2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

3月11日のある記憶

いよいよ本格的な寒さがやってきた。 週末はおでん鍋である。 幸い本日代休作戦。 吉祥寺ハーモニカ横丁を抜けて 「つかだ」に買い出しに行く。 相変わらずの人気店だが さすがに年末ほどは混雑していない。 帰り道に横丁で一杯やりたいところだがそうもいか…

ニコニコ生中継「ネット党首討論会」

日本経済新聞ウェブ版で情報を知り、 20時からのニコニコ生中継「ネット党首討論会」を見る。 番組放映が決まってドワンゴの株価が上がったのが 日経のニュースで取り上げられていた。 僕が見ている間で最大120万人、累計では160万人が視聴した。 ツィッター…

早野透『田中角栄ー戦後日本の悲しき自画像』(2012)

早野透『田中角栄ー戦後日本の悲しき自画像』を読む。 著者渾身の中公新書書き下ろし。 本文396ページ、主要参考文献4ページ、年譜7ページ。 いま、なぜ、田中角栄なのか。 金権政治の果てに日本戦後政治史で 忘却されつつある政治家ではないのか。 どっこい…

パラタとマサラティーのある朝食

インド滞在中の朝食に欠かせないのは パラタ(paratha)と呼ぶ全粒粉で作ったクレープ状の食べ物。 中にはポテト、カリフラワー、チーズなどを入れる。 パラタはインド、パキスタン、ベンガル地方で食べられている。 そのまま食べてもうまいしチャツネをつけ…

新興都市Gurgaon のファームハウス

いま僕たちが訪れているのは デリーにほど近いグルガオン(Gurgaon) という新興都市である。 この10年で開発が進み外資系企業が続々近代的オフィスに入っている。 確かにGurgaonと所在地が記されている名刺を ムンバイの会議で何枚もいただいた。 インドを最…

お腹を下さぬようにインド

インドでお腹を下したらいやだなぁ、 と要心しながら日々過ごしている。 正露丸は持参しているが水(氷や生野菜を含む)、食べもの、 運動(ウォーキングとストレッチ)、睡眠に気をつける。 前半戦はなんとか乗り切ったが、 それにしてもインドの食事にはう…

好奇心と物語

仕事で成功したいと思うなら好奇心を持ちなさい と教えてくれる人がいる。 はて、自分にとっていま好奇心とはどんなものだろうと考える。 ムンバイのホテルの部屋のメインテナンスをしてくれる初老男性が どこでどんな家族と暮らしていてどんな夕食を取るの…

日本から花粉を届けるミツバチ

目覚めてシャワーを浴びたら 朝食を取る前にまっ先に地下の会場に行く。 きょうのセッティングができていないので不安なのだ。 お、MacBook Airを持った西洋人が機材チェックをしている。 しめた。彼にのろう。 事務局スタッフ・イーシャが既に手配してくれ…

なにが起きてもインドです

スピーカーとして招待されたコンファランス一日目。 会場に主催者が見当たらないなぁと思ってスタッフに尋ねたら、 なにかの事情で急に来られなくなったという。 しかも、彼はインドでなくアメリカ在住であった。 アメリカ人らしい名前だなぁと僕も思ってい…

ムンバイにやってきた

ムンバイに来ている。 インドである。 昔のボンベイである。 自宅の玄関を出てからホテルに着いて シャワーを浴びるまで20時間かかった。 バンコクでのトランジットの2時間も入っているが、 それにしてもインドは遠いなぁ。 22時を回ってあたりが真っ暗にな…

土屋耕一『コピーライターの発想』(1984)

土屋耕一『コピーライターの発想』を読む。 土屋(故人)は今年50周年を迎えた 東京コピーライターズクラブ会長を務めていた。 多くの会員から敬愛されているコピーライター先達のひとりである。 コピーライターの発想 (講談社現代新書 (724))作者: 土屋耕一…

川上弘美『此処彼処』(2005/2009文庫版)

川上弘美のエッセイ集『此処彼処(ここかしこ)』を読む。 タイトルを見るだけでしびれてしまうほど、 今年、僕は川上弘美の文章のファンになった。 此処彼処 (新潮文庫)作者: 川上弘美出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/08/28メディア: 文庫購入: 3人 ク…

樹木の端切れのコースター

僕が週末に通うコインランドリーの傍に 木材加工の作業場がある。 ときどき前を通り過ぎると 材木の端切れを使ったコースターのようなものを売っている。 なるべく加工せず樹木の風合いを残したものを選び数枚買う。 工芸品と呼ぶほどのものでなく せいぜい…

果実を搾って胡麻を擂る朝

グレープフルーツ、オレンジを搾って 朝の100%ミックスジュース。 お酒を飲んだ翌朝の身体が天然のビタミンを求めている。 前夜帰りの遅かった同居人にも好評。 日頃の失点を少しだけ取り戻す……(かな?)

