クリッピングから
毎日新聞2020年5月6日朝刊
アラスカ地元紙 治安実態を暴く
ピュリツァー賞
米コロンビア大は4日、
優れた報道をたたえるピュリツァー賞を発表した。
最高の栄誉とされる公益部門には、
警官不足のため治安維持機能が失われている
米北部アラスカ州の過疎地域の実態を暴いた
地元紙「アンカレジ・デーリー・ニューズ」と
調査報道専門メディア「プロパブリカ」を選んだ。
過疎地域で警官のなり手がおらず、
専門の訓練をほとんど受けていない女性や
犯罪歴のある男性が務めている実態を伝え、
性的犯罪などが野放しとなっている現実を暴露した。
同賞の選考委員会は、
報道によって「何十年間も放置されてきた」問題に当局が取り組み、
法改正などにつながったと評価した。
【ニューヨーク共同】
日本の主要各紙は、
世界のメディアの最新動向の報道がとても貧弱です。
ピュリツァー賞の結果発表をベタ記事扱いにしているなんて、
同じ業界で仕事をしていて恥ずかしくないのかと思います。
ライバルと意識していたら、とても平気ではいられないでしょう。
英語圏の情報は直接自分であたって丹念に読み込む作業を続けていないと、
モノを考え、判断する際の土台がしっかりしなくなります。
自戒したいと思います。
Public Service部門でピュリツァー賞を獲得した
Anchorage Daily News、ProPublicaの記事原文(英語)は
The Pulitzer Prizesサイトで読むことができます。
全部門のノミネート以上の仕事もここで見られます。
2020 Pulitzer Prize Announcement
(第104回、2020年ピュリツァー賞を発表するDana Canedy)