芋づる式読書をしていると
ときに思いも寄らなかった世界を垣間見る。
僕が信頼する書評家・狐に
孤高の歴史学者・岡田英弘の著作を教えてもらった。
- 作者: 狐
- 出版社/メーカー: 本の雑誌社
- 発売日: 1992/05
- メディア: 単行本
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- 作者: 岡田英弘
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1999/08/01
- メディア: 文庫
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岡田ライフワークの著作集(全8巻)、
最新の第7巻で田代和生(かずい)の著作を知った。
サイト「日本の古本屋」で在庫を見つけ
最安値の出品を注文し、きょう届いた。
田代和生『近世日朝通交貿易史の研究』(1981)。
(僕が登録している都内4区の図書館は所蔵していなかった)
狐、岡田の手引きがなかったら、
僕は一生手にしなかった書物かもしれない。
「鎖国」と言われた徳川時代に
日韓通交貿易を続けていた対馬藩の記録だ。
誰も解けなかった歴史の「なぜ?」に
当時新進研究者だった田代が挑む。
歴史家のまなざし 〔〈附〉年譜/全著作一覧〕(第7巻) (岡田英弘著作集(全8巻))
- 作者: 岡田英弘
- 出版社/メーカー: 藤原書店
- 発売日: 2016/02/25
- メディア: 単行本
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田代の画期的な挑戦をその著書で目撃した岡田が
書評に残していたのだ。
錯綜する歴史の解読にワクワクしながら頁を繰る。
(文中敬称略)