書く

bis! で腰巻を作り、面陳する本を決める

本が少し動いたので新刊を仕入れ プチメンテに行ってきました。 神保町すずらん通りの貸棚共同書店 PASSAGE(バサージュ)です。 <大王グループ>名義で1号店に二棚借りています。 同じビルの3Fにある2号店&カフェ bis! で腰巻の文言を書き、 新入荷の本に…

私は、この原稿を書きたかった。紙の上に書きたかった。孤独な言葉を書きたかった(最果タヒ)

クリッピングから 筑摩書房PR誌「ちくま」2024年3月号(No.636) 最果タヒ「最果からお届けします」95 真夏の夜以外も常にある夢 (表紙絵 市川春子/表紙・本文デザイン 名久井直子) 夢と言っても、演じるとか嘘をつくのではなくて、 人は長くても100年し…

「たから」と「希望の朝」

クリッピングから 讀賣新聞2024年1月8日朝刊 読売書き初めコンクール入賞作決定 ゆ浅りえさん(小二)の「たから」と 内藤綸香さん(小五)の「希望の朝」。 伸び伸びとした墨の字を見ていると なんだか心安まる。 応募総数1876点から選ばれた特選4点のうち、…

「注文が来」なくなったとき、わたしは書かなくなるだろうか(上野千鶴子)

クリッピングから NHK出版 note<本がひらく> 連載「マイナーノートで」#31(上野千鶴子) なぜ書くか? (タイトルビジュアル撮影・筆者) このエッセイの担当編集者は、 かつて、それまでわたしが触れてこなかったことを書いてほしい、 と無理難題をふっ…

佐藤昭弘先生に英文を添削していただいた

佐藤昭弘先生の講座 "The Writers' Workshop" に 毎月参加しています(NHKテキスト「ラジオビジネス英語」連載)。 答案を送ることと同じくらい重要視しているのが 先生の解説を精読しながら行う復習です。 NHKラジオ ラジオビジネス英語 2023年 11月号 …

Eテレ「ネコメンタリー 猫も、杓子(しゃくし)も」<長岡弘樹とふくとまり>の巻

不定期放送らしいので告知を見かけると、 録画予約したりNHKプラスで見逃し配信を見ている。 Eテレ「ネコメンタリー 猫も、杓子(しゃくし)も。 ーーもの書く人のかたわらにはいつも猫がいた。」 最新回でまだアーカイブで見られる(2023年10月20日現在)のが…

私のこころは鮮やかに学ぶことを欲しながら生きる

クリッピングから 朝日新聞2023年6月10日朝刊別刷be 「認知症と生きるには」 学びを生涯欲し続けた 「先生、私はこのごろ自分が言いたいと思うことが、 言えなくなりました」。 開口一番、田中京子さん(仮名、初診時72歳)は訴えました。 物忘れより心配な…

必要なのは才能より忍耐力だよ(橋本忍)

クリッピングから 朝日新聞2023年6月10日朝刊別刷be 山田洋次「夢をつくる」18 脚本の師・橋本忍さんとの日々 (左から野村芳太郎監督、脚本の橋本忍、山田洋次さん=シネマ旬報社提供) 監督になるにはシナリオが書けないとダメだ、 シナリオが書けない監督…

最初で最後の登場です(磯貝誠)

クリッピングから 朝日新聞2023年5月6日朝刊別刷be 「編集部から」 週末be紙面では最初で最後の登場です。 黒衣の校閲担当記者として、 編集部が手がける全ての原稿を点検してきました。 作業の痕跡は誤りを見逃した時の訂正だけという因果な仕事ですが、 読…

Eテレ「ネコメンタリー 猫も杓子(しゃくし)も。」

定期的に見ている番組の前後で たまたま見たことがきっかけで好きになった番組。 Eテレ「ネコメンタリー 猫も、杓子(しゃくし)も。」 もの書く人のかたわらにはいつも猫がいた。 (NHK番組ホームページより引用) 僕が見たのは以下2本。 「尾崎将也とグー…

