同居人がときどき行く中目黒のバーを経営するA氏から
ローストビーフが届いた。
コロナ禍で客が減っているため、
食材の通信販売を始めた。
そのシリーズの新作である。
バーテンダーの余技とは思えない本格的な腕前だ、
と同居人が太鼓判を押す。
1kgの国産牛肉で焼いたローストビーフ。
同居人は肉類はほんの少ししか食べない。
さて、どうしよう。
まずはスライスして山葵醤油でいただく。
A氏の「作品」を作者の意図を尊重して味わうにはこれに限る。
けれども、もちろん、一人で食べきれるはずもない。
同居人に相談し、ローストビーフカレーを作ることにした。
主役は牛肉なので、普段入れるじゃがいも、人参はやめにした。
代わりにマッシュルーム、しめじを使ってみた。
（この2種ならあまりキノコを食さない同居人も食べる）。
ベースには玉ねぎの他にセロリも刻んで入れてみる。
（セロリを使うのは同居人の工夫のひとつである）
台所でカレー粉を入れ煮込んでいるとき、
我が家の前の道路を歩いていた小学生女子たちが
「あ、カレーだ！」と匂いでいち早く気づいてくれました。
そうなんです、本日は、このオジサンがカレーを作っているのだよ。
ふふふ。
ローストビーフ＆ダブルきのこカレーライス。
贅沢ではありますが、食材をムダなく使い切れて、
ちょっとホッとしているところです。
なんとなく秋の訪れを祝福するような一品になりましたね。
