英語と太極拳
本日は自宅ノマド。
本人的には大整理(?)したつもりの新生・勉強部屋で
英語に取り組む。
僕が教材に選んだのが、
NHKラジオ英語講座「実践ビジネス英語」テキストブック巻末連載、
佐藤昭弘講師 "The Writers' Workshop"。
「日本語の文章を、自然な英語で表現するチカラを磨く」講座だ。
1月号から応募開始。
それを終えたら、過去問に挑戦する計画。
暮れの小そうじ大会で、
2003年4月号開講以来全テキストブックを残しておいたのだ(ニンマリ)。
(一番上が “Practical English Grammar” 第4巻)
並行して勉強しているのが斎藤秀三郎先生の "Practical English Grammar"。
全4巻のうち「IV. Uses of Prepositions」(前置詞の使い方)を
昨年から読み進めている。
1898-99年に書かれた伝説の名著。
神保町で掘り出し物を見つけたので購入した。
夜は今年初めての太極拳教室。
N先生、5人の仲間たちと90分ほど身体慣らししてきた。
先生の教え方は丁寧で、万年初心者の僕には最適の指導者だ。
(中村捷完訳版を参考書として併用)
(岩波が八木克正と復刻した熟語本位英和中辞典)
ウルリヒ・メーラート『東ドイツ史 1945-1990』(白水社、2019)
クリッピングから
週刊ダイヤモンド2020年1月11日新春号
知を磨く読書(佐藤優)第327回
ドイツ民主主義の近未来
ウルリヒ・メーラート著『東ドイツ史 1945-1990』
(伊豆田俊輔訳、白水社、2800円)を読むと、
現下ドイツの構造問題が1990年のドイツ再統一(平和革命)に
起因することがよく分かる。
<東側では、自分たちが政治的には重要ではなく、
ある種の請願者に似た役割に甘んじる
「二級の」ドイツ市民だという感覚が広まった。
東では信託公社が経済的な転換プロセスの象徴になった。
ここでは西の企業家が東ドイツ経済の民営化から利益を収め、
この反面で市民がその費用を支払わねばいけなかった。
東側への市場経済の導入によって
西側地域においては、社会福祉的な要素を含む経済の形
[西ドイツの社会的市場経済] が時代遅れに見えるような風潮が現れた/
平和革命から20年がたち、
ドイツ人は、度重ねて誓ってきた精神的な統一を
依然として達成していない>。
旧東ドイツ地域では
「ドイツのための選択肢」のような右翼政党が台頭しているが、
近未来にドイツの民主主義が危機に直面するかもしれない。
作家になった今も
日々6時間の読書でインプットを怠らない佐藤優さんは
僕が信頼する読書家のひとりだ。
この5年間、佐藤さんに推薦してもらった書籍から
生きる養分、考える養分をどれだけ得てきたか。
(重版出来。日本の読書人層は頼もしい)
今週の『東ドイツ史 1945-1990』も気になった一冊。
読書リストに入れておく。
- 作者:ウルリヒ・メーラート
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2019/11/26
- メディア: 単行本
午前4時に雑誌類を処分する(w/大王)
我が家のエリアで
2020年初めての資源ゴミ収集日。
8時までに出しておかないと収集してもらえないことがある。
まだ辺りが真っ暗な4時に目覚めた。
玄関に準備していた雑誌、年鑑、写真集を
せっせと運び出す。
暮れにこそうじ大会で整理したものだ。
普段は共有スペースに出すのだが、
あまりに多量のため、今朝は玄関前に出すことにする。
あれ、大王が起きてきた。
飼い主に「イベント」らしきことがあると、
必ず参加する猫なのだ。
でもなぁ、室内飼いなので
うっかり外に出てしまったら大変なことになる。
猫一倍、人懐っこいので足元にずっとまとわりつく。
いま、忙しいんだけどなぁ。
作業が完了し、布団に戻って二度寝。
後で確認したら、清掃スタッフのみなさんが
ちゃんと片付けてくれていた。よかった〜
過去の資料を処分するのは寂しい気もするけれど、
ノマドライフで再出発だ。
まぁ、ボチボチと、なんだけどね。
捕まりそうな女郎蜘蛛の巣(柏屋敏秋)
クリッピングから
讀賣新聞2020年1月6日朝刊
読売歌壇(俵万智選)
12月でこの欄を引退した先生がいたので、
万智さんの掲載場所が一段繰り上がりました。
ヒエラルキーの世界であることが分かりますね。
最優秀3句では、この句が僕には新鮮でした。
視点の移動、言葉の飛躍がとても面白い。
風景が静的でなく、動的に伝わってきます。
見上げれば豆粒ほどのジェット機が
捕まりそうな女郎蜘蛛の巣
山形市 柏屋敏秋
【評】遠近法のマジックで描かれただまし絵のような面白さ。
ジェット機が羽を持つ小さな虫のようだ。
手前に大きく張られた女郎蜘蛛(じょろうぐも)の巣は
禍々(まがまが)しく、迫力がある。
句とともに万智さんの評を読むと、
味わいが深まり、理解が広がります。
簡潔な文章で人の句の批評ができること自体が
言葉の技術なんですね。
優秀句にも昆虫を観察した一句がありました。
こちらは蝶です。
あ、あるなぁ、こういうシーンが、と思わずうなずきました。
冬蝶が荷物のごとく背負う翅
ふき来る風にまたもよろける
宮崎市 長友聖次
生活感があって軽快なこの句も好きでした。
川柳に近いかな、とも思うけれど、
いやいやこれは短歌の余韻があるぞ、と楽しめます。
「右手探してもう五日」の言葉づかいが秀逸。
見つからぬ右手探してもう五日
百円ショップの手袋だけど
奈良県 松本悦子
入選十句と比べると
自分の投稿した句はまだまだ薄っぺらに思えます。
そのとき生まれた気持ちを定型に彫琢していく
言葉の選び方、並べ方の技術が追いつきません。
優秀句と万智さんの評を読むことで、
そこをもっと学びたいと思います。
- 作者:俵 万智
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/09/01
- メディア: 新書
我が家のオーダーメイド自転車2台
遠い昔、名人・板倉修一郎さんに
オーダーメイドで作ってもらった自転車。
副会長にタイヤを取り替えてもらい
チェーンに錆取りスプレーをかけて復活。
ノマドライフに重宝している。
(一回、道路の溝にハマって転んだけど)
もう長く乗っていない同居人の自転車を外に出し、
タイヤに空気を入れ、雑巾で埃を拭いた。
試しに走ってみるとチェーンがうまく噛み合わず、
ガタガタしてしまう。
板倉さんはとっくに廃業してしまったし、
もう走るのは無理なのかなぁ。