メディア

一色正春『何かのために sengoku38の告白』(2011)

真実というものは事実に複数の角度からアプローチしないと なかなか見えてはこないものである。 世に情報はあふれているが、選り分けてみると一次情報は案外少ない。 憶測、カット&ペースト、はたまた限りなく「ねつ造」に近い情報。 自分の頭で考え、判断…

都市農家とソーシャルメディア

新宿から17kmの場所にある都市農家が 農業で自立できるかどうかを実験しているとおっしゃる。 朝の勉強会に尾崎ファーム代表・尾崎秀寿さんをお招きし話を聴く。 尾崎さんがブログ、Twitter、Facebookなどのソーシャルメディアを 農業の発展のために使ってい…

進化の光と停滞の闇

毎年とても楽しみにしている文化庁メディア芸術祭入賞作品展が 2日から六本木・新国立美術館で始まった。 今年で第14回。 いっぺんではとても見切れないので、 きょうはおおざっぱに俯瞰して眺め、 いくつかのカテゴリーについては一点ずつ見たり体験したり…

Tokyo Copywriters' Street 新装オープン

Tokyo Copywriters' Streetのサイトが新装オープンした。 コピーライターたちの新作を役者たちが朗読。 ラジオ番組から始まり、4回のライブに発展し、 いまでは「0 yen project」として 全員のボランティアによって運営されている奇跡的なサイトである。 金…

内田樹『街場のメディア論』(2010)

どうも以前「文藝春秋」で、 村上春樹に関する原稿だったかを読んだときの印象が よほどよくなかったのか、 存在は知っていたが、読まず嫌いだった。 周囲の評判が上がれば上がるほど、 僕にはへそ曲がりの性分があるので、 いっそう無視することに決めてい…

それでも、牛と生きていく

口蹄疫と闘う宮崎の、全国の、 畜産に関わるみなさんたちのために 僕たちができることはないか。 そんな思いから始まり、クライアントに企画を提案し、 ひとつの新聞広告ができあがりました。 7月28日、29日の読売新聞に掲載しました。 僕の同僚たちがやった…

『グーグル秘録 完全なる破壊』(2010)

ケン・オーレッタ『グーグル秘録 完全なる破壊』 (土方奈美訳/文藝春秋; 2010)を読む。 ラリー・ペイジ、サーゲイ・ブリン、エリック・シュミットの 3トップをはじめとするグーグラー(グーグル社員の愛称)に 150回のインタビューを重ね、4年かけて本書…

ツイッターで1,000人フォローする

さとなおさんのブログ「さなメモ」 2010年4月27日に以下の記述があった。引用する。 そしてツイッターは基本的にフローに徹した。 (中略) 1000人を越えた時点から別次元の楽しさになった。 情報がフラットになり、 アトランダムに思いも寄らぬ情報と出会え…

メディア変革期にどう生きるか

こういうタイトルを付けた雑誌を買うのは 我ながら少々自虐的かなとも思う。 タイトルにうっかりのせられて また編集部を喜ばせてしまうだけかなとも考える。 「週刊東洋経済」最新号の特集は、 「再生か破滅か 新聞・テレビ断末魔」である。 一年前の同誌の…