2020-01-01から1年間の記事一覧

年越し小宴、中止しました

例年の大晦日は友人が集まって年越し小宴を開きます。 今年はコロナ感染を警戒してやむなく中止としました。 自分を含め無症状の人がひとりでもいれば、 クラスターを発生させる恐れがあります。 (それでも同居人が腕を振るっておせちが揃いました) みなさ…

お茶づけのうた(小野里 美雪)

クリッピングから 産経新聞2020年12月28日朝刊 朝の詩(うた) お茶づけのうた 東京都西東京市 小野里 美雪 48 小野里さんの「お茶づけのうた」読んでたら、 お茶づけ、食べたくなっちゃった! お茶づけ お茶づけ さぁらさら ずすず たくあん たくあん ぽお…

「密」な世界へのノスタルジーを捨てて(五木寛之)

クリッピングから 朝日新聞2020年12月25日朝刊 寄稿/夜の世界には もどれないから 五木寛之(作家) コロナ禍で昼夜が逆転して 常人と同じ時間を過ごすようになった作家のエピソード。 たくまざるユーモアにニヤリとした。 この原稿を、冬日のさす窓際の机…

池澤夏樹評:ショーン・タン/岸本佐知子訳『内なる町から来た話』

クリッピングから 毎日新聞2020年12月26日朝刊 「今週の本棚」 内なる町から来た話 ショーン・タン著、岸本佐知子訳(河出書房新社・3190円) 毎日新聞書評欄を「革命的」に一新したのが丸谷才一。 丸谷がバトンを託したのが池澤夏樹だ。 いまは顧問に退いた…

おもちが届くとお正月だな、と思う

同居人の知人、茨城のYSさんから おもちと野菜(白菜、人参、大根)が届く。 固くならないうちに切り分け、干し始める。 おもちが届くと不思議なもので、 もうじきお正月だな、と思う。 食べきれなかった分は 物干しにぶら下げてある干し網に入れておく。 2…

誰もできないに決まっている水面に線を刻むこと(梅津時比古)

クリッピングから 毎日新聞2020年12月26日朝刊 「音のかなたへ」(梅津時比古) ”水版画”の目的 月一回、最終土曜日に掲載される 梅津時比古のエッセイ。 音楽を奏でている文章を読むのが僕は好きだ。 (略) フランスはバスクの海近くの岸辺で生まれたラヴ…

手書きの手紙が、手作りの封筒に入っていました(宮原雅子)

クリッピングから 朝日新聞2020年12月25日朝刊 読者投稿欄「声」 心ほかほか Xマスの贈り物 主婦 宮原雅子(山口県 68) 言葉にした「ありがとう」は 受け取った人の宝物になるんですね。 夫は毎朝約1時間、三差路に立ち、 登校児童の見守りボランティアをし…

私たちはちかごろよく手を握る(西原理恵子)

クリッピングから 毎日新聞2020年12月21日朝刊 西原理恵子「りえさん手帖」 第165回 手をつなぐ 西原:どう最近 女友達:うん 私たちはちかごろよく手を握る 50代の私たち 親の介護 自身の更年期 子供の自立 夫とのあれこれ 40代までは どうにか頑張れた で…

「在宅疲れ」がトップ4にランクイン

一日一回は散歩(もしくは自転車)&買い物で外出。 町や人の様子を眺めに行きます。 (もちろん、ソーシャル・ディスタンスに気をつけ、 寄った先ではこまめに消毒) O鍼灸整骨院前の立て看板。 頭痛、不眠症、免疫と並んで在宅疲れが 顧客の悩みごとトップ…

そのことがまさに、老いの入り口なのだろう(俵万智)

クリッピングから 讀賣新聞2020年12月21日朝刊 読売歌壇(俵万智選) 今週も好きな歌3首、抜き書きします。 「お時間に限りがあります」 店員のセールの声に老後を思う 吉野川市 喜島成幸 【評】タイムセールの場面。 店員の何気ないひとことが、 人生を言い…

『独学大全』フェアで特製小冊子いただいた!

