「特休」と皆が書く中「休」とだけ(群青更紗)

クリッピングから 讀賣新聞2019年9月16日朝刊 読売歌壇(俵万智選) 今週の優秀作3句の中では 最初の句が一番心に残った。 蝉時雨、花火大会、甲子園、遠くの音を聴くだけの夏 狭山市 えんどうけいこ 【評】上の句、賑(にぎ)やかで華やかな夏の風物詩かと…

柚木麻子『マジカルグランマ』(朝日新聞出版、2019)

この人の新作はいつも人気で公立図書館で予約してひたすら待機する。 思いがけないタイミングで貸出の順番が回ってくる。 書店で新刊を買って即読むのとは違う経験が 意外に悪くないと思えるようになった。 シニア生活の知恵かな? 柚木麻子『マジカルグラン…

副島隆彦『トランプ大統領とアメリカの真実』(日本文芸社、2016)

副島先生の本は読み慣れてくると面白くなる。 ちょっといかがわしそうで最初は警戒するのだが、 他の人が書かないことを書いている。 その予言が当たっているから傾聴に値するのだ。 副島隆彦『トランプ大統領とアメリカの真実』(日本文芸社、2016)を読む…

祝受賞!おづまりこ『おひとりさまのあったか1ヶ月食費2万円生活』

愛読しているおづまりこさんのシリーズの一冊、 『おひとりさまのあったか1ヶ月食費2万円生活』が 料理レシピ本大賞in Japan、第6回料理部門コミック賞を受賞しました。 おめでとうございます! おひとりさまのあったか1ヶ月食費2万円生活 (メディアファクト…

池上彰『知らないと恥をかく世界の大問題10』(角川新書、2019)

「逃げ恥」は知っていたけれど、「知ら恥」は知らなかった。 本書は「知ら恥」シリーズと呼ばれているのだそうです。 池上彰『知らないと恥をかく世界の大問題10ー転機を迎える世界と日本』 (角川新書、2019)を読む。 知らないと恥をかく世界の大問題10 転…

古谷田奈月『神前酔狂宴』(河出書房新社、2019)

浜野と梶は幡ヶ谷にある派遣事務所カサギスタッフで面接を受けていた。 「時給1200円〜」につられて二人は千駄ヶ谷の高堂神社併設の披露宴会場 高堂会館で働き始めることになる。 二人とも神のことなどどうでもよくて、金オンリーの動機だ。 やがて、もう一…

大王弁当持参で仕事に出掛けます

枝豆ごはんと同居人が作り置きした惣菜が残っていたので、 本日は大王弁当、ポットのアイス麦茶持参で仕事に出掛けます。 枝豆ごはん。大根菜オキアミ。カボチャとインゲン。 ひいか生姜煮。塩昆布。 隣のCビル広場に出ている椅子、テーブルで戸外ランチ。 …

病床の弟と語る幼き日(野上卓)

クリッピングから 讀賣新聞2019年8月27日朝刊 読売歌壇 俵万智選 毎週月曜日にこの欄が掲載されると知ったので さっそく新聞の頁をめくってみました。 ありました、ありました。 全部で10首選ばれ、うち3首が優秀作として 俵さんの評が付きます。 どれどれ、…

副島隆彦『国家分裂するアメリカ政治 七転八倒』(秀和システム、2019)

橋爪大三郎が副島隆彦との対談の最後にこう語っている。 (『小室直樹の世界—社会科学の復興をめざして』 (ミネルヴァ書房、2013)所載) それにしても、小室先生のちょっと危ない部分を、 副島さんはよく引き継いでいるのですね。 もともとの素質が共鳴し…

俵万智『考える短歌—作る手ほどき、読む技術』(新潮新書、2004)

読売歌壇(讀賣新聞朝刊に毎週月曜掲載)の短歌選評が印象に残り、 この本を古書店サイトで注文した。 俵万智『考える短歌—作る手ほどき、読む技術』(新潮新書、2004)を読む。 考える短歌―作る手ほどき、読む技術 (新潮新書)作者: 俵万智出版社/メーカー: …

