グローバル

未来のことを知りたければ歴史を学ぶ(池上彰)

毎年、池上彰さんが世界の大問題を新書一冊で解説する 「知ら恥」シリーズを楽しみにしている。 最新作『知らないと恥をかく世界の大問題13ー現代史の大転換点』 (角川新書、2022)を読む。 知らないと恥をかく世界の大問題13 現代史の大転換点 (角川新書)…

池上彰『知らないと恥をかく大問題13ー現代史の大転換』(角川新書、2022)

年1回、世界の大問題をおさらいするにはとても便利な新書。 今年も出ましたね。 池上彰『知らないと恥をかく大問題13 現代史の大転換点』 (角川新書、2022)を読む。 知らないと恥をかく世界の大問題13 現代史の大転換点 (角川新書)作者:池上 彰KADOKAWAAma…

頭の中で起きたことを見せるような形になりました(ヨシタケシンスケ)

クリッピングから 朝日新聞2022年6月11日朝刊別刷be 「フロントランナー」ヨシタケシンスケさん (絵本作家・イラストレーター) ーー東京・世田谷文学館で 「ヨシタケシンスケ展かもしれない」が開かれています。 展覧会はやりたいと思っていたんですか。 …

ウクライナ 別の視点(山田孝男)

クリッピングから 毎日新聞2022年4月18日朝刊 「風知草」特別編集委員 山田孝男 ウクライナ 別の視点 中国研究の論客、遠藤誉の最新刊 「ウクライナ戦争における中国の対ロシア戦略」(PHP新書)の帯に こう書いてある。 「ウクライナは本来、中立を目指して…

池上彰『知らないと恥をかく世界の大問題』(角川新書、2021)

直近一年に起きた国際問題を整理し直すのに 毎年重宝している。 池上彰の「知ら恥」シリーズ 『知らないと恥をかく世界の大問題12ー世界のリーダー、決断の行方』 (角川新書)を読む。 知らないと恥をかく世界の大問題12 世界のリーダー、決断の行方 (角川…

でも、このタイムでは世界と戦えない(池江璃花子)

クリッピングから 讀賣新聞2021年4月5日朝刊 池江璃花子選手、日本選手権女子バタフライ100m優勝 東京オリンピックメドレー代表内定 東京五輪の代表選考会を兼ねる競泳の日本選手権は4日、 東京アクアティクスセンターで行われ、 白血病から復帰した池江璃…

どうしても希望の力が必要だ(池江璃花子)

クリッピングから 毎日新聞2020年7月24日朝刊 今日からの1年「プラス1」 僕たちは忙しい現代に生きている。 物事を他人に要約してもらって、結論を急いで得ることに慣れすぎている。 でも、ときには立ち止まって、相手の言葉全部に耳を傾けてみたい。 共感も…

杉田敏 x 池上彰「そうだったのか、グローバル人材 !!」(主催:名城大学)

「NHK実践ビジネス英語」杉田敏先生のブログを拝見していたら、 池上彰さんと対談した動画がYouTubeに上がっていることを知った。 池上さんが2016年から教授を務める名城大学が2019年11月1日主催。 同大学の国際化計画2026キックオフ&外国学部第1期生輩出記…

池上彰『知らないと恥をかく世界の大問題 11』(角川新書、2020)

一年にほぼ一冊のペースで、 池上さんが世界の大問題を地域別に再整理して解説してくれる。 池上彰『知らないと恥をかく世界の大問題 11 グローバリズムのその先』 (角川新書、2020)を読む。 知らないと恥をかく世界の大問題11 グローバリズムのその先 (…

池上彰『池上彰の世界の見方 イギリスとEU—揺れる連合王国』(小学館、2019)

都立富士高校のみなさんに行った講義をまとめた。 池上さんは名教師だなぁ、といつも感心する。 『池上彰の世界の見方 イギリスとEU—揺れる連合王国』 (小学館、2019)を読む。 池上彰の世界の見方 イギリスとEU: 揺れる連合王国作者:池上 彰出版社/メーカ…

池上彰・増田ユリヤ『現場レポート・世界のニュースを読む力』(プレジデント社、2019)

人と人の化学反応から創造性が生まれる。 その現場を目撃しつつ、その対話に自分自身も入っていくのが楽しい。 池上彰・増田ユリヤ『現場レポート・世界のニュースを読む力 —2020年激変する各国の情勢』(プレジデント社、2019)を読む。 現場レポート 世界…

各紙の奮戦、どれだけ伝わったのでしょうか(池上彰)

クリッピングから 朝日新聞2019年10月25日朝刊 池上彰の新聞ななめ読み(10月) ラグビー日本代表の敗退 躍進と壁 解説も奮闘 池上さんが自認するほどのラグビー好きとは知りませんでした。 10月はラグビー日本代表敗退を取り上げ、 各紙を「ななめ読み」し…

参加者同士が学び合う Peer Learning Session

若者たち向けワークショップ、 目玉のひとつが Peer Learning Session です。 世界各オフィスから選抜された24名。 既に注目される代表作があります。 (Love & Hateと呼ぶIce Breaking Sessionを最初にやります) 3週間前に4名にお願いして 30分のプレゼン…

池上彰「知ら恥」シリーズ(角川新書、2009-)

2009年から2019年まで年1冊、10年続いてきた 池上彰の「知ら恥」シリーズ(角川新書)。 全10巻を手元に揃えて随時参照できると ニュースの読み解きに助かるだろうなと思った。 (最新2巻以外は古書店で格安で購入できる) 池上彰『知らないと恥をかく世界の…

池上彰『知らないと恥をかく世界の大問題7』(角川新書、2016)

