新聞/雑誌

池上彰『新聞は考える武器になるーー池上流新聞の読み方』(祥伝社黄金文庫、2023)

コンビニで新聞を買うとき、必ず2紙購入するようになったのは 池上彰さんの助言を取り入れたからだ。 池上彰『新聞は考える武器になるーー池上流新聞の読み方』 (祥伝社黄金文庫、2023)を読む。 新聞は考える武器になる 池上流新聞の読み方(祥伝社黄金文庫…

ラジオ英語のレジェンドが語る「日本人と英語」(杉田敏/大杉正明/遠山顕)

クリッピングから 「koboba」2022年秋号(No.49)特集「やがて愉しき外国語」 杉田 敏/大杉正明/遠山 顕 ラジオ英語のレジェンドが語る「日本人と英語」 kotoba 2022年秋号 [雑誌]集英社Amazon 杉田 私は大杉さんの現在の活動について、 以前お話をお聞き…

横尾忠則評:矢崎泰久・和田誠『夢の砦 二人でつくった雑誌「話の特集」』(ハモニカブックス、2022)

クリッピングから 朝日新聞2022年12月10日朝刊 読書面『夢の砦 二人でつくった雑誌「話の特集」』 矢崎泰久、和田誠<著> ハモニカブックス 2310円 評・横尾忠則(美術家) 夢の砦 ___ 二人でつくった雑誌「話の特集」作者:矢崎泰久,和田誠ハモニカブックス…

新保祐司評:山口昌子『パリ日記』(全5巻)(藤原書店、2021-)

クリッピングから 藤原書店PR誌「月刊 機」2022年8月号(No.365) 書評「パリで書かれた、平成の『断腸亭日常』ー 『パリ日記』を読んで」 文芸批評家 新保祐司(しんぽ・ゆうじ) 私が、この四冊の日記にライトモティーフとして聴いたのは、 筆者の上司の住…

本城雅人『崩壊の森』(文春文庫、2022)

『傍流の記者』『ノーバディノウズ』に続いて読む。 本城雅人『崩壊の森』(文春文庫、2022/単行本:文藝春秋、2019)。 崩壊の森 (文春文庫 ほ 18-5)作者:本城 雅人文藝春秋Amazon 佐藤優・解説から引用する。 『崩壊の森』は小説の言葉で チェシュコ氏(…

ひたすら作品に仕えることを目指し、自己実現なんて知るか!(柴田元幸)

クリッピングから 柴田元幸責任編集「MONKEY」vol.26 「特集 翻訳教室」 2022年2月15日発行 MONKEY vol.26 特集 翻訳教室(表紙絵:三好愛)作者:柴田 元幸,伊藤 比呂美,小島 敬太,ブレイディ みかこ,阿部 大樹,西川 美和,川上 弘美,古川 日出男,岸本 佐知子,ポ…

4ドルの攻防を楽しむ

一年に一回、定例行事がある。 The New York Timesカスタマーケアセンターに電話することだ。 現在、デジタル版のNew York Timesは4週間で15ドルだ。 僕は何年も4ドルで読んでいる。 それには英語での交渉が必要になる 4週間で4ドルになるのは新規購読者に対…

青空書斎Rで朝刊を読もう

昨日は暑くもなく、寒くもなく、 「ああ、秋だなぁ」と久々に思える一日。 外に出ないともったいないと、 リュックをしょって、青空書斎Rこと都立R公園に向かいます。 徒歩十数分の場所にあります。 同じように感じた人が多かったのか、 子ども連れ、若者グ…

NYTカスタマーサービススタッフの矜持

スクラップブックから 朝日新聞2019年2月8日朝刊 NYT広告収入 紙より電子版 10〜12月期 初逆転 NYT(ニューヨーク・タイムズ)が この日(6日)発表した18年10〜12月期決算では、 広告収入で電子版が初めて紙媒体を抜いた。 電子版だけの購読者数は18年末で2…

読者の気持ちになって書いてほしい(池上彰)

スクラップブックから 朝日新聞2018年12月21日朝刊 池上彰の新聞ななめ読み 「あおり運転」裁判の判決 専門用語かみ砕く努力を 毎月1回、池上さんがどの記事を取り上げて 朝日他各紙をななめ読みするのか、いつも興味津々です。 12月は、昨年6月東名高速道路…

自治体への警告も新聞の役割(池上彰)

スクラップブックから 朝日新聞2018年1月26日 池上彰の新聞ななめ読み 草津白根山の噴火 自治体の備え 検証が大切 毎月最終金曜朝刊連載。 池上彰の新聞の読み方、活用術を学べるコラム。 各紙を比較検討してどう読むか、 毎回たいへん勉強になる。 緊急事態…

小和田次郎『原寿雄自撰・デスク日記1963-68』(弓立社、2013)

訃報記事を読んだのがきっかけで 小和田(こわだ)次郎『デスク日記—マスコミと歴史』を読む。 復刻版『原寿雄自撰・デスク日記1963-68』(弓立社、2013)と オリジナル全5巻(みすず書房、1965-69)を図書館で借りてきた。 社会の中でのマスコミの役割、限…

プチ鹿島『芸人式新聞の読み方』(幻冬舎、2017)

