きょうのスクラップブックから。
朝日新聞2017年11月1日朝刊
スターリンらの粛清 追悼碑「嘆きの壁」
モスクワで完成式典
ロシアの首都モスクワで10月30日、
ソ連時代の独裁者スターリンらによる
大規模な粛清の犠牲者を追悼する碑の完成式典が行われた。
ロシア政府主導で粛清の追悼碑がつくられるのは初めて。
来年3月の大統領選を前に
国民に団結を訴える狙いがあるとみられるが、
「弾圧は続いている」と批判する声も出ている。
(中略)
ソ連時代の政治弾圧では、
最大で3千万人が無実の罪で捕まったとの見方もある。
このうち1937~38年だけでも
約70万人が銃殺されたという。
(モスクワ=中川仁樹)
10月30日は
「政治弾圧による犠牲者の日」。
ソ連崩壊直前の91年10月、ロシアが定めた記念日だ。
プーチン大統領がこの式典であいさつするのが
ブラックユーモアに思える。