9月に『独学大全』を上梓した読書猿さんのツイートを眺めていたら、 BOOK 1st.新宿店でフェアが始まったことを知りました。 同書に紹介された本が書棚に結集し、 1冊以上購入(「週刊ダイヤモンド」除く)すると特製小冊子がもらえます。 地方の読者は電話注…

コイン精米所に出掛ける

この秋、同居人が友人THさんから新米(玄米)をいただきました。 大王食堂の米びつの在庫が心細くなってくると、 自転車でコイン精米所に出掛けて当座必要な分だけ精米してきます。 今年は3回目。 機械の扱い方の要領がようやくのみ込めてきた頃に いただい…

政治が科学に原理的対決を迫る(加藤陽子)

クリッピングから 毎日新聞2020年12月19日朝刊 加藤陽子の近代史の扉 危うし「ボトムアップ型」科学 [学術会議「再定義」のもくろみ] 菅首相に学術会議会員任命を拒否された6人の一人である 加藤先生は学術的方法を活用し、意見を述べている。 引用する。 (…

人間的な不透明さを簡単に手放してはならない(東畑開人)

クリッピングから 朝日新聞2020年12月17日朝刊 社会季評 忘年会中止と官僚の退職 透明になって、失うもの 東畑開人(とうはた・かいと) (臨床心理士。十文字学園女子大学准教授) 社会が要請する透明さと 人間が必要とする不透明さ。 その対比によるアプロ…

これは夜ではない何かです(酒井裕佳理)

クリッピングから 讀賣新聞2020年12月15日朝刊 読売歌壇(俵万智選) 今週も好きな歌3首、抜き書きします。 ほんとうに明けない夜がないのなら これは夜ではない何かです 大阪市 酒井裕佳理 【評】「明けない夜はない」という定番の励まし。 それに対する渾…

むすこがうけつぐんかな(中嶋蒼太)

クリッピングから 讀賣新聞2020年12月15日朝刊 読者投稿欄「こどもの詩」 読者投稿欄というのは 新聞社にとって宝物なのかもしれませんね。 行間から人の暮らしが見えてきてホッとします。 サンタさんとコロナ 中嶋蒼太 サンタさん コロナになったらどうしよ…

宮本浩次「ROMANCE」(Universal Music、2020)

毎週金曜21:05-55放送、NHKラジオ第一「飛ぶ教室」。 作家の高橋源一郎さんが校長で 一コマ目は校長が選書し紹介する「ヒミツの本棚」。 二コマ目は「きょうのセンセイ」。 ゲストを招き(リモート出演もある)お話を聴く。 週一回の夜の学校だ。 (相方・小…

ダニエル・デフォー/武田将明訳『ペストの記憶』(研究社、2017)

Eテレ「100分de名著」が9月にこの本を取り上げた。 ダニエル・デフォー『ペストの記憶』(研究社、2017)を読む。 番組で講師を務めた武田将明東京大学大学院准教授が新訳に挑戦している。 ペストの記憶 (英国十八世紀文学叢書[第3巻 カタストロフィ])作者:…

寄藤文平さんが描く「なつかしい一冊」

毎日新聞土曜朝刊「今週の本棚」は デザイン・絵を寄藤文平さんが担当している。 選者が毎週交替で「なつかしい一冊」を披露する。 コラムに添えられるイラストレーションが絶品だ。 12月12日は西垣通さん(情報学者)が マルティン・ブーバー著/植田重雄訳…

北海道民は「マフラー」を知っている

クリッピングから 朝日新聞2020年12月5日朝刊別刷be お宝発見ご当地食 マフラー(堀川) 埋蔵エリア 北海道 練り物好きの小生としては、 こんな記事が見逃せません。 「マフラー」は知らなかったなぁ。 北海道らしい、いいネーミングですね。 寒くなって、多…