年の瀬に、思いがけずいい本に出会った。 新聞をどう活用するか、著者の「下世話な」視点が有益だ。 プチ鹿島『芸人式新聞の読み方』(幻冬舎、2017)を読む。 芸人式新聞の読み方作者: プチ鹿島出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2017/03/09メディア: 単行本…

今夜はカナギ(イカナゴ)の刺し身にしましょう

きょうのスクラップブックから。 朝日新聞2017年10月19日朝刊 塾経営・板坂敏子さん(熊本県 84)の投稿 (前略) 夫も「新聞大好き」人間で、 わが家は全国紙、地元紙、経済紙の3紙を購読しています。 私どものような老人2人の生活にはこたえる金額です。 …

情報の海の孤島にいる感覚

きょうのスクラップブックから。 朝日新聞2017年8月3日朝刊。 読者投稿欄、会社員・園山昌子さん(福岡県 48) (前略) どんなに仕事や家事育児に疲れていても、 夜寝る前に1時間以上かけて新聞を読むのが私の日課です。 しかし先日、英語の試験の勉強のた…

「人間が考えない場所」を提示する

スクラップブックから。 讀賣新聞2017年4月7日朝刊。 読売ICTフォーラム2017基調講演。 将棋棋士・羽生善治の言葉。 人間は連続性や規則性によって記憶し、理解する。 AIにそういう面は基本的になく、 1手進んだら、それまでの過去はなかったかのように判断…

村上春樹自筆『騎士団長殺し』

新潮社「波」3月号表紙は 村上春樹『騎士団長殺し』。 味のある字ですね。 単行本(文庫本でも?)では買えないので、 ブロガー仲間TOSHIの鏡さん同様、 一年後に読ませていただくことにしましょう。 過去の作品ならどれもすぐ借りられますからね! (文中敬…

井山六冠<朴九段<アルファ碁・マスター

讀賣、朝日の二紙を毎日60〜90分ほど読むことで インターネットの記事や電子版新聞では 決して気付かなかったことに気付くようになりました。 きょうのスクラップブックから。 囲碁の話題です。 2017年3月2日讀賣夕刊。 日中韓3ヶ国の各5人による団体勝ち抜…

死ぬまでに、私を使い切りたい

きょうのスクラップブックから。 朝日新聞2017年2月28日朝刊。 2月6日付東京本社版「ひととき」に掲載された 山田くみ子さん(77)の投書が話題になっている。 投書の要旨は以下の通り。 夫が要介護5と認定され、 介護付きのホームに入った。 年金を使っても…

ベニヤ板でこしらえた社会

きょうのスクラップブックから。 朝日新聞2017年2月21日朝刊。 「オピニオン&フォーラム」の読書投稿。 埼玉県34歳主婦・村田優さん。 保育園に落ちた。 もうすぐ2歳になる娘を抱えて就活し、 やっとの思いで内定をもらい、 4月から働く予定だった。 辞退す…

コミュニティーがクリーンに戻った幻想

きょうのスクラップブックから。 朝日新聞2017年2月16日朝刊。 相模原市の障害者施設で入所者19人が殺害された事件を受け、 15日の参院国民生活・経済調査会で共生社会のあり方を議論。 参考人として出席した熊谷晋一郎准教授 (自身も脳性まひのため車いす…

ほかの魚屋を集めてお祝いをしますか?

池上、佐藤両氏の共著を参考に 勤め先で「讀賣」「朝日」2紙を 仕事に取り掛かる前、隙間時間を活用して 毎日60〜90分ほどかけて読むことを習慣にし始めた。 僕らが毎日やっている最強の読み方;新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の…

ポットに珈琲を詰めて新聞を読みに行く

自分の担当と同居人の分を少し余分に掃除する。 同居人は週末もあれこれ仕事、雑用を抱えているので、 ま、ちょっとくらい余分に引き受けるのはやぶさかではない。 17時前に終えて、近所のK図書館に足を運ぶ。 毎日日曜版掲載「今週の本棚」を読むためだ。 …

New York Timesが再度ディスカウントしてくれた話

「猫の目家計簿」をフル活用して倹約するところは倹約して 新聞は "Wall Street Journal (WSJ)日本語版" (英語版も読める)、 "New York Times" 2紙を電子版で有料購読している。 2紙ともアメリカ視点に偏っているが、 勤め先で読み始めた「讀賣」「朝日…

トランプ大統領メッセージ解読競争

トランプ米国大統領の意向を解読する競争で メディアの実力が推し量れる。 もっとも大統領選予測では ロサンゼルス・タイムスなど一二の例外を除けば ほぼ全世界のメディアが外したことを忘れてはならない。 朝日新聞朝刊連載「池上彰の新聞ななめ読み」。 ト…

なるほど、讀賣の国際欄が面白い

会社で取っている讀賣、朝日を読み比べている。 池上彰さん、佐藤優さんが近著で勧めている新聞の読み方だ。 なるほど讀賣は二人が指摘している通り 国際欄に読みでのある記事を載せている。 この日の朝刊は映画監督オリバー・ストーンのインタビューが面白…

毎日新聞「今週の本棚」20年名作選1992-2011(2012)

本の本に耽溺するようになると 本好きも一人前と認めてもらえるらしい。 『愉快な本と立派な本』『怖い本と楽しい本』『分厚い本と熱い本』、 三冊借りてきて、拾い読みしている。 1992年から2011年まで毎日新聞に掲載された 「今週の本棚」20年名作選だ。 …