ニョコ、ハチピ、ピピッチの図書カードが届いた

届きました、届きました。 NHKテキストの三大スター、 ニョコ、ハチピ、ピピッチ勢揃いの図書カードです。 ただの図書カードではありません。 佐藤昭弘先生の英文ライティング講座 "The Writers' Workshop" (「ラジオビジネス英語」テキスト連載)に挑戦す…

32回目の挑戦で優秀賞をいただきました

32回目の挑戦で初めて優秀賞をいただきました。 佐藤昭弘先生の英文ライティング講座 "The Writers' Workshop" (NHKテキスト「ラジオビジネス英語」連載)です。 NHKラジオ ラジオビジネス英語 2022年 11月号 [雑誌] (NHKテキスト)NHK出版Amazon 毎…

生きてるか死んでいるか、それだけ簡単にお知らせください

毎月、佐藤昭弘先生出題・解説の "The Writers' Workshop" (NHKテキスト「ラジオビジネス英語」所載)に挑戦している。 日本語で書かれたさまざまなジャンルの文章を 英語で表現するワークショップだ。 8月・9月の共通テーマは「脚本家」。 9月号は「美術手…

25回目の挑戦で佳作をいただきました!

25回目の挑戦でした。 佐藤昭弘先生の「The Writers' Workshop」 (「NHKラジオビジネス英語」テキスト連載)で 18人の佳作の一人に選ばれました。 NHKラジオ ラジオビジネス英語 2022年 4月号 [雑誌] (NHKテキスト)NHK出版Amazon 課題は「恐竜」で…

助けあい、黄河文明、大樹の鼓動、王鐸

クリッピングから 讀賣新聞2022年1月10日朝刊 「読売書き初めコンクール」入賞作品決定 「助けあい」「黄河文明」「大樹の鼓動」。 頭では知っていた言葉が 墨文字で書かれると、存在感が違います。 こちら側に迫ってきます。 「助けあい」は、 「助」の「力…

4㌢ x 8㌢の勉強法(梶村貞美)

クリッピングから 毎日新聞2022年1月4日朝刊 読者投稿欄「みんなの広場」 「小さな勉強法」はメモ帳 主婦 梶村貞美 70 (兵庫県) 新聞やテレビで見聞きしたことを、 思い出せなかったり理解できなかったりしたことがあります。 中でも、カタカナ語を知らな…

北星鉛筆・日本式鉛筆削り634(税別980円)

北星鉛筆「大人の鉛筆」の使い心地が気に入って、 今度は「日本式鉛筆削り634」を購入しました。 634は六角形、三角形、四角形、 どんな形の鉛筆もこれひとつで削れることから名付けられました。 でも、製作者によれば、 もうひとつ隠れた意味があります。 6…

東京下町 北星鉛筆 発案文具「大人の鉛筆」(税込748円)

昨日の続きです。 銀座itoyaで僕がときめいたもの。 外から見たパッケージにこう書いてありました。 東京下町 北星鉛筆 発案文具 大人の鉛筆 2mm芯 B芯入り 使い込むほど手に馴染む 大人の「芯削り器」付 えっ!と驚く秘密はこの中です↓ 北星鉛筆株式会社 Ma…

とうとう文がなくなってしまった

クリッピングから 朝日新聞2021年7月24日朝刊別刷be 読者投稿欄「いわせてもらお」 肩の力がフッと抜けるような、みなさんの投稿に 癒されております。 ◉名文家への道 文章講座で、名文にするためには 余計な分を削れば文章が引き締まり、 文が良くなると教…

ぼちぼち生きていこうと思える道しるべになった(62歳女性)

クリッピングから 朝日新聞2021年7月3日朝刊別刷be 読者投稿欄「みなさんから」 9面「月夜の森の梟(ふくろう)」は 小池真理子さんの「連載を終えて」で最後の掲載に。 執筆への感謝の声が相次ぎました。 「残された時間やエネルギーを生かすためにどうする…

