余命を賭けて年金博打?

クリッピングから
讀賣新聞2019年8月12日朝刊
年金開始 75歳も可能
選択幅拡大 受給額1.8倍に 厚労省検討


政府の年金施策改定案。
真っ先に朝刊一面を使って援護射撃をしたのはやはり讀賣でしたね。
(朝日同日一面にはこのニュースは未掲載。
他面にも掲載はなかったと記憶=未確認)


  厚生労働省は、公的年金の受給開始時期を
  本人の選択で70歳超に繰り下げられるようにする方針を固めた。
  75歳まで拡大する方向で検討する。
  繰り下げるほど年金月額は増える仕組みで、
  75歳にした場合、65歳で受給を始めた時よりも
  約1.8倍に増額される見込みだ。
  長く働く高齢者の資産作りを支援する狙いがある。<関連記事3面>


f:id:yukionakayama:20190813121813j:plain:w350


受給開始年齢、平均的な死亡年齢の二つの条件を設定。
平均的な受給金額(=四角形の面積)が同程度になるように
年金月額を定めるイメージだ。


  (略)
  高齢者が繰り下げ受給制度を利用すれば、
  老後の安心感を高めることができる。
  多くの高齢者が働いて保険料を払うようになれば、
  年金財政の安定につながる利点もある。


  ただ、「長生きできなければ、受給総額が少なくなってしまう」
  という抵抗感から、繰り下げ受給の利用は進んでいない。
  厚労省の調べでは、70歳の年金受給権者に占める
  利用者の割合(17年度末時点)は、
  老齢基礎年金が1.5%(約4000人)、
  老齢厚生年金が1.2%(約2万1000人)だった。
  このため、厚労省は繰り下げ制度を周知する取り組みも強化する方針だ。


f:id:yukionakayama:20190813121751j:plain:w600


自分の余命を賭けてやる博打みたいですね。
コロコロ変わる年金制度に不安を感じ、
「もらえるものは、もらえるうちにもらっておこう」
と思うのが人情ではないでしょうか。


さて、自分はどうするか?
65歳から先のシニアライフをイメージしながら、
受給年金の一部繰り下げ(=割増)も検討に入れています。
生活の変化に合わせて
受給開始を一年ごとに遅らせることもできますからね。
係員が分かりやすく説明・試算してくれる
年金相談所にも通おうと思います。


f:id:yukionakayama:20190813122925j:plain:w650
(同紙3面関連記事より)


(読んでおくと役立つ一冊)