松岡正剛『ちょっと本気な千夜千冊 虎の巻』(求龍堂、2007)


『千夜千冊』を二冊ずつ図書館で借りている。
全8巻の「アウトラインを高速ツーリング」する虎の巻を見つけた。
重宝している。
松岡正剛『ちょっと本気な千夜千冊 虎の巻—読書術免許皆伝』
求龍堂、2007)を読む。


ちょっと本気な千夜千冊虎の巻―読書術免許皆伝

ちょっと本気な千夜千冊虎の巻―読書術免許皆伝


インタビュアーに
29歳の女性編集者Qちゃん(事情があり匿名)を起用。
Amazonのレビュアーたち以下のコメントを読んで
借りてみようと思ったのだ。


   この本のインタビュアーは29歳の女性らしい。
   変に物知りでないところがかえってよくて、
   松岡氏のトークの回転をスムースにしている。
   徐々に軽妙なかけあい漫才みたいになっていく。
   その軽さがイヤだという人もいるかもしれないが、
   自分には好ましかった。
                (ボヘミャー)


   編集スタッフの「親ごころ」により、
   インタビュアーに企業のPR誌の編集をしている
   29歳の女性が抜擢されている。
   名前はQちゃん。
   松岡のこともあまり詳しくなく、
   編集者だが読んできた本はわれわれとそう変わらない、
   このおおらかでちょっとお調子者の、
   愛らしい彼女の起用によって、
   この本がいきいきとしたトーンになっている。
   絶妙のやりとりと間が何カ所もあって、声を出して笑った。
   千冊もの「案内」をカタくやられたらたまらない。
   編集スタッフの狙いの確かさが覗える。
                  (捨玖磨)


松岡正剛千夜千冊

松岡正剛千夜千冊


『千夜千冊』全8巻をテキストブックに
たったひとりの塾生Qちゃん相手に講義した
贅沢極まりない講義録が本書だ。
僕たちはバーチャル講義室で盗み聞きすることにしよう。


特別付録として
松岡正剛 千夜千冊』スタンプラリー 全巻構成一覧
が付いているのもおトク。
一冊ごとに松岡が書いたヘッドラインもすべて収録している。