大竹まこと『俺たちはどう生きるか』(集英社新書、2019)

古希を迎えた著者のぼやき、呟き、時々励ましのような一冊。 読むラジオ、といった感じなのかな。 大竹まこと『俺たちはどう生きるか』(集英社新書、2019)を読む。 俺たちはどう生きるか (集英社新書)作者: 大竹まこと出版社/メーカー: 集英社発売日: 2019…

田中正人・斎藤哲也(編集・監修)『哲学用語図鑑』(プレジデント社、2015)

斎藤哲也『試験に出る哲学—「センター試験」で西洋思想に入門する』が とても面白かったので連読した一冊。 田中正人・斎藤哲也(編集・監修) 『哲学用語図鑑』(プレジデント社、2015)を読む。 哲学用語図鑑作者: 田中正人,斎藤哲也出版社/メーカー: プレ…

伊藤詩織『Black Box ブラックボックス』(文藝春秋、2017)

事件の概要は報道で知っていたが、 なかなか本書を手に取る気持ちになれなかった。 伊藤詩織『Black Box ブラックボックス』(文藝春秋、2017)を読む。 Black Box作者: 伊藤詩織出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2017/10/18メディア: 単行本この商品を含む…

宮下奈都『メロディ・フェア』(ポプラ社、2011)

この人の綺麗な文章を読んでいると心が安らぐ。 平穏無事な日々だけを描いているのではないのだが。 宮下奈都『メロディ・フェア』(ポプラ社、2011)を読む。 ([み]3-1)メロディ・フェア (ポプラ文庫 日本文学)作者: 宮下奈都出版社/メーカー: ポプラ社発売…

佐藤優・中村うさぎ『死を語る』(PHP文庫、2017/毎日新聞出版、2015)

二人の対話の呼吸がいい。 お互い遠慮せず、歯に衣着せずに(でも、品は損なわずに) キャッチボールをしている様子が 観客席から眺めていても心地いいんだね。 佐藤優・中村うさぎ『死を語る』(PHP文庫、2017)を読む。 死を語る (PHP文庫)作者: 佐藤優,中…

半藤一利・池上彰『令和を生きる—平成の失敗を越えて』(幻冬舎新書、2019)

単行本対談としては初顔合わせではないか。 半藤一利・池上彰『令和を生きる—平成の失敗を越えて』 (幻冬舎新書、2019)を読む。 令和を生きる 平成の失敗を越えて (幻冬舎新書)作者: 半藤一利,池上彰出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2019/05/30メディア: …

佐藤優『神学の思考—キリスト教とは何か』(平凡社、2015)

三連休最終日。 東京も35℃越えの猛暑日が続き、 身体にこたえる日々ですね。 同志社講座2019の教科書の一冊、 佐藤優『神学の思考—キリスト教とは何か』(平凡社、2015)を読み終えました。 神学の思考作者: 佐藤優出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2015/01/1…

牟田和恵『部長、その恋愛はセクハラです!』(集英社新書、2013)

ほとんどの男性が自分や周囲のセクハラに気付けないのはなぜか。 牟田和恵『部長、その恋愛はセクハラです!』 (集英社新書、2013)を読む。 部長、その恋愛はセクハラです! (集英社新書)作者: 牟田和恵出版社/メーカー: 集英社発売日: 2013/06/14メディア:…

やりたくないことを、やらずにすませるたくらみを(京極夏彦)

クリッピングから 朝日新聞2019年8月7日夕刊 「語彙は武器 言葉を使いこなそう」 京極夏彦さん、10代に向けた「特別教室」 ミステリー作家の京極夏彦さんが、 10代を前に、言葉を使って生きることについて本気で語った。 「17歳の特別教室」と題した講談社の…

宮下奈都『静かな雨』(文藝春秋、2016)

この作家の文章を読んでいると 言葉によって頭がすっきり整理されるような気持ちになれる。 宮下奈都『静かな雨』(文藝春秋、2016)を読む。 静かな雨作者: 宮下奈都出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2016/12/12メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件…

自己責任論の行き着く果てを感じる(平野啓一郎)

