政治/経済

政治資金収支報告書を調べ直し、東京地検に刑事告発した人

クリッピングから 朝日新聞2024年2月24日朝刊別刷be 「フロントランナー」公権力の暴走を止める 上脇博之(かみわき ひろし)さん(65歳)神戸学院大学教授 トレードマークのバンダナは大学浪人の頃から。法廷でも外さなかった。 「職員は注意したけど、裁判…

一度、鈴木氏の話も聞いてみたら(伊藤智永)

クリッピングから 毎日新聞2023年10月7日朝刊 「土記」伊藤智永 だからロシアと外交を まだ首相官邸が戦前からの古い建物 (改装して現在は首相公邸)だった頃、 首相や官房長官が在室中、 番記者はドアの前の廊下で来客の出入りを見張っていた。 ある日、野…

『安倍晋三 回顧録』(監修:北村滋、聞き手:橋本五郎・尾山宏)(中央公論新社、2023)

僕が回った書店はすべて品切れ、増刷待ち。 早く読みたかったので電子書籍で購入。 『安倍晋三 回顧録』(監修:北村滋)(中央公論新社、2023)を読む。 安倍晋三 回顧録作者:安倍晋三,橋本五郎,尾山宏中央公論新社Amazon 聞き手・橋本五郎、尾山宏の 「な…

舛添要一選:シュテファン・ツヴァイク/山下肇訳『ジョゼフ・フーシェ ある政治的人間に肖像』(潮文庫、1971)

クリッピングから 毎日新聞2023年2月4日朝刊 「今週の本棚/なつかしい一冊」舛添要一(国際政治学者)・選 『ジョゼフ・フーシェ ある政治的人間の肖像』 シュテファン・ツワイク著 高橋禎二・秋山英夫訳(岩波文庫 1122円) ジョゼフ・フーシェ―ある政治的…

藻谷浩介評:鮫島浩『朝日新聞政治部』(講談社、2022)

クリッピングから 毎日新聞2022年7月9日朝刊 「今週の本棚」藻谷浩介評(日本総合研究所主席研究員) 『朝日新聞政治部』鮫島浩(講談社・1980円) 朝日新聞政治部作者:鮫島浩講談社Amazon 当欄紹介の本は、各書評委員が他人に相談なく選ぶ。 …と冒頭から、…

澤田大樹『ラジオ報道の現場から声を上げる、声を届ける』(亜紀書房、2021)

コロナ時代の楽しみのひとつは、 自分のアンテナに引っかかるオンラインイベントを見つけ、参加することだ。 「TBSラジオ アシタノカレッジpresents 澤田記者著書刊行記念 大アフタートーク祭 プレミアムウエンズディ」 という長い長いタイトルのトークイベ…

池井戸潤『民王(たみおう)』(ポプラ社、2010)

夜のくつろぎのひとときには肩の凝らない読み物が欲しくなる。 久しぶりにこの人の作品に帰ってきた。 池井戸潤『民王(たみおう)』(ポプラ社、2010)を読む。 民王作者:池井戸 潤ポプラ社Amazon 腰巻の文句が笑えた。 国会騒然…… !! 日本の政治はいったい…

小川さやか『チョンキンマンションのボスは知っている』(春秋社、2019)

行動力があって、生命力があって、文章力がある。 こんな文化人類学者が京都・立命館大学をベースに 活躍していることを知ってうれしくなった。 小川さやか『チョンキンマンションのボスは知っている ーアングラ経済の人類学』(春秋社、2019)を読む。 チョ…

池上彰『これが「日本の民主主義」!』(集英社文庫、2021)

書名を最初見たとき、「なんだか平凡だな」と思った。 日本の民主主義にカッコが付いているのが大事だった! 池上彰『これが「日本の民主主義」!』(集英社文庫、2021)を読む。 これが「日本の民主主義」! (集英社文庫)作者:池上 彰発売日: 2021/02/19メデ…

池上彰評:バラク・オバマ『約束の地 大統領回顧録 I』(上・下)(集英社、2021)

