桜の季節に去る人


僕がいま草鞋を脱いでいるグローバル部署では
毎月のように去る人、来る人がいる。
送別会、歓迎会がその都度開かれる。


きょうは11年務めたオーストラリア人リライターKさんの送別会。
(もう一人の同僚Eさんの歓迎会も兼ねていた)
Kさんは元オーストラリア政府インテリジェンス部門に勤務し、
中曽根総理始め日本政界トップの人間たちと仕事をしてきた。
縁あって、いまの会社にいらした。



   (写真は同僚Mさん提供。21名中11名が女性。中央がKさん。
    近頃グローバル部署は女性比率が高くなり平均年齢が下がった)


Kさんはこの小宴の翌日、
奥さまと故郷キャンベラに帰国する。
キャンベラは人口35万人の都市で
いまでもKさんの友人知人がたくさんいる。


幹事Nさんが気を利かせて目黒川の桜見物を企画した。
ソメイヨシノはこのところの寒さの影響でまだつぼみだったが、
ところどころ小さな花びらを付けていた。
夜道をみんなでそぞろ歩きして散開した。