クリッピングから
讀賣新聞2020年5月2日朝刊
英の100歳 44億円寄付集め
【ロンドン=広瀬誠】
英国で、100歳の誕生日を前にした男性が、
新型コロナウイルスの対応にあたる
国民保健サービス(NHS)への寄付を呼びかけたところ、
1か月足らずで約3300万ポンド(約44億円)の献金が集まり、
話題になっている。
英BBCなどによると、
男性は英南部ベッドフォードシャー州に住む元軍人のトム・ムーアさんで、
第2次世界大戦中にインドなどで従軍した経歴を持つ。
がんなどを患っていたが、NHSのおかげで治療を受けることができたという。
感謝の念を示そうと、100歳の誕生日までに
1000ポンド(約13万円)を集める目標を立て、
自宅の庭を100往復するので募金に応じてほしいと
インターネットで呼びかけていた。
歩行器を押して一生懸命歩く姿がメディアで報じられると、
コロナとの戦いを耐え忍ぶ人々の共感を呼び、献金が膨れあがった。
ムーアさんは30日に100歳の誕生日を迎えた。
世界中から約14万通のバースデーカードが届き、
エリザベス英女王からのカードも含まれていたという。
BBCウェブサイトを見ていたら、一枚の写真を見つけた。
ムーアさんに全国から寄せられた12万通以上のバースデーカードを
地元ベッドフォードスクール・ホールにスタッフが並べ、
ムーアさんのひ孫ベンジーと一緒に撮った写真だった。
(BBCホームページ Week in pictures より引用)
ムーアさんのチャレンジをオンライン上で可能にしたのは
ひ孫のベンジーだったのかな。
もしそうなら、数世代にまたがる素晴らしいプロジェクトですね。
Hats off to you!(脱帽です!)