2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

かざし見るなり刀のごとく(原 拓)

クリッピングから 讀賣新聞2023年6月26日朝刊 読売歌壇(俵万智選) 今週の好きな歌3首、抜き書きします。 検品の傘を開きておじさんは かざし見るなり刀のごとく 大阪市 原 拓 【評】傘の骨に異常がないかを確かめる所作。 やや大仰な感じでもあり、 プロな…

わが子の作品は「1万円札」

クリッピングから 毎日新聞2023年6月24日朝刊 読者投稿欄「いわせてもらお」 ◉せんだんは双葉より…… 孫が小3のとき、母親が授業参観に。 教室の壁に「好きなもの」と題する絵が貼ってある。 おかあさん、おとうさん、ペットなどが並ぶ中、 さて、わが子の作…

この指のカッコしたら、一番ええ音がするねんで

クリッピングから 朝日新聞2023年6月24日朝刊別刷be 「フロントランナー」 義太夫節三味線奏者 鶴澤津賀寿(つるざわ つがじゅ)さん(65歳) ーー義太夫の三味線は教え方も奥が深いのだそうですね。 細かく規則が伝わっていて、 「最後の一文字はこの音の後…

信仰としてのジャーナリズム、アメリカフォビア(米国嫌悪)

池上彰さんが聞き手の名手であることを本書で再確認した。 エマニュエル・トッド/池上彰(通訳:大野舞) 『問題はロシアより、むしろアメリカだ ーー第三次世界大戦に突入した世界』(朝日新書、2023)を読む。 問題はロシアより、むしろアメリカだ 第三次…

池澤夏樹評:多和田葉子『白鶴亮翅』(朝日新聞出版、2023)

クリッピングから 毎日新聞2023年6月26日朝刊 「今週の本棚」池澤夏樹評(作家) 『白鶴亮翅』多和田葉子著(朝日新聞出版・1980円) 話題のゆるやかな推移 太極拳のごとく 白鶴亮翅作者:多和田 葉子朝日新聞出版Amazon はっかくりょうし、と読む。 白い鶴が…

腹の上のポジションはゆずれない

クリッピングから 朝日新聞2023年6月24日朝刊別刷be 「コロコロ毛玉日記」130(中川いさみ) 今週の中川家。 我が家では僕の腹の上は もっぱら大王が独占しているポジションです。

本日の大王夜食弁当(同居人用)

本日の大王夜食弁当。 月1回の東京コピーライターズストリート収録で遅くなる 同居人に作りました。 黒胡麻ごはん。焼き竹輪しんとり菜炊き。のどぐろ天。 セロリとベーコン炒め。ほぐし焼鮭。枝豆(豆王B級品)。 店主は週2回の「たちのみ大王」開店日です。…

手嶋龍一/佐藤優『ウクライナ戦争の嘘ーー米露中北の打算・野望・本音』(中公新書ラクレ、2023)

定期的に出版されるこの二人の対談本は見逃せない。 新聞・雑誌では得られない情報、識見がしばしば得られる。 手嶋龍一/佐藤優『ウクライナ戦争の嘘 ーー米露中北の打算・野望・本音』 (中公新書ラクレ、2023)を読む。 ウクライナ戦争の嘘 米露中北の打…

色鉛筆市場に一撃、クーピー誕生50周年

クリッピングから 讀賣新聞2023年6月19日朝刊 「定番物語」斬新な色鉛筆 50年の支持 (イラスト・友田威) 全部が芯の色鉛筆といえば、 サクラクレパスの「クーピーペンシル(クーピー)」だ。 従来の色鉛筆とは一線を画す、 斬新なデザインと機能でロングセ…

みんなが来るからやめられない 早朝ミエ道場

クリッピングから 毎日新聞2023年6月19日朝刊 「人生100年クラブ」元気の源はご近所に 中尾ミエさん(77)、公園が「道場」 (ワタナベエンターテインメント提供) 2019年、ブロードウェーミュージカル「ピピン」で 祖母を演じることが決まった。 演技では高…

ジャングルジムに上昇気流(大津穂波)

クリッピングから 讀賣新聞2023年6月19日朝刊 読売歌壇(俵万智選) 今週の好きな歌3首、抜き書きします。 ワンタンのいちばん雲っぽいやつを あげて涙のつづきを聞いた 豊中市 葉村直 特別で適切な物に包まれたい レタスのセロファンバターの銀紙 三次市 山…

改正入管法の意味(毎日新聞特別編集委員 山田孝男)

クリッピングから 毎日新聞2023年6月19日朝刊 コラム「風知草」(特別編集委員 山田孝男) 改正入管法の意味 怒号と混乱の採決は国会会期末の年中行事。 今月9日に成立を見た改正入管法もその一つだった。 (略) 釈然としないのは報道である。 ニュースは大…

書籍広告:澤地久枝『記録 ミッドウェー海戦』(ちくま学芸文庫、2023)

クリッピングから 毎日新聞2023年6月10日朝刊 筑摩書房書籍広告(全5段) 澤地久枝『記録 ミッドウェー海戦』(ちくま学芸文庫) 3418名 この数字は、一人ひとりの名前でできている。 1942年6月、ミッドウェー海戦 日米戦死者数 「ミッドウェー海戦」を知る…

雲のアート 061623

佐藤優評:池上彰『池上彰の「世界そこからですか!?」ニュースがわかる戦争・国家の核心解説43』(文藝春秋、2023)

クリッピングから 毎日新聞2023年6月10日朝刊 「今週の本棚」佐藤優評(作家・元外務省主任分析官) 『池上彰の「世界そこからですか!?」 ニュースがわかる戦争・国家の核心解説43』 池上彰著(文藝春秋・1760円) 池上彰の「世界そこからですか!?」 ニュー…

