椎茸牡蠣蕎麦を試作した

冷蔵庫に同居人謹製常備菜
牡蠣時雨煮、椎茸含め煮が残っている。
一計を案じ、阿波・剣山堂からもらった蕎麦を茹でる。


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椎茸牡蠣蕎麦のできあがり。
蕎麦屋にはありそうでなさそうなメニューだろうが、
なんとなく燗酒にも似合いそう。

我が家で食べる、自分弁当

同居人の夜食大王弁当を作るついでに
自分の分も作った。


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胡麻ごはん。ちりめんじゃこごはん。卵焼き(甘くない)。
焼きウィンナー(粒辛子添え)。焼きピーマンおかか和え。
竹輪隠元イカ大根。里芋。


イカ大根と里芋は同居人が作った常備菜
我が家で食べる弁当もなかなか楽しい。

ジェンガみたいに言葉をかわす(えんどうけいこ)

クリッピングから
讀賣新聞2020年1月13日朝刊
読売歌壇(俵万智選)


最優秀句ではこの一句。


  お互いの様子ばっかりうかがって
  ジェンガみたいに言葉をかわす


         狭山市 えんどうけいこ


  【評】斬新な比喩だ。積み上げた木片で作ったタワーを、
     崩さぬように、そっと抜き取るジェンガ
     関係が崩壊しないように、あたりさわりのない言葉を選ぶ様子が、
     みごとに重なっている。


僕は最初に読んだとき「ジェンガ」が分からなかった。
そういう読者もいることを想定して、
俵さんが【評】で簡潔に説明してくれている。
そして再度歌を読むと、
なんだかその場の空気まで伝わってくるようだった。


優秀句ではこの句に苦笑。
「やけに明るい」の「やけに」がいいな。


  寝違えた首が右には曲がらずに
  やけに明るい左の窓辺


         つくば市 岩瀬悦子



  人生の仕上がりの様重ねつつ
  干しただいこん樽に漬け込む


        上野原市 山崎千代子


「干しただいこん」を
人生の仕上がりに例えたシブさが印象に残った。


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考える短歌―作る手ほどき、読む技術 (新潮新書)

考える短歌―作る手ほどき、読む技術 (新潮新書)

  • 作者:俵 万智
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2004/09/01
  • メディア: 新書

間接けつ、親切だけど迷惑です(とりのなん子)

クリッピングから
モーニングNo.6(2020.1.22)
とりのなん子「とりパン」第710羽


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なん子はテンの残したフンを分析して
尻のカタチからモグラ、オニヤンマのヤゴであることを
突き止める。
飼い猫たち2匹にその話をしている。


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 「そんな舌」


  なん子「というわけでお尻がヒントになったんだよ—」
  黒猫1「あっそ」
  黒猫2「おかえり〜」


  黒猫2、黒猫1のお尻をなめながら
  黒猫2「おけつなめなめ」
  黒猫1「やん」
  なん子(心の声)「あらご親切」


  黒猫2「こうたい」
  黒猫1「こうたい」
  黒猫2、なん子の足をなめながら
  黒猫2「なめなめ」
       ↑
      間接けつ


  なん子(心の声)「親切だけど迷惑です」


我が家でも似たようなことがあるニャア……(汗)。

イアン・カーショー『分断と統合への試練 ヨーロッパ史 1950-2017』(白水社、2019)

ヘーゲル『歴史哲学』、エリック・ホブズボーム『20世紀の歴史:両極端の時代』
を読んだときのような充実感が残った。
イアン・カーショー『分断と統合への試練 ヨーロッパ史 1950-2017』
白水社、2019)を読む。



「はしがき」から引用する。


  "To Hell and Back: Europe, 1914-1949"
  (邦訳『地獄の淵から ヨーロッパ史 1914-1949、白水社』は
  かつて取り組んだもっともと難しい書籍であった、
  とわたしは同書の「はしがき」で書いた。
  それは本書以前のことである。


  1914年から現在にいたるヨーロッパ史のうちのこの下巻は、
  解釈と構成のうえで一段と大きな諸問題を引き起こした。
  世界大戦の明白な重要性が1914年から49年を扱う前巻を貫いているのに対し、
  1950年から現在までのヨーロッパ史には
  そのような単一の決定的テーマがないことに、少なからずその理由がある。


  『地獄の淵から』は戦争への突入と終戦
  そして再び戦争への突入と終戦という直線的進行に従っている。
  1950年以降のヨーロッパ史の複雑さは、
  単純に直線的な展開によっては十分に記述できない。
  さらに言えば、これは曲折と浮き沈み、きまぐれな変化、
  そして巨大で速度を加える変容の物語なのである。


  1950年以降のヨーロッパはこれまで、
  スリルと恐怖に満ちた一種のローラーコースターだった。
  本書は、ヨーロッパがこの数十年、
  なぜ、どのように大きな不安定期を繰り返してきたのかを示すことを
  狙いとしている。
      (p.9/年号表記は引用者が漢字表記をアラビア数字に変えた)
  (略)


