iPhone4、あの世から二度目の生還


今週月曜日にiPhone4画面が突然真っ暗になった。
先日同じ現象が起きたときは修理店に持っていき、
バッテリー交換で復活
今度は原因が分からない。
2011年から7年近く使っているから
もう寿命なのか。


「個人の携帯はいっぺん止めちゃうと、不便だよ」
と同居人に助言される。
確かに、携帯番号が変わったと友人知人から連絡をもらっても
書き替えることはめったにない。
逆も真なり。
いまの時代に携帯を持たないことは
自分のアイデンティティの一部を確実に失うことになる。


ネットで検索して(1)解約(2)買い換え、
両方の場合を想定して検討する。
2年ごとに新型に乗り換えさせるのが、
通信会社、メーカーの戦略であることは知っている。
「猫の目家計簿」をじっと眺め、考える。



あれれ、MacBook Proに接続しておいた
iPhone4が復活してるぜ!
なんとなく、そんなこともあるかも、と
充電だけは続けていた。
アダプターを差し込むと操作音が聞こえるので、
機械内部がまだ生きていることは分かっていたからだ。
かくして、理由がわからずして真っ暗になり、
理由がわからずして復活した。


以前、あるメーカーの技術者に聞いたところでは、
「デジタル製品はある日突然、100%壊れてしまい、
私たちでも原因は分からない。
全部を取り替えるしかないんです」。
デジタル製品は0か100か、のどちらかなのか。
それは修理とはもはや呼べないな。


二度あの世から生還を遂げたiPhone4を
Steve Jobsの形見として
その寿命が尽きるまで使っていこうと思った。