2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「風のほとりの図書館」、今年も開設

花粉症がそろそろ終わりに近づき、 今年も「風のほとりの図書館」開設の時期がやってきました。 植木屋Sさんが手入れしてくださる木々も葉を増やし、 本を読むのにちょうどいい木陰を作ってくれます。 ちょいと刈り込み過ぎじゃないかなぁ、 と素人なりに心…

アスパラ根元きんぴら、もずく卵ごはん

旬のグリーンアスパラ、絹さやを大量に仕入れました。 大きな鍋でゆがいて常備菜の仲間入り。 普段は捨ててしまうアスパラの根元を きんぴらにしてみました。 知人の奥方にいただいた自家製ラー油を 仕上げにタラリ数滴。 賄いのおつまみになりますね。 命名…

探しものは何ですか

♫ 探しものは何ですか 見つけにくいものですか 昨日のTGIF。 紀伊國屋書店で文庫を3冊買って、 BERGでギネス1パイントを2杯。 帰り際に駅の特設売り場をひょいと覗くと あるじゃありませんか。 ♫ 探すのをやめたとき 見つかることもよくある話で この店の表…

マルクス・ガブリエル『なぜ世界は存在しないのか』(講談社、2018)その2

図書館から借りてきてうっかり積ん読にしておいた。 返却日が近づいて読み始めたら、面白い! 1/3ほど読んだところで返却期限が来て、 続きが読みたくて新刊で購入。 まず、タイトルがいいですよね。 マルクス・ガブリエル/清水一浩訳 『なぜ世界は存在しな…

公共教育こそ、最高水準であるべきだ(後藤正文)

スクラップブックから 朝日新聞2018年4月25日朝刊 後藤正文の朝からロック すべての子どもに扉を 経済的に豊かな子どもほど良い教育を受けられる。 公立小中学校に通う子どもの保護者の約6割が、 こうした教育格差を容認しているという記事を読んだ。 (略)…

焼き肉屋の持ち帰り弁当ってこんな感じ?

同居人が大王食堂に 牛肉を差し入れしてくれました。 本日の賄い大王弁当は 豆ごはん、牛肉炒め、焼きピーマン、 スナップエンドウ、カクテキ。 焼き肉屋の持ち帰り弁当(?)のイメージです。 デザートにぶどうを付けて、 栄養バランス、まずまずですかね?…

柚木麻子『本屋さんのダイアナ』(新潮社、2014)

新作人気書籍を除けば、 かなりの種類の本が図書館で順番を待たずに借りられる。 気に入った作家の旧作を読むには具合がいい。 柚木麻子『本屋さんのダイアナ』(新潮社、2014)を読む。 本屋さんのダイアナ作者: 柚木麻子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 20…

戦線広げず、ロシア語漆塗り作戦

ロシア語の勉強、続いています。 7ヶ月目に入りました。 作戦を考えたんです。 4月開講のNHKラジオ講座はテキストブックを購入し、 録音はするけれど、ひとまずそのままにしておく。 (ありよしきなこさんの表紙イラストレーションが可愛い) その代わり、20…

ラジコのオリジナルイヤホン、もらいました

先だって表参道まで用事で出掛けたとき、 営団地下鉄でポスターを見かけました。 ラジコのオリジナルイヤホンが一面に貼ってあり、 自由に取っていいんですね。 半分くらい既になくなっていて、 僕もすかさずひとついただきました。 打合せが1時間半ほどで終…

猫の思い出二篇

スクラップブックから 讀賣新聞2018年4月12日朝刊 こどもの詩 いつもの想い出 先崎(まつさき)祐理 ポカポカひだまりの中 いつもそこにいたのに トントントン 指先でガラスをたたいて ただいまの合図 でも もうそれは キラキラ光るあたたかい思い出 (茨城…

