなぁ、室内飼いなので
うっかり外に出てしまったら大変なことになる。
猫一倍、人懐っこいので足元にずっとまとわりつく。
いま、忙しいんだけどなぁ。


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作業が完了し、布団に戻って二度寝
後で確認したら、清掃スタッフのみなさんが
ちゃんと片付けてくれていた。よかった〜
過去の資料を処分するのは寂しい気もするけれど、
ノマドライフで再出発だ。
まぁ、ボチボチと、なんだけどね。

捕まりそうな女郎蜘蛛の巣(柏屋敏秋)

クリッピングから
讀賣新聞2020年1月6日朝刊
読売歌壇(俵万智選)


12月でこの欄を引退した先生がいたので、
万智さんの掲載場所が一段繰り上がりました。
ヒエラルキーの世界であることが分かりますね。


最優秀3句では、この句が僕には新鮮でした。
視点の移動、言葉の飛躍がとても面白い。
風景が静的でなく、動的に伝わってきます。


  見上げれば豆粒ほどのジェット機
  捕まりそうな女郎蜘蛛の巣

         山形市 柏屋敏秋


  【評】遠近法のマジックで描かれただまし絵のような面白さ。
     ジェット機が羽を持つ小さな虫のようだ。
     手前に大きく張られた女郎蜘蛛(じょろうぐも)の巣は
     禍々(まがまが)しく、迫力がある。


句とともに万智さんの評を読むと、
味わいが深まり、理解が広がります。
簡潔な文章で人の句の批評ができること自体が
言葉の技術なんですね。


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優秀句にも昆虫を観察した一句がありました。
こちらは蝶です。
あ、あるなぁ、こういうシーンが、と思わずうなずきました。


  冬蝶が荷物のごとく背負う翅
  ふき来る風にまたもよろける

         宮崎市 長友聖次


生活感があって軽快なこの句も好きでした。
川柳に近いかな、とも思うけれど、
いやいやこれは短歌の余韻があるぞ、と楽しめます。
「右手探してもう五日」の言葉づかいが秀逸。


  見つからぬ右手探してもう五日
  百円ショップの手袋だけど

         奈良県 松本悦子


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入選十句と比べると
自分の投稿した句はまだまだ薄っぺらに思えます。
そのとき生まれた気持ちを定型に彫琢していく
言葉の選び方、並べ方の技術が追いつきません。
優秀句と万智さんの評を読むことで、
そこをもっと学びたいと思います。


考える短歌―作る手ほどき、読む技術 (新潮新書)

考える短歌―作る手ほどき、読む技術 (新潮新書)

  • 作者:俵 万智
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2004/09/01
  • メディア: 新書

我が家のオーダーメイド自転車2台

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遠い昔、名人・板倉修一郎さんに
オーダーメイドで作ってもらった自転車。
副会長にタイヤを取り替えてもらい
チェーンに錆取りスプレーをかけて復活。
ノマドライフに重宝している。
(一回、道路の溝にハマって転んだけど)


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もう長く乗っていない同居人の自転車を外に出し、
タイヤに空気を入れ、雑巾で埃を拭いた。
試しに走ってみるとチェーンがうまく噛み合わず、
ガタガタしてしまう。
板倉さんはとっくに廃業してしまったし、
もう走るのは無理なのかなぁ。


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