  自分自身の時代の歴史を書くというのは、とても骨の折れることだった。
  しかし、やりがいのある仕事であった。
  わたしは自分の人生を形づくってきた出来事と変化について、
  以前知っていたことよりはるかに多くを学んだ。
  結果として、自分の住む大陸がどのようにして現在に至ったかについて、
  以前よりよく分かっていると感じている。
  わたしにとって、そのこと自体がこの企てを価値あるものにしている。


  未来のことはどうか。
  それについては、一歴史家の予測は
  ほかのだれのものとも大差ないのである。
  (pp.12-13)


ヨーロッパに住む多くの人びとにとって、
「ヨーロッパ」≒EUは、帰属意識を持てない、
分かりにくく疎遠な組織であるとの著者の指摘は、簡潔明瞭だった。
「後記 新たな不安時代」から引用する。


  EUがこれまで達成できなかったのは、真正のヨーロッパ帰属意識の創出だ。
  それぞれが個々の帰属意識と文化、歴史を有し、
  60以上の言語を持つ40ヵ国ほどから成る大陸としては、
  このこと自体は全然驚くに当たらない。


  おそらく、一部のEU理想主義者によっては失望だったろう。
  だが、国民国家の死亡広告を書くのは、実のところ時期尚早だったのだ。
  政治的理想主義よりも経済的現実主義にもとづいて建設されたヨーロッパ共同体は
  (この二つはしばらくきっちり並走していたのだが)、
  アラン・ミルウォードがいみじくも論じたように、
  「国民国家の(死滅ではなく)救出」を結集したのである。
  (略)


  戦後の最初数十年は、再度の戦争のわずかな可能性をも防止する必要が、
  新生のヨーロッパ共同体の念願の中心にあったのだが、
  そのメッセージは時の経過とともに必然的に色あせてきた。


  この結果、EUの「ヨーロッパ」は、多くの市民の目から見て、
  ほとんどの人びとの生活に影響するのに、
  彼らには積極的な政治的関与ができない規則や規制を体現する、
  分かりにくくて疎遠な組織にすぎないものになってしまった。
  ここにおいて、EUには構築できない愛着心を呼び起こす力のある、
  ナショナリストや分離主義の政治運動への扉が開けるのだ。
      (pp.516-517/一部数字表記を引用者がアラビア数字に変えた)


三浦元博は「訳者あとがき」でこう書いている。


  本書の原題「ローラーコースター」[ジェットコースター]は、
  著者も言っているとおり、遊園地のイメージがぬぐえない。
  邦題を「分断と統合への試練」としたのはそのような意味合いからである。
  (原書はその後 "The Global Age" [グローバル時代]と改題した版が出ている)。
  (pp.537-538)


僕には異論がある。
本書原題 "Roller-Coaster Europe, 1950-2017" の方が断然いい。
ヨーロッパが過去70年に経験してきたアップ&ダウンを、
Roller-Coaster と一語で言い切ってしまうことに力を感じる。
邦題「分断と統合への試練」、原書改題 "The Global Age" では
その凄味が伝わってこない。


Roller-Coaster: Europe, 1950-2017

Roller-Coaster: Europe, 1950-2017

  • 作者:Ian Kershaw
  • 出版社/メーカー: Penguin
  • 発売日: 2019/09/05
  • メディア: ペーパーバック


共同通信社からアカデミアに越境した経歴を持つ三浦の翻訳、
本書を含む全4巻を「シリーズ 近現代ヨーロッパ200年史」として完結出版した
白水社の仕事に惜しみなく拍手を送る。
現在の日本読書界の水準を示す一巻である。


ヘーゲル全集〈第10〉改訳歴史哲学 (1954年)

ヘーゲル全集〈第10〉改訳歴史哲学 (1954年)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1954
  • メディア:
20世紀の歴史 上 (ちくま学芸文庫)

20世紀の歴史 上 (ちくま学芸文庫)

英語と太極拳

本日は自宅ノマド
本人的には大整理(?)したつもりの新生・勉強部屋
英語に取り組む。


僕が教材に選んだのが、
NHKラジオ英語講座「実践ビジネス英語」テキストブック巻末連載、
佐藤昭弘講師 "The Writers' Workshop"。
「日本語の文章を、自然な英語で表現するチカラを磨く」講座だ。


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1月号から応募開始。
それを終えたら、過去問に挑戦する計画。
暮れの小そうじ大会で、
2003年4月号開講以来全テキストブックを残しておいたのだ(ニンマリ)。


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(一番上が “Practical English Grammar” 第4巻)


並行して勉強しているのが斎藤秀三郎先生の "Practical English Grammar"。
全4巻のうち「IV. Uses of Prepositions」(前置詞の使い方)を
昨年から読み進めている。
1898-99年に書かれた伝説の名著。
神保町で掘り出し物を見つけたので購入した。


夜は今年初めての太極拳教室。
N先生、5人の仲間たちと90分ほど身体慣らししてきた。
先生の教え方は丁寧で、万年初心者の僕には最適の指導者だ。


実用英文典

実用英文典

  • 作者:齋藤 秀三郎
  • 出版社/メーカー: 開拓社
  • 発売日: 2015/06/08
  • メディア: 単行本
(中村捷完訳版を参考書として併用)


熟語本位 英和中辞典 新版 CD-ROM付

熟語本位 英和中辞典 新版 CD-ROM付

(岩波が八木克正と復刻した熟語本位英和中辞典)