資本主義

そこで働いている人たちは、特権階級に仕える「召使」階級です(斎藤幸平)

クリッピングから 毎日新聞2024年3月2日朝刊 <コモンエイジ 公共のかたち> 東京大准教授 斎藤幸平さんインタビュー 少子化 資本主義の失敗 東京は人口を他の都市から吸い上げるけれど、 それを食い潰すだけで次の世代が生まれてきません。 自分たちではエ…

100分de名著/マルクス『資本論』③(講師:斎藤幸平)

Eテレ「100分de名著」、斎藤幸平が講師を務める『資本論』が面白い! 第3回は「イノベーションが「クソどうでもいい仕事」を生む!?」。 文化人類学者デヴィッド・グレーバーの著書『ブルシット・ジョブ』 (クソどうでもいい仕事)(岩波書店、2020)等から…

「新聞ななめ読み」を読みながら、自分でも考えてみる

クリッピングから 朝日新聞2020年6月26日朝刊 池上彰の新聞ななめ読み 月1回連載のこのコラムを読む僕の楽しみは3点に絞られます。 (1) 池上さんが過去一ヶ月のニュースからどの問題を取り上げるか。 (2) その問題にどの角度から斬り込み、どんな結論を得る…

社会の問題は構造的に考えなければならない(斎藤幸平)

クリッピングから 朝日新聞2019年10月31日朝刊 オピニオン&フォーラム 再びマルクスに学ぶ 大坂市立大学准教授 斎藤幸平(さいとう・こうへい)さん —「生態系が崩壊しようとしている」 「行動を怠る大人は悪だ」と訴えた16歳の環境活動家、 グレタ・トゥン…

池上彰 x 佐藤優『希望の資本論』(朝日新聞出版、2015)(再読)

マルクス『資本論』を読む現代的意義を読者に伝えようと、 論客ふたりががっつり取り組んだ一冊。 池上彰 x 佐藤優『希望の資本論—私たちは資本主義の限界に どう向き合うか』(朝日新聞出版、2015)を再読する。 希望の資本論 ― 私たちは資本主義の限界にど…

150年前に言っていたなんて、すげえなあ(池上彰)

『資本論』を集中して勉強していた時期に もっとも役に立つ参考書の一冊だった。 文庫になると知って発売日に書店に買いに走った。 池上彰の講義の時間 高校生からわかる「資本論」作者: 池上彰出版社/メーカー: ホーム社発売日: 2009/06/26メディア: 単行本…

K眼科からMARUZEN &ジュンク堂書店へ向かう

6カ月に一度、渋谷にあるK眼科でH先生に 緑内障の進行について検査をしてもらう。 先生は広尾のN病院を定年退職してからK眼科に勤務するようになり、 僕も診察を受けるために通うようになった。 この日先生に急用が入り、I先生に代診をしてもらった。 特に病…

AIによる格差の拡大をどう修正するか(新井紀子)

スクラップブックから 朝日新聞2018年10月17日朝刊 新井紀子のメディア私評 AIで失われる仕事 「格差どう修正」深まらぬ議論 私が読書や書き物をする時、 隣に置いておく年表がある。 1996年に出版された「情報の歴史(増補版)」である。 知識を得た者が他…

丸二青果も消えたのか

土曜日にシャッターが降りているので 「あれ?」と思った。 僕がよく利用する丸二青果、 ときどき100g120円の切り落としハムを買う 精肉店アンデスが入っている場所だ。 裏を回って覗いてみると、 すっかり跡形もなく片付けられている。 よもや、ここも建て…

つましくも満ち足りた暮らしを水俣病が断つ

スクラップブックから 朝日新聞2018年6月7日朝刊 折々のことば 鷲田清一 第1132回 ボラもなあ、あやつたちもあの魚どもも、 タコどもももぞか(可愛い)とばい。 石牟礼道子 「海の上はほんによかった」と、 漁師の妻は口を引き攣(つ)らせつつ語る。 夫と…

みんな追い出されて、建て替えです

駅向こうの、時代遅れのショッピングセンターに 旨い魚を、納得のいく値段で売ってくれた「魚卯」がありました。 (おじさんのひとりは、近所のスーパーO鮮魚部に再就職できました) 旬の野ゼリがときどき見つかる「三永青果」がありました。 ご主人が手書き…

1面と6面、パラダイス白書を両紙はどう扱ったか

スクラップブックから。 朝日新聞2017年11月6日朝刊 ICIJ(国際調査報道ジャーナリスト連合)/ 南ドイツ新聞スクープ「パラダイス文書」 タックスヘイブン(租税回避地)を覆うベールがまた一枚、 取り払われようとしている。 南ドイツ新聞と国際調査報道ジ…

時刻表通りに動く、韓国の若者たち

きょうのスクラップブックから。 朝日新聞2017年10月31日朝刊 池上彰が歩く韓国 to平昌(第5回) 生きづらい 悩む韓国の若者 (前略)そんな韓国で、 いま個性的な書店が増加中だという。 今年6月に日本で出版された書籍 「本の未来を探す旅 ソウル」を手掛…

いま生きる「資本論」—清水屋酒店篇

3月いっぱいで閉店した 近所の清水屋酒店の解体工事が進んでいる。 古くなったとは言え、直しながら住めばまだ住める家を 人間同士の売買契約に基づいて予定通り壊していく。 上ものは0円と言うより 壊し賃がかかるからマイナス価値なんだな。 まだ住める家…

大澤真幸が読む古典百名山『資本論』

きょうのスクラップブックから。 朝日新聞2017年4月16日朝刊。 「古典百名山ー大澤真幸が読む」。 大澤が取り上げたのが カール・マルクス『資本論』。 「ここ二百年間に出た人文社会系の本の中で 最も重要な本」と大澤は断言する。 以下記事から引用する。 …

無限の玉突きとミルクキャラメル

月給で生活する社会人になって39年目終了。 勤務している社では4月に組織改編がある。 僕も部を異動。 新部長・新メンバーと仕事を続けることになった。 プロフェッショナル40年目のシーズンが始まる。 我が家の近所でも大変化が起こり、 清水屋酒店、魚卯、…

はなまる春のてんぷら定期券入手!

はなまるの春の天ぷら定期券を手に入れた。 4/1から5/7まで37日間、 二店舗の例外を除き、全店でうどん一品注文ごとに 天ぷら一品無料になる。 ホームページを読むと、 一番高い140円の天ぷらを期間中30回注文すると、 3,900円分オトクになるとある。 ふむふ…

広告祭の隙間時間に『資本論』を読む

もう40年も前のことだけれど、就職する際に、 「これからは資本主義の片棒を担いで、 お金を稼ぐことになるんだろうな」と不安だった。 右も左も分からず会社に入ってみると、 親切な先輩、怖い先輩、 ちょっと意地悪な先輩たちが、 仕事や会社員の心得を教…

「魚卯」も「三栄青果」もなくなるなんて

一週間の仕事を終えて家路につく。 駅前のTSUTAYAで 三部けい『僕だけがいない街』7、8巻を借りよう。 まだレンタルが始まっていない外伝9巻を除けば 物語はこれで完結。 今週末で決着がつく。 僕だけがいない街 コミック 1-8巻完結セット作者: 三部けい出版…