我らは夏をまだ知らぬ鉢(住吉和歌子)

クリッピングから 讀賣新聞2023年6月13日朝刊 読売歌壇(俵万智選) 今週の好きな歌3首、抜き書きします。 唐揚げにレモンの染みる瞬間に じゅっと衣の逆立つ真夏 小諸市 藤 雪陽 それぞれの種を抱えて眠りいる 我らは夏をまだ知らぬ鉢 札幌市 住吉和歌子 2…

私のこころは鮮やかに学ぶことを欲しながら生きる

クリッピングから 朝日新聞2023年6月10日朝刊別刷be 「認知症と生きるには」 学びを生涯欲し続けた 「先生、私はこのごろ自分が言いたいと思うことが、 言えなくなりました」。 開口一番、田中京子さん(仮名、初診時72歳)は訴えました。 物忘れより心配な…

そのサイクルは永遠に続くのであった

クリッピングから 朝日新聞2023年6月10日朝刊別刷be 「コロコロ毛玉日記」128(中川いさみ) 今週の中川家は猫3匹に翻弄される作者です。 (我が家も似たようなものですが…)

ばけねこ、あの街、メンチカツ

M歯科で定期検診をしてもらった後は 神保町の貸棚共同書店PASSAGE(パサージュ)に寄ります。 搬入と棚の整理です。 きょうは『石黒亜矢子作品集其の弐』(玄光社、2023)4冊、 棚に並べます。 せたぶん(世田谷文学館の愛称)に 「石黒亜矢子展 ばけものぞ…

必要なのは才能より忍耐力だよ(橋本忍)

クリッピングから 朝日新聞2023年6月10日朝刊別刷be 山田洋次「夢をつくる」18 脚本の師・橋本忍さんとの日々 (左から野村芳太郎監督、脚本の橋本忍、山田洋次さん=シネマ旬報社提供) 監督になるにはシナリオが書けないとダメだ、 シナリオが書けない監督…

マティスは光が長く差し込む、冬の午前11時が最も美しいと語った

僕はキリスト教徒ではないが、 こんな礼拝堂なら一度は訪れてみたいと思った。 80歳間近のアンリ・マティス(1869〜1954)が画家人生の すべてを注ぎ手掛けた南仏ヴァンスのロザリオ礼拝堂だ。 朝日新聞編集委員・大西若人の2023年6月10日朝刊記事から引用す…

家族でテレビを囲んだ昭和の頃を思い出した

クリッピングから 讀賣新聞2023年5月29日朝刊 ラテ面「試写室」 阿佐ヶ谷アパートメント(NHK=後 11.00) 舞台は、阿佐ヶ谷姉妹=写真=が大家のアパート。 世代を超えて集まった、 興味や関心の異なる住人たちと様々な取材映像を見つつ、 昭和の雰囲気の色…

ソール・ライターの原点/ニューヨークの色

クリッピングから 讀賣新聞2023年5月29日朝刊 ソール・ライターの原点 多数の未公開作品 2023年に生誕100周年を迎える写真家、 ソール・ライターの400点を超える作品が並ぶ展覧会 「ソール・ライターの原点 ニューヨークの色」が、 東京・渋谷ヒカリエのヒカ…

風であることをやめたわけではない

クリッピングから 讀賣新聞2023年5月29日朝刊 読売歌壇(俵万智選) 今週の好きな歌3首、抜き書きします。 風だった子らを並べてあたらしき 一年生の教室涼し 京都市 袴田朱夏 【評】自由にのびのびと走り回っていた子どもたち。 でも、風であることをやめた…

人生という芝居を続けましょう!

クリッピングから 朝日新聞2023年6月3日朝刊別刷be 読者投稿欄「いわせてもらお」 ◉役者人生 久しぶりに故郷に帰ると、 ひとり暮らしの母が喜んで一日中私に話しかける。 それはいいが、母は耳が遠くなり、 私は大声を張り上げなければならない。 「ママと話…

小林幸子が期待通りの仕事をしてくれた

同居人がギンザマンの肉まん、肉ちまきを 土産に持って帰ってくれた。 蒸し器代わりに使っていた圧力鍋の底が外れて処分して以来、 適当な蒸し器がなくて不自由している。 さて、どうする? 駅向こうのDAISOをブラブラしていたら、 ある製品に目が止まった。…

ヒマな三匹が話し合ってやっている

クリッピングから 朝日新聞2023年6月3日朝刊別刷be 「コロコロ毛玉日記」127(中川いさみ) 我が家でもハウス型ベッドに大王が寝ていると思ったら、 いつの間にか楽浪(ささなみ)さんに入れ替わっています。 飼い主をからかっているな、あれは。

ハムロール大王サンド

近所のパン屋 B.O. で ロールパン(5ヶ350円)を買ってきました。 H牛肉店ロースハム(大多摩ハム)、粒辛子、 新玉葱、バターをはさんでみました。 これが旨いんです。 あれ? どこかで見たような。 猫ベッドに潜り込む大王でした。

26年前 助けてくれた訳

クリッピングから 朝日新聞2023年5月27日朝刊 「そよかぜ」◆洛陽(中国) 26年前 助けてくれた訳 7年弱の中国勤務が終わろうとするなか、 帰国前にどうしても会いたい人がいた。 1997年3月、中国を一人旅していた大学生の私は、 陜西省西安市を発った列車の…

大王食堂賄いカレー

グリコ「カレー職人」ふわふわ玉子のカレー(甘口)をベースに 大王食堂賄いカレーを作りました。 黒胡麻ごはん。さつまいもバター。山形ハッピー枝豆。 近所の農園プチトマト。グリーンアスパラとブロッコリーのお浸し。 京都新玉葱。定番の大粒ラッキョウ…