マルクス・ガブリエル『なぜ世界は存在しないのか』(講談社、2018)その1

千葉雅也さんの推薦文を読み、興味を持ち、 日比谷図書文化館で順番待ちして借りてきた。 マルクス・ガブリエル/清水一浩訳 『なぜ世界は存在しないのか』(講談社、2018)。 返却期限が近づいているのに気づき、 あわてて読み始めたら、面白い! 著者は哲…

イラクで活動した人間たちの記録(2004-06)

スクラップブックから 朝日新聞2018年4月17日朝刊 2004年から06年にかけての 自衛隊イラク派遣の活動報告(日報)概要 (防衛省2018年4月16日開示) ムサンナ県の教育者などと調整。 「鉛筆やノート等の消耗品のニーズも高いが、 草の根では供与が難しいため…

戻ってこられる居場所が、ありました(山藤章二)

スクラップブックから 朝日新聞2018年4月16日朝刊 語る—人生の贈りもの— 病室で締め切り恋しくなった イラストレーター 山藤章二(第1回) 半世紀以上、組織に属さずに働いてきましたが、 あんなに長い間、休んだことはありません。 (引用者注:昨夏、ひざ…

決して忘れられない16歳の夏(大谷光弘)

スクラップブックから 朝日新聞2018年4月16日朝刊 月1回掲載「声—語りつぐ戦争」 特攻中止命令 終戦の2日前 無職 大谷光弘(広島県 89) 13日(引用者注:1945年8月)。 いよいよ出撃、別れの日。 私と運命を共にする通称「赤とんぼ」に乗り込んだ。 本来は…

山菜のほろ苦さを口にすると

お向かいに住んでいた猫友だちのMさんご一家。 お嬢さんと息子さんは東京住まいで学校に通い、 ご夫婦はご主人の故郷、山口に戻った。 そのMさんから週末、山菜が到来。 (この緑を見てください。生命力を感じます) コシアブラ、笹竹、タラの芽。 我が家で…

ヘーゲル/長谷川宏訳『歴史哲学講義(上)』(岩波文庫、1998)

古典を二つの翻訳で読むのは意外に面白い。 格調高い武市健人訳に対して、長谷川宏訳は親しみやすい。 ヘーゲル/長谷川宏訳『歴史哲学講義(上)』(岩波文庫、1998)を読む。 歴史哲学講義 (上) (岩波文庫)作者: ヘーゲル,長谷川宏出版社/メーカー: 岩波書…

成昆線に9時間揺られて、攀枝花(パンチーホウ)へ

スクラップブックから 朝日新聞2018年4月11日朝刊 中国列車 暮らし乗せて 中国内陸部、 四川省の山あい約350キロを走る列車がある。 所要時間は9時間。 厳しい自然環境から、 沿線は中国で最も貧しい地域の一つだ。 バスも自家用車もない住民にとって、 鉄道…

しりあがり寿『地球防衛家のヒトビト』(朝日新聞夕刊連載)

スクラップブックから 朝日新聞2018年4月11日夕刊 しりあがり寿『地球防衛家のヒトビト』 このところネームの切れ味が抜群だ。 男1: またウチの文書管理が進化したって? 男2: もう国家なみですよ ここから先が「存在しないことになってる文書」 男1: え…

柚木麻子『早稲女(わせじょ)、女、男』(祥伝社、2012)

柚木麻子作品が気に入って次々と読んでいる。 立教大学、日本女子大学、学習院大学、慶應義塾大学、 青山学院大学、早稲田大学。 東京6私立大学女子学生6名が短編6作の主人公。 それぞれの校歌歌詞の一節が表題になっている。 柚木麻子『早稲女(わせじょ)…

柚木麻子『幹事のアッコちゃん』(双葉社、2016)

「元気が出るビタミン小説」が双葉社の宣伝コピー。 ビタミンと言うより、上等のフィレステーキを ミディアムレアで150gほど食べたような感じが僕はするな。 柚木麻子『幹事のアッコちゃん』(双葉社、2016)を読む。 幹事のアッコちゃん作者: 柚木麻子出版…

