おづまりこ『おひとりさまのあったか1カ月食費2万円生活』(KADOKAWA、2016)

本屋で見かけ、パラパラと立ち読み。
お、これはシニア生活にも役立ちそうだと思い、図書館サイトで検索。
なんとなんと多数の予約が入っていて、しばらく待機と相成りました。
知る人ぞ知る本なんだねぇ。
おづまりこ『おひとりさまのあったか1カ月食費2万円生活』
KADOKAWA、2016)を読む。



著者のおづは東京在住アラサー。
2013年頃、貯金も少しできたので、
まんがの売り込みをやってみようと会社を辞め、上京。
たまにバイトして創作する生活が1年間続き、
収入が月に0の時もある。
貯金がどんどん減ってゆく。
節約を意識した生活をしようと
まったりした自炊生活が始まった……


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おづの本はコミックエッセイと呼ばれるジャンルに属し、
KADOKAWAが力を入れ、新コミックエッセイプチ大賞を創設。
そこから数々の作家が誕生し、それぞれ読者を獲得していることを初めて知った。
確かに読みやすく、楽しくて、実用的。
例えば、「買い出しでよく買うもの」としてこうある。


   No.1 とりのむねにく 
      安い ヘルシー 栄養がある。(100g 約69円)
   No.2 豚のこま切れにく
      切れてて使いやすい(100g 約128円)
   No.3 豚のミンチ(300g)
      応用がきく!(100g 約120円)
                       (p.13)


僕は鶏肉が苦手なのでめったに自分では買わないが、
確かに豚こまはお買い得で使い勝手がよいな。
さらに頁をめくっていくと、こんなレシピがありました。


   「豚こまと玉ねぎのしょうが焼き」
   (かかる時間15分、1食約80円)
                   

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                                     (pp.62-63)


イラスト入りで楽しく、分かりやすい。
著者が実際に試してよかったことを
読者に勧めているのが信頼できる。
即実践できますぜ。



おづはその後も作品を次々発表しているので
僕も図書館で予約中。
手元に来るまではもう少しかかりそうです。
買えばいいんだけど、買えなくてごめんね。