クリッピングから 集英社PR誌『青春と読書』2021年3月号 インタビュー/池上彰 混乱した世界を修復するための教科書 バラク・オバマ『約束の地 大統領回顧録 I』(上・下) (3月号から購読。年間12冊910円(税・送料込)) オバマ元大統領は、2016年5月27日…

佐藤優評:島田雅彦『虚人の星』(講談社、2015)

「100分de名著」での谷崎潤一郎スペシャル講義、 読売文学賞受賞の小説『君が異端だった頃』が面白かった。 すっかりファンになってしまった。 島田雅彦『虚人の星』(講談社、2015)を連読。 虚人の星 (講談社文庫)作者:島田 雅彦発売日: 2017/12/15メディ…

火・金は定例閣議と「たちのみ大王」

2021年も火・金は「たちのみ大王」開店しています。 台所に店を開くので、同居人の定食・夜食弁当を作ったり、 自分のおつまみを作ります。 町内の魚屋、肉屋、八百屋で それぞれ自家製の惣菜を仕入れたり、 二軒ある惣菜専門店で買ってきたりもします。 火…

政治が科学に原理的対決を迫る(加藤陽子)

クリッピングから 毎日新聞2020年12月19日朝刊 加藤陽子の近代史の扉 危うし「ボトムアップ型」科学 [学術会議「再定義」のもくろみ] 菅首相に学術会議会員任命を拒否された6人の一人である 加藤先生は学術的方法を活用し、意見を述べている。 引用する。 (…

佐藤優・山口二郎『長期政権のあと』(祥伝社新書、2020)

「面白い組み合わせだな」と思い、書店で手に取った。 佐藤優・山口二郎『長期政権のあと』(祥伝社新書、2020)を読む。 長期政権のあと (祥伝社新書)作者:佐藤 優,山口 二郎発売日: 2020/08/01メディア: 新書 山口「おわりに—われわれが選択を迫られた二つ…

構想か、抗争か、検事総長人事

クリッピングから 朝日新聞2020年2月28日朝刊 「池上彰の新聞ななめ読み」 検事長の定年延長 その答弁、怒るべきです そうか、そこが問題だったのか。 池上さんの解説で今月も問題の核心に入っていくことができました。 (略) 私が気になっているのは東京高…

アウシュビッツは空から降ってくる

クリッピングから 朝日新聞2020年1月29日朝刊 政府の行動に無関心になったら アウシュビッツは空から降ってくる ポーランド南部オシフィエンチムで27日、 ナチス・ドイツが第2次大戦中につくった アウシュビッツ強制収容所が解放されて75年の式典が開かれた…

下関で安倍派に逆らうと生きていけない(自民党中間派関係者)

クリッピングから 朝日新聞2020年1月31日朝刊 池上彰の新聞ななめ読み 「桜を見る会」の深部へ 足で稼ぐ これぞ記者だ 安倍晋三首相主催の「桜を見る会」。 池上さんが取り上げるからには表層では留まらず 「深部」へと向かいます。 毎日のスクープを取り上…

東京大地塾に行く(2回目)

永田町の参議院会館に出掛ける。 月一回東京大地塾が開催されている。 僕が参加するのは二度目だ。 講師は鈴木宗男さん、佐藤優さん。 党員、後援会員でなくても誰でも参加できる無料の勉強会だ。 宗男さんから国会報告が10分、 続いて佐藤さんの世界情勢分…

愛情が感じられない大臣、感性の鈍い記者たち(池上彰)

クリッピングから 朝日新聞2019年12月27日朝刊 池上彰の新聞ななめ読み 萩生田文科相巡る報道 「端境期」発言 反応せよ 池上さんが怒っています。 記事を読んでみましょう。 大学入試に民間の英語試験を利用する案は、 萩生田光一文科相の「身の丈発言」で潰…

鈴木宗男参院議員、10年ぶりの国会質問

クリッピングから 讀賣新聞2019年11月8日朝刊 鈴木宗男氏が10年ぶり質問 健在アピール 先の参院選で国政に復帰した 日本維新の会の鈴木宗男参院議員が7日、 10年ぶりに国会で質問に立った。 長年取り組んでいる北方領土問題を取り上げ、 健在ぶりをアピール…

