呪術/魔法

魔法がつなぐ縁だったのだろうか(さくまゆみこ)

クリッピングから 毎日新聞2021年8月7日朝刊 「なつかしい一冊」 さくまゆみこ(翻訳家)選 『影との戦い ゲド戦記1』(アーシュラ・K. ル=グウィン作/清水真砂子訳) 岩波少年文庫 792円 さくまさんの思い出そのものが まるで短編小説のような味わいだっ…

高樹のぶ子『少女霊異記』(文藝春秋、2014)

Eテレ「100分de名著」11月の講師、作家・高樹のぶ子が 番組テキスト「はじめに」で紹介していた。 「現代の文学ではなく古典と思いきり格闘したい」と2014年に発表した作品。 『少女霊異記(りょういき)』(文藝春秋、2014)を読む。 少女霊異記作者:高樹 …

韓国柿の朱色

いただいた韓国柿がいい感じで熟してきました。 時間の魔法で渋柿が甘く変身します。 鮮やかな朱色は韓国柿ならではで、 日本の柿の色とはまったく違います。 今年の秋はあちこちから柿をいただいて、 我が家はすっかり「柿大臣」でした。

朱野帰子『マタタビ潔子の猫魂』(メディアファクトリー、2010)

「わたし、定時で帰ります—ハイパー」が期待以上に面白かった。 朱野帰子のデビュー作『マタタビ潔子(きよこ)の猫魂(ねこだま)』 (メディアファクトリー、2010)を読む。 マタタビ潔子の猫魂(ねこだま) (ダ・ヴィンチブックス)作者: 朱野帰子出版社/メ…

井筒俊彦『言語と呪術』(慶應義塾大学出版会、1956英文/2018全訳)

いやぁ、シビれました。 暮れの吉例神保町ツアーで、 平積みの棚から僕を呼んでやまなかった一冊です。 井筒俊彦『言語と呪術』(安藤礼二監訳/小野純一訳) (慶應義塾大学出版会、2018)。 言語と呪術 (井筒俊彦英文著作翻訳コレクション)作者: 井筒俊彦,…

井筒俊彦『言語と呪術』(慶應義塾大学出版会、2018)

年末、吉例神保町ツアーに出掛けたとき、 三省堂書店でふと目に留まった本。 何度通り過ぎても、パラパラ頁を繰っても、 「読め」と僕を誘います。 新刊学術書にしては買いやすい価格は 慶應大学が出版しているからでしょうか。 言語と呪術 (井筒俊彦英文著…

川上弘美『此処彼処』(2005/2009文庫版)

川上弘美のエッセイ集『此処彼処(ここかしこ)』を読む。 タイトルを見るだけでしびれてしまうほど、 今年、僕は川上弘美の文章のファンになった。 此処彼処 (新潮文庫)作者: 川上弘美出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/08/28メディア: 文庫購入: 3人 ク…