「椿」の青森天然寒ブリ定食

昼。少し足を伸ばして ニュー新橋ビル地下一階を覗いてみる。 夜は居酒屋になる店が焼き魚、煮魚、刺身でランチの競演。 迷いますね。 女性店員の感じがよさそうで メニューも気になって入ったのが「椿」。 栃木ひとめぼれのごはん(おかわり自由)、味噌汁…

残業の友、シウマイ弁当

このところ毎晩残って 月末に実施するワークショップの準備を続けている。 現場で後悔しないためには 地道な準備を積み重ねる以外に方法はない。 でも、ストイックな時間にこそ ちょっとしたお楽しみが欠かせない。 売り切れぬうちに地下二階の崎陽軒を覗き…

仕事ノート(No.86)

いまは亡き盟友F亭がノートの使い方を教えてくれた。 「どんな案件も別々のノートに書くのでなく、 全部一冊に書けばいいんですよ」 Fは剛胆というかずぼらなところもあった男だから ホントかな、とずいぶん長い間疑っていた。 それまで僕は重要案件ごとに何…

中村隆英『昭和史(下)1945-89』(1993/2012文庫版)

中村隆英『昭和史(下)1945-89』を読む。 昭和史(下)作者: 中村隆英出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2012/07/27メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 7回この商品を含むブログ (8件) を見る 中村は「あとがき」で書いている。 高度成長が終わるまでの…

柿ならぬ紅玉のジャム

同居人が紅玉を使ってジャムを作った。 さっそくマフィンを焼いてその上にスプーンでのせる。 少しゆるめにできていて紅玉ならではの酸味がある。 ……なんて分かったようなことを書いてますが、 いただきものの柿の数が減っていたので てっきり柿のジャムだと…

場が企画を動かし人を動かす

京都・大阪遠征四日目。 京都から1時間半かけて大阪に移動。 きょうは伝説の先輩Iさんを招いている。 Iさんは本質を見抜く力が強く、 世間が注目する仕事をこれまでいくつもしてきた。 相棒にRさん。Iさんのチームで長年仕事をしてきた方だ。 RさんがIさんに…

秘術を出し合う手作りプログラム

京都・大阪遠征三日目。 それぞれのセッションの企画責任者が 秘術を出し合っての手作りプログラム。毎回飽きる暇がない。 僕はディレクターのひとりとして 全プログラムを体験できる特権を持っている。 学んだことをどう実践で活かすか。 塾生たちがアウト…

碁盤の街を東奔西走する

京都・大阪遠征二日目。 きょうから研修プログラムが始まる。 碁盤の街を30代の連中と東奔西走しながらセッションが続く。 公式プログラム終了は24時。 塾生たちの番外編はラウンジでまだまだ続いている。 凄いエネルギーだね。

京都でぼんやりしている

この一年半スタッフの一員として仕事をしている研修の 京都、大阪遠征。 前日夕方ホテルに入る。 近所の銭湯で汗を流し市バスで祇園に向かう。 もう何年もご無沙汰だったバー、ご飯と酒の店に顔を出す。 Mさんのバーも覗いてみよう。 おっと、その前に泉門天…

第52回ACC入賞作品発表会

第52回ACC入賞作品発表会に行く。 有楽町朝日ホールで毎年開催している。 中途15分の休憩をはさんで3時間。 今年の審査員に選出されたラジオCM、テレビCMを まとめて視聴する絶好の機会だ。 僕は贈賞式より作品発表会の方が好きだ。 どんな厳しい年にも 頑張…

「パーラーキムラヤ」で井戸端会議

18時20分。 きょうは早めに上がって帰ろうとS駅構内を歩いている。 どこかで僕の名を呼ぶ声がする。 あれ?いま呼ばれたかな? 振り向くと小柄な大先輩Oさんだった。 Oさんは英語の達人で 在職中は僕の英語スピーチ原稿を添削してもらっていた。 いまは鎌倉…

ハエタロウが付き添う日

前夜早めに床について寝ようと思っていたら なぜか絶不調。 食べたものが悪いとは思えないのに、 胃の調子がままなりません。 悪心があります。 朝になっても調子がさほど戻らないので 大事を取って一日代休。 幸いきょうは急ぎの案件がなにもなく、 自分の…

ウォーキング13年目の秋

ウォーキングを始めて13年目に入りました。 週末は公園、川沿いの道を組み合わせて、 近所の自然の四季折々の変化を愉しみながら歩きます。 この季節、少し肌にひんやりする感覚がなんとも言えませんね。 S駅まで歩いたらちょうど全行程の半分。 駅ビルS書店…

よう怪泣かせの超辛口「こなき純米」

外に出ると気持ちがきりりと引き締まる秋です。 僕は11月が好きだなぁ。 同居人の発案で鍋宴会を開くことにしました。 さっそく我が家ご用達、 清水の魚屋「魚とし」さんに発注です。 刺身は平貝、しめ鯖。 ヤリイカを大根、里芋、こんにゃくと煮て、 本日の…

ギネスで一週間を締めくくる

19時と22時にオフィスの灯りが消える。 それぞれ消灯30分前にアナウンスが入る。 「いつまでも会社に残っていないで帰ってください」 と暗黙で告げる声がオフィスに流れる。 金曜日20時30分。 暗黙で告げられる時間まで普段ならぐずぐずしていない。 家に帰…

榎本まみ『督促OL修行日記』(2012)

榎本まみ『督促OL修行日記』(2012) を読む。 腰巻にこんな言葉があふれる。 「今度電話してきたら、ぶっ殺す!!」 「超ストレスフルな仕事の乗り越え方!」 「人見知りで話しベタで気弱なOKが 年間2000億円の債権を回収するまで。」 「頼みづらいことを頼む、…