何でもできると思わせちゃいかんのだ(後藤田正晴)

クリッピングから 朝日新聞2019年10月23日夕刊 時代の栞(TOKI NO SHIORI) 「情と理」 1998年刊 後藤田正晴 ◀◀政と官のあり方は 官邸主導が完成 官の意欲そぐ (略) 「政治が国の方向性を決めるが、全能ではなく、 ゆがみが出たら行政が防ぐ」。 2005年に9…

日本再建に情熱を傾けたい気持ちは今の方が強い(中村喜四郎)

クリッピングから 朝日新聞2019年10月4日朝刊 インタビュー 保守政治家が選んだ道 自民は権威主義化 自浄能力は絶望的 強い野党育てねば 元建設相・衆院議員 中村喜四郎さん 僕が動向を注目している政治家のひとり、 中村喜四郎さんが珍しく朝日のインタビュ…

新レジ導入に300万円かかる

クリッピングから 朝日新聞2019年9月30日夕刊 消費税10%増税関連記事 家族経営の店 レジ費用重い 東京都目黒区で約100年続く酒屋「ますかわ本店」も 30日に閉店する。 店主の土橋彰さん(66)は4代目。 16年前にフランチャイズ傘下に入りながらも、 地元の…

交流・交易の日本海を抗争の海にしてはならない(小笠原直樹)

クリッピングから 朝日新聞2019年9月20日夕刊 現場へ! 「地上イージス」の波紋(第4回) 地元紙1面 異例の社長論文 新型兵器イージス・アショアの配備計画に揺れる秋田県を歩き、 地元紙・秋田魁(さきがけ)新報に勢いを感じた。 防衛省のずさんな調査のス…

副島隆彦『トランプ大統領とアメリカの真実』(日本文芸社、2016)

副島先生の本は読み慣れてくると面白くなる。 ちょっといかがわしそうで最初は警戒するのだが、 他の人が書かないことを書いている。 その予言が当たっているから傾聴に値するのだ。 副島隆彦『トランプ大統領とアメリカの真実』(日本文芸社、2016)を読む…

グリーンランドを買収できないか(トランプ米大統領)

毎月最終金曜日は朝日朝刊が見逃せません。 月イチ連載「池上彰の新聞ななめ読み」が掲載される日です。 池上さんが一ヶ月間の新聞記事からどのニュースを取り上げるか、 朝日におもねることなく、主要全紙を比較して読者にどう提示するか。 記事を書いた記…

副島隆彦『国家分裂するアメリカ政治 七転八倒』(秀和システム、2019)

橋爪大三郎が副島隆彦との対談の最後にこう語っている。 (『小室直樹の世界—社会科学の復興をめざして』 (ミネルヴァ書房、2013)所載) それにしても、小室先生のちょっと危ない部分を、 副島さんはよく引き継いでいるのですね。 もともとの素質が共鳴し…

何の民意が得られたのか、さっぱりわからない(公明党・山口代表)

クリッピングから 讀賣新聞2019年8月7日朝刊 首相「改憲論議 民意得た」▶ 山口氏「何の民意かさっぱり」 公明党の山口代表=似顔左=は6日、 広島市で記者会見し、参院選で憲法改正論議をすすめるべきだとの 「民意」を得たとする安倍首相=同右=の見方につ…

ボリス・エリツィン『ボリス・エリツィン 最後の証言』(NSコミュニケーションズ、2004)

エリツィン三冊目の著書。 原題英訳は、"Midnight Diaries" (真夜中の日記)だ。 ボリス・エリツィン『ボリス・エリツィン 最後の証言』 (NSコミュニケーションズ、2004/網屋慎哉・桃井健司訳)を読む。 ボリス・エリツィン最後の証言作者: ボリス・ニコ…

池上彰『政界版 悪魔の辞典』(角川新書、2019)

テレビ東京選挙特番で話題になった企画。 その後、文春オンラインで池上彰「WEB 悪魔の辞典」として現在も連載中。 池上彰『政界版 悪魔の辞典』(角川新書、2019)を読む。 政界版 悪魔の辞典 (角川新書)作者: 池上彰出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2019…