メディアが未来にできること


午後から東京ミッドタウンに出かけ、
MITメディアラボ X 朝日新聞シンポジウム
「メディアが未来にできること」を聴きに行く。



圧倒的に面白かったのは、
MITメディアラボ所長・伊藤穣一
20分のミニプレゼンテーション、
パネルディスカッションでも視点の良さと現場感覚が光った。



デトロイトだろうが四川だろうが北アフリカだろうが、
MIT学生を送り込み現場の人間たちとの共同作業から知恵をつかむ。
行動力や現場力がとても「いま」だと感じた。
朝日新聞はデジタル革命時代に取り残されないように
頑張っているのは分かったが、
まだこれまでの成功体験にとらわれすぎか。
発想に飛躍が不足しているように思えた。



基調講演のイーサン・ザッカーマンは
アメリカ人はこれまでの民主主義に限界を感じ、
ソーシャルメディアを通して直接参加を求めている」と主張した。
「日本の民主主義が世界のロールモデルになる可能性が出てきた」
と肯定的に受けたのはここでもJoiこと伊藤穣一だった。
シンポジウム全体としてはやや物足りない印象を持った。



(文中敬称略)