都立富士高校のみなさんに行った講義をまとめた。
池上さんは名教師だなぁ、といつも感心する。
『池上彰の世界の見方 イギリスとEU—揺れる連合王国』
(小学館、2019)を読む。
「世界の国と地域を学ぶ入門シリーズ決定版」と銘打ち、
本書が既に第9弾。
今年6月頃には第10弾『インド—混沌と発展のはざまで』が
発売される予定だ。
既刊タイトルを並べてみる。
1.『15歳に語る現代世界の最前線(導入編)』
2.『アメリカ—ナンバーワンから退場か』
3.『中国・香港・台湾—分断か融合か』
4.『中東—混迷の本当の理由』
5.『ドイツとEU—理想と現実のギャップ』
6.『朝鮮半島—日本はどう付き合うべきか』
7.『ロシア—新帝国主義の野望』
8.『東南アジア—ASEANの国々』
予告にはこう書いてある。
今後、このシリーズでは、アメリカと中国の2大超大国を、
既刊とはべつの視点で取り上げるほか、
アフリカや中南米についても1冊ずつ刊行する予定です。
「知ら恥」シリーズもそうだが、
池上さんは5年10年単位のプロジェクトを並行して著作活動を続けている。
僕たちはその成果をまとめ読みすることで、
世界に対する池上さんの視点を一気に概観し、
そこで立ち止まらず自分で深掘りすることもできるのだ。
(15歳と一緒に65歳も学べるシリーズです)