キノコに凝縮した秋の香り

昨日は久々に「松茸集合」がかかった。
丹波の松茸が我が家に到来したのだった。
松茸の香りは時間との闘いなので
週末に食べようなどと鷹揚に構えていてはいけない。
あらゆる予定をキャンセルして、
明日死んでも後悔しないように集まるのである。
同居人が懇意にしている店に持ち込み、
土瓶蒸し、松茸ご飯にしてもらった。
岡山のTさん(僕は初対面)、友人のMさんと四人で
その夜、日本の秋の味覚を楽しんだ。
会話とともにこのキノコに凝縮した
丹波の秋の香りを味わっていると、
日本に生まれてよかったなぁ、としみじみ思う。
そうした楽しみを持つことは日々の彩りになる。