クリッピングから 朝日新聞2019年7月31日夕刊 生きにくい社会へ メッセージ 小説家による、メッセージ性の強いエッセーが相次いだ。 中村文則さんの『自由思考』(河出書房新社)と、 平野啓一郎さんの『「カッコいい」とは何か』(講談社現代新書)。 どち…

古谷田奈月『神前酔狂宴』(河出書房新社、2019)

クリッピングから 朝日新聞2019年8月1日夕刊 「虚飾」に尽くす快感と危うさ 古谷田奈月さん「神前酔狂宴」 婚礼、軍神、国家。 厳かな言葉は、小説を読むとひっくり返る。 古谷田(こやた)奈月さんの『神前酔狂宴(しんぜんすいきょうえん)』 (河出書房新…

荻原博子『投資なんか、おやめなさい』(新潮新書、2017)

家計を切り盛りする際、荻原博子さんの著書は役立つ。 金融機関の側でなく、僕たち庶民の側に立っているからだ。 最新知識を背景にサバイバルの心構え、 対策のヒントを分かりやすく書いている。 荻原博子『投資なんか、おやめなさい』(新潮新書、2017)を…

ボリス・エリツィン『ボリス・エリツィン 最後の証言』(NSコミュニケーションズ、2004)

エリツィン三冊目の著書。 原題英訳は、"Midnight Diaries" (真夜中の日記)だ。 ボリス・エリツィン『ボリス・エリツィン 最後の証言』 (NSコミュニケーションズ、2004/網屋慎哉・桃井健司訳)を読む。 ボリス・エリツィン最後の証言作者: ボリス・ニコ…

池上彰『政界版 悪魔の辞典』(角川新書、2019)

テレビ東京選挙特番で話題になった企画。 その後、文春オンラインで池上彰「WEB 悪魔の辞典」として現在も連載中。 池上彰『政界版 悪魔の辞典』(角川新書、2019)を読む。 政界版 悪魔の辞典 (角川新書)作者: 池上彰出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2019…

池上彰 X 佐藤優『ロシアを知る』(東京堂出版、2019)

この二人の対談は中味が濃くてどれも読み落とせない。 ロシアに焦点を絞ったこの一冊も収穫でした。 池上彰 X 佐藤優『ロシアを知る』(東京堂出版、2019)を読む。 ロシアを知る。作者: 池上彰,佐藤優出版社/メーカー: 東京堂出版発売日: 2019/06/11メディ…

大澤真幸『社会学史』(講談社新書、2019)

全638頁。力のこもった一冊だ。 書店で見つけたときにも独特の存在感があった。 大澤真幸『社会学史』(講談社新書、2019)を読む。 社会学史 (講談社現代新書)作者: 大澤真幸出版社/メーカー: 講談社発売日: 2019/03/19メディア: 新書この商品を含むブログ…

とろる(さく・え)『おしりたんてい』(ポプラ社、2012)

こどもたちに大人気のシリーズ。 図書館に予約して待ちに待ちました! トロル(さく・え)『おしりたんてい』(ポプラ社、2012)を読む。 おしりたんてい (単行本)作者: トロル出版社/メーカー: ポプラ社発売日: 2012/10/06メディア: 単行本 クリック: 6回こ…

テレビ東京「池上彰の参院選ライブ」

昨日はテレビに齧り付いて テレビ東京選挙スペシャル「池上彰の参院選ライブ」を見る。 ちょっと毒のあるキャラクター、Vチューバー・イケガミ君が新登場して 番組がさらに進化しているのがうれしい。 (テレビ東京・番組ホームページより。パートナー大江ア…

池上彰 x 佐藤優『希望の資本論』(朝日新聞出版、2015)(再読)

マルクス『資本論』を読む現代的意義を読者に伝えようと、 論客ふたりががっつり取り組んだ一冊。 池上彰 x 佐藤優『希望の資本論—私たちは資本主義の限界に どう向き合うか』(朝日新聞出版、2015)を再読する。 希望の資本論 ― 私たちは資本主義の限界にど…