Haruki Murakami "Killing Commendatore" (Vintage International, 2019)

日本語で読んだ小説を、今度は英語で読んでみる。 物語が既に頭に入っているから、いいトレーニングになるのだ。 Haruki Murakami "Killing Commendatore" (Vintage International, 2019) (村上春樹『騎士団長殺し』(新潮社、単行本2017/文庫2019))を…

敗者にも勝者にもドラマがあった竜王戦

クリッピングから 讀賣新聞2020年12月7日朝刊 豊島 4度目の正直 タイトル初防衛 第33期竜王戦(主催=読売新聞社・日本将棋連盟) カメラマンにとってシャッターチャンスは 投了を告げた羽生九段が頭を下げた一瞬だったのだなと思う。 敗れてなお華があるの…

石井洋二郎『ブルデュー「ディスタンクシオン」講義』(藤原書店、2020)

岸政彦さんが執筆した 「100分de名著/ディスタンクシオン」テキストで興味を持ち、連読。 石井洋二郎『ブルデュー「ディスタンクシオン」講義』 (藤原書店、2020)を読む。 NHK 100分 de 名著 ブルデュー『ディスタンクシオン』 2020年 12月 [雑…

少しずつ黄を足しながら晩秋の(小林真希子)

クリッピングから 讀賣新聞2020年12月7日朝刊 読売歌壇(俵万智選) 今週も好きな歌3首、抜き書きしてみます。 少しずつ黄を足しながら晩秋の 風が仕上げる銀杏の並木 平塚市 小林真希子 自分だったら「黄を足しながら」がなかなか書けません。 銀杏の黄の鮮…

100分de名著『ディスタンクシオン』(講師:岸政彦)

あんなに楽しみに待っていたのに 25分があっという間に過ぎてしまいます。 Eテレ「100分de名著」。 12月は番組初、社会学の名著を取り上げました。 ピエール・ブルデュー『ディスタンクシオン』(講師:岸政彦)です。 NHK 100分 de 名著 ブルデュー…

レジ横に貼られた「ツケ」のレシート(テヘランの果物店)

クリッピングから 朝日新聞2020年12月1日朝刊 世界発2020/経済制裁 イランの家計圧迫 超大国アメリカ主導の西側諸国による経済制裁が イランの人たちの生活をどう変えているか。 飯島健太記者(テヘラン)の記事でその一面が窺えた。 トランプ米政権による…

橋爪大三郎評:佐藤優『池田大作研究』(朝日新聞出版、2020)

クリッピングから 毎日新聞2020年12月5日朝刊 「今週の本棚」『池田大作研究ー世界宗教への道を追う』 佐藤優著(朝日新聞出版・2420円) 池田大作研究 世界宗教への道を追う作者:佐藤 優発売日: 2020/10/30メディア: 単行本 橋爪大三郎が佐藤優の新刊『池田…

この時間はずっと続くものではない(藤掛結衣)

クリッピングから 朝日新聞2020年12月1日朝刊 読者投稿欄「ひととき」 祖父と2人の夕食 神奈川県横須賀市 藤掛結衣 大学生 19歳 いまどき、こんな大学生もいるんだな、 としみじみ記事を読みました。 7月から、大学のオンライン授業を終えると、 家から歩い…

ベルリンの味で小腹を鎮めよう

夕方あたりに小腹が空きます。 ベルリン仕込みのカリーヴルストドッグを作りましょう。 プレーンドッグ(タマヤ)をオーブンで焼き、 フライパンで焼いたウインナー、玉ねぎスライスをはさんで トマトケチャップ、カレー粉をかければ完成!です。 玉ねぎは細…

「ノマドルーム」開設いたしました!

12月1日より「ノマドルーム」を開設いたしました! 仕事に、勉強に、一日何回使っても、何時間使っても 100円ポッキリの良心的価格。 このルームのオーナーを自負する(?)楽浪(ささなみ)さんを 寝室でナデナデするのが使用の必須条件となります。 (楽浪…