『資本論』を集中して勉強していた時期に
もっとも役に立つ参考書の一冊だった。
文庫になると知って発売日に書店に買いに走った。
- 作者: 池上彰
- 出版社/メーカー: ホーム社
- 発売日: 2009/06/26
- メディア: 単行本
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池上彰の講義の時間 高校生からわかる「資本論」 (集英社文庫)
- 作者: 池上彰
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2019/05/17
- メディア: 文庫
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池上彰『池上彰の講義の時間—高校生からわかる「資本論」』
(集英社文庫、2019/単行本 ホーム社、2009)を読む。
(ホーム社は集英社の子会社)
池上さんは本文最後にこう書きます。
いまあらためて『資本論』を読み返すと、
ここから学べることは、多いと思います。
もちろん150年前のことですから、歴史的な制約もあります。
読んでみるとおかしなところももちろんある。
この本は、聖書のような絶対不可侵の書物としてではなく、
現代の視点で読むことで、学び直すことができるのだと思います。
それでも、150年前に、これだけのことを言っていたのは、
率直に「すげえなあ」と思ってしまいます。
マルクスを再評価した上で、これからの経済政策や政治の方向を
考えていくこと、それが現代の私たちの責任だと思うのです。
(p.305)
単行本作成時にホーム社会議室で
高校三年生、卒業生、ホーム社社長、同出版部長を相手に行った講義が
本書の元になっている。
神奈川大学・的場昭弘教授、川村哲也准教授に
専門家の立場からアドバイスをもらって内容を吟味した。
「はじめに」「おわりに」は
文庫化にあたって池上さんが書き下ろしている。
単行本が出版された10年前よりさらに
『資本論』のエッセンスを学ぶことが
現代を生きる上で重要になってきた。
本書は名ガイドとして目的地まで道案内してくれる。
- 作者: マルクス,エンゲルス,向坂逸郎
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1969/01/16
- メディア: 文庫
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- 作者: 池上彰,佐藤優
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2016/06/07
- メディア: 文庫
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- 作者: 宇野弘蔵,大島清,玉野井芳郎,大内力
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2019/05/24
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