とろる(さく・え)『おしりたんてい』(ポプラ社、2012)

こどもたちに大人気のシリーズ。
図書館に予約して待ちに待ちました!
トロル(さく・え)『おしりたんてい』(ポプラ社、2012)を読む。


おしりたんてい (単行本)

おしりたんてい (単行本)


主役の紹介文はこうだ。


  「フーム、においますね」が くちぐせ。
  レディーに やさしく、
  スイートポテトがだいすきな、
  めいたんてい、とうじょう!


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おしりたんてい、その名の通り、
顔がおしりそのものなのだ。
おかしやさんでおかしが全部盗まれた事件の捜査を頼まれ、
愛犬ブラウン(つぶれたしょくパンのようなかたち)を引き連れいざ出動!
迷宮入りになりかけた事件の真相を現場でひとつずつ解いていく。


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筋立てだけでなく見開きで描かれた登場人物たちのディテールが楽しい。
こどもに読んでやったら、喜ぶのが想像できる。
完結後は@「ニュースしんぶん」で脇筋解説の大サービス。
二人組の作者、トロル、読者をとことん楽しませるツボを心得ている。


本書が「おしりたんてい」シリーズ第一作。
この後、さらなる大活躍が待っている。
こどもたちの待機大行列に僕も並ばせてもらうとしよう。