300頁足らずの手軽な新書ですが、 構成が工夫され、解説の密度が濃いのが魅力です。 知る人ぞ知る、池上彰さんの「知ら恥」シリーズ、 『知らないと恥をかく世界の大問題7—Gゼロ時代の新しい帝国主義』 (角川新書、2016)を読む。 知らないと恥をかく世界の…

池上彰『知らないと恥をかく世界の大問題10』(角川新書、2019)

「逃げ恥」は知っていたけれど、「知ら恥」は知らなかった。 本書は「知ら恥」シリーズと呼ばれているのだそうです。 池上彰『知らないと恥をかく世界の大問題10ー転機を迎える世界と日本』 (角川新書、2019)を読む。 知らないと恥をかく世界の大問題10 転…

銀河系の孤独な惑星をつなぐ仕事

僕がこのセッションを前任のKさんから引き継いで8年ちょっとになる。 初めの頃は、「グローバル」「クリエーティブ」「ネットワーク」と言っても どこから手を付けていいやら分からず、まったく手探りだった。 それでも高い目標を掲げて根気よく説明を続ける…

16都市の同僚が東京に集まってくる

クリエーティブ・アドバイザーとして 後方支援の仕事をしている。 年に2回担当するビッグ・イベント週が前日から始まっている。 海外、国内の若手からベテランまで同僚たちに集まってもらい、 ワークショップ、作品選考会を実施する。 半年前から相棒のプロ…

目玉セッション、ピアラーニング

達人たちの話を聴くだけでなく、 参加者のピアラーニングが目玉セッションのひとつ。 さすが最終20人に選ばれた連中だけあって プレゼンテーションのスタイルも中味も独特で面白い! こんなエージェンシーが世界のどこかにあったら楽しいだろうな、 と思わせ…

仕事としてやらせてもらえる幸福

シンガポール。上海。北京。オークランド。トロント。シドニー。 ムンバイ。香港。台北。サンパウロ。バンコク。マカティ。東京。大阪。 14都市から集まった同僚たちと今日、明日、 クリエティビティの基準と、めざす北極星について 作品ひとつひとつを見な…

世界のクリエーティブがやってきた!

本日から汐留のアドミュージアム東京では 世界を代表する広告賞作品展3本が次々公開されます。 10/20〜12/1 D&AD 12/7〜1/26 Cannes Lions 2/1〜3/16 The One Show 僕も情報収集に期間中、何度か覗くことになりそうです(楽しみ!)。 吹き抜けスペースもあ…

池上彰・佐藤優『知らなきゃよかった』(文春新書、2018)

佐藤さんが突っ込むと、池上さんが受ける。 抽象論でなく、事実でやりとりするから話の信頼性が増す。 この二人の頭脳にはどれほどの情報が入っていて、 どれほどの速度で日々更新されているのかしらね。 池上彰・佐藤優『知らなきゃよかった—予測不能時代の…

楽になりたいような、寂しくなるような

早く終わって楽になりたいような、 終わってしまったらきっと寂しくなるような、 そんな感覚に囚われる最終日。 20代30代を中心とする24人の若者たちは エネルギーに満ちあふれています。 シンガポール。上海。シドニー。オークランド。サンパウロ。ジャカル…

目に見えない力が後押ししている感覚

世界と通じ合うクリエーティブスクールを 作ってみたいと思っていました。 勤務先の理解と支援、 世界各都市の同僚、社外の仲間たちとの共同作業で、 その何割かが実現してきました。 ブリーフに基づく4週間の準備。 集大成となる二日間の東京でのワークショ…

10ヶ国4千人態勢での潜水艦捜索はなぜか

スクラップブックから。 朝日新聞2017年11月27日朝刊 アルゼンチン軍潜水艦どこに 乗員44人を乗せて消息を絶った アルゼンチン軍の潜水艦の行方が世界の注目を集めている。 10ヶ国以上が協力し、4千人態勢で捜索を続けているが、 消息を絶った海域では爆発音…

1面と6面、パラダイス白書を両紙はどう扱ったか

スクラップブックから。 朝日新聞2017年11月6日朝刊 ICIJ(国際調査報道ジャーナリスト連合)/ 南ドイツ新聞スクープ「パラダイス文書」 タックスヘイブン(租税回避地)を覆うベールがまた一枚、 取り払われようとしている。 南ドイツ新聞と国際調査報道ジ…

失点があっても、しゃあないね

若いエネルギーというのは 自分は失った素晴らしいものだと思うと同時に 適切な制御がなければ方向を見失いがちになるものだとも思う。 20代を中心とした22人の多国籍の若者たちとの 三日間のワークショップを終えた感想だ。 予期していなかったトラブルがい…

Enjoy the Pressure(プレッシャーを楽しんでください)

二日間のネットワーク作品選考会の後、 若者たちのためのワークショップを開いている。 3年目6回目。 今回を含めてこれまで114名が参加している。 参加者の国・地域は東京、大阪、香港、台北、デリー、ムンバイ、 グルガオン、メルボルン、オークランド、ト…

責任が自分を遠くに連れて行く(場合もある)

昨日から社の海外ネットワークで働く同僚8名、 香港の社外パートナー1名を東京に招いて実施する クリエーティブ作品選考会がスタートした。 年二回実施していて、今回も5ヶ月前から準備を重ね、 幾多の条件変更の困難にもチームで柔軟に対応して実現の運びと…

36階M会議室が世界につながっている

「いつもの会社の会議室には思えませんでした」 ワークショップに参加したひとりが懇親会で僕に語った。 そうなんだよ、この36階M会議室が、 どらえもんの「どこでもドア」のように世界につながっているんだ。 どうだい、面白いだろう、ワクワクするだろう。…