『佐藤優の集中講義 民族問題』(文春新書、2017)


出てほしかったような、ほしくなかったような
そんな気持ちで手にした一冊。
佐藤優の集中講義 民族問題』(文春新書、2017)を読む。
佐藤さんが2015年5月から16年2月まで
同志社大学東京サテライトキャンパスで講義したエッセンスが
ぎっしり詰まった新書だ。



再雇用で2014年12月にシニア社員になってから
時間を有効活用したいと通い出したのがこの講義だ。
10ヶ月で24,000円(一括支払いで2割引の制度を利用)かけ、
月一回、京橋に通った(現在も通っている)。


日本人が苦手とする民族、ナショナリズムに焦点を絞り、
大学院クラスの本格的学術書を使って
100人ほどのみなさんと取り組んだ。
佐藤さんの懇切丁寧な指導で、
学術書を読み切る自信も付いた。



この新書を読むことで復習にもなり、
さらに深く勉強するための羅針盤にもなる。
10ヶ月分の講義のエッセンスが
830円+税で手に入れられるなんて
受講生からすれば、信じられないくらいおトクだ。


激動する世界を読み解くために、
民族、宗教、ナショナリズムの知見を身に付けたい人に薦める。
文春新書編集部担当・前島篤志


定本 想像の共同体―ナショナリズムの起源と流行 (社会科学の冒険 2-4)

定本 想像の共同体―ナショナリズムの起源と流行 (社会科学の冒険 2-4)

民族とナショナリズム

民族とナショナリズム

ネイションとエスニシティ―歴史社会学的考察―

ネイションとエスニシティ―歴史社会学的考察―

(教科書として使用したナショナリズム学術書
(文中一部継承略)