中坊徹次・松沢陽士監修『日本魚類館』(小学館、2018)

スクラップブックから 朝日新聞2018年4月9日夕刊 魚類図鑑 仰天ヒット 天皇陛下も執筆 マニアつかんだ詳細さ 天皇陛下が研究者として執筆に加わった魚類図鑑が、 異例のヒットを放っている。 専門的な図鑑は初版五千部が1年で増刷できれば成功とされるが、 …

大王弁当バリエーション

シニア社員になって3年4ヶ月。 ほぼ定時の17時30分に帰れるので、 同居人の大王賄い弁当を担当しています。 (パプリカの赤をあしらうのも面白い) 緑黄野菜を一品。彩りよく。 週末の作り置き総菜の活用(同居人謹製)。 ソウルフードのベーコンポテト炒め…

ハサミシャッキリ、ナタヅカコッチリ(河田操)

スクラップブックから 朝日新聞2018年4月6日朝刊 読者投稿欄「ひととき」 愛知県愛西市 河田操 無職 79歳 20年近く働いたデパートの清掃員を 退職することになりました。 これから毎日休日だ、と気が楽になり、少し寂しさも感じたとき、 とても久しぶりに、…

一見奇異に映る配置にも理由がある(藤井聡太)

スクラップブックから 朝日新聞2018年4月6日朝刊 藤井聡太将棋六段 寄稿全文 朝日杯では、早指しとはいえ 羽生善治竜王や佐藤天彦名人に勝利することができ、 優勝という結果を含めて手応えを得られた。 (略) そんな中で、将棋ソフトを使い始めたことが 一…

憲法を変えなくても困らない(山口那津男)

スクラップブックから 朝日新聞2018年4月5日朝刊 公明党山口那津男代表 9条改憲「難しい」 ベタ記事なので見落としそうになるが、 9条改憲に関する政治の動きの重要な記事だ。 再録する。 公明党の山口那津男代表は4日、BS11の番組に出演し、 安倍晋三首相が…

宮下奈都『誰かが足りない』(双葉社、2011)

その街には「ハライ」という名の 小さなレストランがある。 親しい人と一緒に何か美味しい物を食べようと思ったとき、 街に住む人はこの店を思い出し、予約する。 6組の人たちが「ハライ」のテーブルを 10月31日午後6時に予約するまでの6編の物語。 宮下奈都…

不都合な記録を改竄する真理省記録局

スクラップブックから 2018年4月4日朝日新聞朝刊 後藤正文の朝からロック 「実現しない予言書」のはずが 数年前、出版社からの依頼で、 ジョージ・オーウェルの小説「1984年」の 文庫版に掲載する文章を書いた。 権力の行いに追随するように ありとあらゆる…

柚木麻子『3時のアッコちゃん』(双葉社、2014)

柚木麻子「アッコちゃん」シリーズ第2作、 『3時のアッコちゃん』(双葉社、2014)を読む。 3時のアッコちゃん作者: 柚木麻子出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2014/10/15メディア: 単行本この商品を含むブログ (13件) を見る 勤務していた出版社の倒産後、 …

竹輪磯辺揚げと緑黄野菜

昨日から「はなまる」で 春の天ぷら定期券2018の使用が解禁になりました。 うどん一杯注文するごとに 天ぷら、唐揚げ、コロッケ、どれでも一品無料。 定期券を300円で購入すれば ゴールデンウィーク明けの5月7日まで37日間使える定期券です。 タイアップして…

在野の書評家に耳を傾ける

Amazon.co.jpには信頼に足る在野の書評家がいる。 辞書マニアの僕が感心したのがingeのブックレビュー。 僕が買い求めてきた数々の英語の辞書・学習書に 的確かつ情報性の高いコメントを残してくれている。 新版 ニュー・アンカー英和辞典作者: 柴田徹士,小…