ソーシャルメディア時代の別れと出会い


きょうは夜行便に乗るので
午前中の打ち合わせを終えれば午後は自由に使える。
敏腕広報ディレクターMさんが
MoMAならぬMAM(Museu de Arte Moderna)
ブラジル近代美術館を案内してくれた。
写真展を二つ開催しており、本日は入場無料。



ブラジル人写真家German Lorcaの作品は
40年、50年の時間を越えて想像をかきたてる。
僕は風景だけの作品より、
人間の写っている作品を見ることを好む。
この人たちはこの写真に写された以降、どんな人生を送ったのか。
語られぬ物語に耳を澄ましたくなるのだ。



準備から算えて3ヶ月、現地入りしてから丸一週間、
苦楽をともにしたMさんとの別れは寂しい。
一緒に仕事をするうちにMさんの有能な面、愛らしい面の理解が
どんどん深まっていったのだ。



  (Mさんの棚は友人知人からのプレゼントでいっぱいだ。
   どこへ出かけても友人知人に出会ってしまうMさんの不思議)


でも、そこはソーシャルメディア時代の
コミュニケーションの利点がある。
友情、愛情があればさして重要な用件がなくても
日々小さな話をすることができる。
別れは出会いでもあるのだ。



  (サンパウロで飲むエスプレッソは格別)