小そうじに取り掛かる


我が家に大そうじはない。
一日頑張っても、日頃のゴミ、垢を整理できない。
したがって、小そうじを何度も積み重ねる。
僕の小そうじは一にも二にも本、CDの整理である。
年末年始休暇はもちろん、
大型連休、夏休みはいつも本の小そうじから始まる。



     (小そうじ前)


粛々と片付けていると、
ようやく猫の日向ぼっこのスペースができてくる。
いまは仕事柄気張って書籍代を惜しむことはないが、
2014年11月定年を迎えれば状況は劇的に変わる。
廉価な文庫と図書館の蔵書に頼ることになる。
新刊の単行本はそうは買えなくなるだろう。


整理した本は奥只見の古書店に送り、
森の土地に交換してもらう。
住むことは無論、足を踏み入れることもできない土地だ。
大勢の人たちが小さな土地を所有することで、
将来、この森が乱開発される危険を事前に回避できる。
庶民には庶民の知恵と行動があるのだ。




     (小そうじ後)


みなさんから見た目はそうは変わっていなくとも、
当社比では断然整理整頓できたのである。