「週刊文春」の特ダネ連発を屈辱と考えて頑張ってほしい(池上彰)

クリッピングから 朝日新聞2021年3月26日朝刊 池上彰の新聞ななめ読み 「最終回にあたって」 自由に書いた14年間 掲載見送りで中断 改革評価し連載再開 最近は、お行儀よすぎでは 何事にも始まりがあれば、終わりもあります。 14年間にわたって連載してきた…

上間陽子、第14回 [池田晶子記念] わたくし、つまりNobody賞受賞

クリッピングから 朝日新聞2021年3月20日朝刊 筑摩書房広告 上間陽子『海をあげる』 第14回 [池田晶子記念] わたくし、つまりNobody賞受賞 「[池田晶子記念] わたくし、つまりNobody賞」ホームページによれば 賞の趣旨は以下の通りだ。 日本語による「哲学エ…

校門の看板が気になって引き返す

一日一回は 大王食堂仕込み兼、気分転換兼、運動不足解消で外出します。 その日によってママチャリで出掛けたり、 リュック背負って徒歩で行ったり。 近所の中高一貫校の前を通り過ぎ、 「あれ?」と気になって引き返しました。 校門の看板に引っ掛かったよ…

生きる力(松家由依)

クリッピングから 讀賣新聞2021年1月11日朝刊 小中高校生が参加する「読売書き初めコンクール」 2020年度入賞作品決定。 (応募総数計1621点/審査員 書家・新井光風) 特選 生きる力 高松市立牟礼北小3年 松家由依(まつか ゆい) 小学3年生・松家由依さん…

Haruki Murakami "Killing Commendatore" (Vintage International, 2019)

日本語で読んだ小説を、今度は英語で読んでみる。 物語が既に頭に入っているから、いいトレーニングになるのだ。 Haruki Murakami "Killing Commendatore" (Vintage International, 2019) (村上春樹『騎士団長殺し』(新潮社、単行本2017/文庫2019))を…

ずっとずっと考えていたらねむくなりました(三浦るき)

クリッピングから 朝日新聞2020年6月29日朝刊 朝日教育班が「書く」欄で小中高生の「書」を募集している。 テーマは「大人に言いたいこと」。 笑う 三重県いなべ市立阿下喜小学校3年 三浦るき(8) わたしは、笑っている時がすきです。 学校が休校になってか…

又吉直樹『人間』(毎日新聞出版、2019)

毎日新聞で連載小説で始まると聞いたとき、 タイトルがいいなぁと思った。 又吉直樹『人間』(毎日新聞出版、2019)を読む。 人間作者:又吉 直樹出版社/メーカー: 毎日新聞出版発売日: 2019/10/10メディア: 単行本 僕が一番好きなのは、この場面だ。 ガール…

1万円クラスに負けない書き味、「マイ・ファースト万年筆」(税別1千円)

クリッピングから 朝日新聞2019年9月2日夕刊 発創カンパニー パイロットコーポレーション キッズ万年筆 大人もつかむ ペン先には笑顔のマーク。 オレンジやライトグリーンのポップな色使い。 子どもが自然と正しく握れる、緩やかな三角形のグリップ。 1千円…

朱野帰子『会社を綴る人』(双葉社、2018)

地味な物語である。 それでも最後まで読ませる力がある。 朱野帰子『会社を綴る人』(双葉社、2018)を読む。 会社を綴る人作者: 朱野帰子出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2018/11/21メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る 主人公の紙…

なんかい ころんでも(児玉ひかり)

スクラップブックから 朝日新聞2019年5月20日朝刊 「書く」新時代の決意 なんかいでも おきあがる ころんでも ひかり 東京都江戸川区立下鎌田東小学校2年 児玉ひかりさん(7) (略) ことしの3月3日に、 ちいさいころのともだちとにいがたへスキーにいきま…