エストニアの仮想住民になりました


今朝は神宮前のエストニア共和国大使館に立ち寄る。
昨年10月に頼んでいた
e-ResidencyのスマートIDカードを受け取りに行くのだ。
日本で言えばマイナンバーカードだ。
バルト三国のひとつエストニアは16年かけて
電子立国e-Estoniaに取り組んでいる。



その一つがエストニア非在住の外国人にIDカードを発行する仕組みだ。
このカード一枚あればエストニアはもちろん、
エストニアが加盟するEUでオンラインでデジタル署名ができる。
会社を登記してヨーロッパで副業も可能になる。
(いま僕が勤めている会社の規則はフルタイム勤務社員は副業禁止)



エストニア国民はオンラインで投票もできるし、
スカイプで医者の診断を受ければ病院に行かなくても
処方箋を出してもらい近所で薬を購入できる。
世界でもっとも進んだデジタル・ネーションなのだ。
カードを入手する手続きに101.99ユーロ(11,593円)かかったが、
3年間有効、デジタル社会について実践で学ぶと思えば
意味のある投資と思ったのだ(16年10月支払い済)。


いずれ、エストニア・ベースの会社をオンライン上で立ち上げて、
好きな本を買えるくらいの小遣いを稼いでみようかしらん。
知恵は生きているうちに使わないと、ね。


(2017.2.15追記)
e-Estoniaサイトでe-Residencyデータについて調べてみた。
(いずれの数字も2017年第6週までの集計による)
全世界で16,623人が登録済み
日本では330人で世界第15位(全体の1.87%)
登録者の性別は男88%、女12%
61歳以上の登録者は5〜6%(グラフから推測)


僕は日本から申請した
最初の330人のエストニア仮想住民のひとりになる訳です。