エストニア電子市民に3ヶ月ぶりに復帰した


僕は2017年2月から
バルト三国のひとつエストニアのe-Resident、
電子市民である。
ユーロ圏で会社を設立することもできる。
会社で利益を上げるまでは
エストニアに税金を払う義務は免除される。



エストニア共和国国旗。三色旗だが画面では白が表示できない)


11月にメールが届き、
「セキュリティの脆弱性を専門家から指摘されたので
IDカードの更新手続きをしてください」と指示があった。
ところが、この更新が何度やってもうまく進まない。
試しあぐねて、エストニアのITサポートに
救援要請メールを書いた。



(神宮前のエストニア大使館入り口)


担当になってくれたTavoが粘り強く助けてくれて
2月22日にエストニア大使館に新しいカードが届いた。
両手の指の指紋登録をやり直し、大使館員Argoから受け取る。
Macで試してみると、今度は無事作動。
カードリーダーの安定性が向上したとArgoが教えてくれた。
3ヶ月ぶりに僕はエストニア電子市民に復帰できたのだ。



(IDカードキットは箱のデザインを一新)


いますぐエストニアに会社を作る訳ではないが、
作ろうと思えば作れる自由を獲得していることが僕はうれしい。
東京でなく、タリンに自分の会社ができることを想像するだけで
21世紀のデジタル社会に生きる喜びを感じるのだ。