権力となったフェイスブックの課題


スクラップブックから
WSJ日本版2018年3月6日更新
フェイスブック、ロシア疑惑で世論読み違えた背景
サービスを悪用されたとの指摘を過小評価し
「世間の反応に無関心」という悪評が強まった



          (PHOTO: DREW ANGERER/GETTY IMAGES)


   ‘個人的に、フェイスブックに掲載された
   フェイクニュースが選挙に影響を与えたというのは
   クレイジーな考え方だと思う’
       —マーク・ザッカーバーグCEO、2016年11月


   ‘昨年は、われわれの直面した問題の複雑さが
   (フェイスブックの)コミュニティーを統治する
   既存のプロセスを上回った’
       —ザッカーバーグCEO、2017年2月


   ‘選挙の後、フェイスブック上の偽情報が
   選挙結果を変えたというのはクレイジーな考え方だとコメントした。
   クレイジーというのは否定的な言い方で後悔している’
       —ザッカーバーグCEO、2017年9月


   ‘わたしの仕事が人々をひとつにするのでなく、
   分断するために使われたことについて、許しを乞いたい’
       —ザッカーバーグCEO、2017年9月


   ‘2016年にフェイスブックは、
   悪意ある行為者がわれわれのプラットフォームを
   悪用していると認識するのがあまりにも遅かった。
   いまわれわれはこうしたリスクを除去することに
   懸命に取り組んでいる’
       —サミド・チャクラバルティ、
       フェイスブックの社会参画担当プロダクトマネジャー



   フェイスブックの元幹部で、
   2017年に同社の企業文化について本を出版した
   マイク・ホフリンガー氏は
   同社が「いいものをつくることに夢中になっているときは、
   これがうまくいって22億人に使わせることができれば、
   他に悪いことが起きるかもしれないとは考えない」と指摘した。
       (By Deepa Seetharaman, Robert McMillan
        and Georgia Wells)


世界のメディア業界をリードするフェイスブック
喫緊の課題について、これほど突っ込んだ記事を
日本のメディアではまず目にすることがない。
WSJ日本版を有料購読する意味があると感じた記事だ。


フェイスブック 不屈の未来戦略 (T's BUSINESS DESIGN)

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