週末、祝日、年休、
インプットホリデー(毎月一回)をつなげて5日間の秋休み。
4日目は沿線の公営ケアハウスで暮らしている母に
久しぶりにうなぎ弁当を出前に行く。
到来物の貴重な国産うなぎを使う。
我が家の惣菜、近所の八百屋のおばさんが作る惣菜を持って行く。
ケアハウスでは通常一日三食、食堂で提供される。
前日までに事務所に連絡を入れておけば「欠食」扱いとなり、
その分は毎月の請求金額から減額してくれる仕組みだ。
春に90歳になった母は惣菜には目もくれず、
うなぎとキュウリぬか漬けに意識集中。
「ああ、美味しかった。ありがとね」と堂々完食した。
うなぎを送って下さった方には
御礼かたがたハガキで事前に報告してある。
200%活用させていただいている。
ケアハウスを後にし、東京ドームのある大江戸線春日駅に向かう。
園内のGallery AaMo(ギャラリー・アーモ)で開催している
「篠山紀信展・写真力」を見に行く。
僕はポップな写真力を持つ篠山さんの作品が大好きで、
3.11のとき被災地で撮影した作品集『ATOKATA』にも注目していた。
平日の昼だったせいか人も多くなく、じっくり見ることができた。
誰もが知っている有名人が多数登場するのが楽しい。
「写真は時代の映し鏡」という紀信さんの言葉が少しも誇張でないと思えた。
僕のベスト3は「大相撲」(1995)「筧美和子」(2014)「マリー・ヘルビン」(1972)。
(筧、マリーは今回の展示を見るまで知らなかった女性たち)
国技館の土俵を中心に勢揃いする相撲関係者たちは全員男性。
展示されていた「刺青の男たち」(1972)より目つきが鋭くて怖かった。
この作品がベスト1でした。
10月27日まで 10:00〜18:00(入場17:30まで)
(会期中無休)
(入り口に掲示してある代表作「ジョンとヨーコ」のみ撮影OK)
追記(2019.9.21):
朝日新聞2019年9月20日朝刊
でっかい写真 ひきつける力
篠山紀信さん全国巡回個展 入場100万人
時代を象徴する「顔」を激写し続けてきた
写真家・篠山紀信さん(78)の個展「写真力」が7年かけて全国を巡回し、
18日には、33会場目となる現在の東京展で、
累計入場者数が100万人に達した。