ずっとずっと考えていたらねむくなりました(三浦るき)

クリッピングから
朝日新聞2020年6月29日朝刊


朝日教育班が「書く」欄で小中高生の「書」を募集している。
テーマは「大人に言いたいこと」。


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  笑う


    三重県いなべ市立阿下喜小学校3年
    三浦るき(8)


  わたしは、笑っている時がすきです。
  学校が休校になってから、
  お姉ちゃんとはほとんど毎日口げんかして、
  わたしはときどきないてしまうことがあるので、
  笑って、ないてしまうのをふきとばしたいです。


  なぜ笑うことがすきかというと
  みんなが笑うと気もちがいいからです。
  そして、笑うとびょうきに強い体になると聞きました。
  どうしたら笑えるのか
  ずっとずっと考えていたらねむくなりました。


  ここまで書いて、お父さんとお母さんに見せたら、
  笑ってくれたので笑い顔と笑い声が聞けて、
  ちょっとはずかしかったけれど、わたしも笑ってしまいました。
  笑うってやっぱりいいものだと思いました。
  笑う日がたくさんつづくようにしたいです。


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小学生はいまでも学校で習字の時間があるのかな。
こどもたちにとって自分の気持ちを習字と作文で発表する場。
大人たちにはその声に耳を傾ける場。
企画がいいですね。
るきさんの「笑う」の文字が
僕たちみんなを励ましてくれているようです。