2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

8月よ、さようなら

8月最後の日。 こどもたちにとっては あんなに長かった夏休みの最後の一日。 映画『チップス先生さようなら』に好きなシーンがある。 夏休み明けの新学年の登校日、 こどもたちがため息つきながら 「どうして休みって終わっちゃんだろうね」とつぶやく。 わ…

夏のセミ、秋の畑

今年の夏は心なしかセミの鳴き声に力がない。 鳴く数も少ない。 暑い日は確かにあったけれど曇りや雨の日も多く、 なんだかもう一つ燃焼しきれない。 夏休みを過ごしたこどもたちは 今年の夏にどんな思いを持ったのだろうか。 秘湯会の畑ではナスはよかった…

8月のソメイヨシノ

この日もうっかり書き忘れていました。 「はてな」の新機能が教えてくれました(汗)。 朝、通勤途上に撮った保護樹木、ソメイヨシノです。 開花の時期になると この家の方がライトアップしてくれて幻想的。 少し遠回りしてこの道を通って夜桜を楽しむことに…

「牛めし げんき」は元気です

ホームグラウンド西新橋一丁目を離れて 新橋シリーズ(その2)は「牛めし げんき」。 新橋駅前では知る人ぞ知る牛めしの店だ。 ちょうど10人入ると満員になるカウンタ−だけの店だが、 時代の荒波をいくつも越えて相変わらず繁盛している。 外観はずいぶんき…

流れ流れて台湾へ

会社で仕事が終わったのが夜の10時。 たまにはビールでも飲んで晩ご飯を食べて帰ろう。 立ち飲み屋が満員だったり 入ろうとした居酒屋がぼちぼち店じまいだったり 夜の新橋を流れ流れる。 ふと思いつき「台南担仔麺大王」に寄る。 昔通りのたたずまいだ。 調…

Only the Paranoid Survive

アンドリュー・S・グローブ「インテル戦略転換」 (原題:Only the Paranoid Survive/佐々木かをり訳)を読む。 グローブ自身の1997年の著書である。 梅田望夫さんの推薦図書の一冊で以前から気になっていたが、 テドロー教授の「アンディ・グローブ」(上下…

帰り道に、ミラタマを

残業して小腹が空いた夜は 近場でササッと腹ごしらえして家路に着く。 西新橋・食事情シリーズ(その17)。 名古屋の人たちがなぜか喜ぶ あんかけスパゲティ専門店が二軒、 それもごく至近距離にある。 名古屋出身の某上司はこちらに引越ししてきて早々、 そ…

あの遊園地貸し切り権

表参道に行く道すがら、 弊社で実施中のキャンペーンのでっかいポスターを見つけたので さっそくカメラにおさめた。 10週間連続で毎週毎週ちょっと変わったプレゼントを 総額1,000万円分差し上げる FeliCaネットワークスのキャンペーンです。 いまは「あの遊…

びーめん生活と新子の夜

原宿クエストホールで 「篠原ともえとイッセー尾形のびーめん生活」を観る。 先週は別の演目をやっていたのだから イッセーさんは本当に凄い。エネルギッシュだ。 小松政夫、桃井かおりに続く共演シリーズ三作目。 ちょっと不思議な舞台だった。 ストーリー…

空蝉の朝に

毎朝秘湯会の畑を観察してから会社に行く。 数日前には蝉の抜け殻を見つけた。 まだまだ暑い日が続いているが、 こうして自然は次の季節の準備を始めている。

シネマ歌舞伎と金メダル

目黒で山田洋次監督、中村勘三郎主演のシネマ歌舞伎 『人情噺文七元結(もっとい)』の試写を観た。 舞台の再現を映画でどうするんだろうと疑問を持っていたが すばらしい出来映えだ。 テレビでよくある類いの舞台中継とはまったく違う。 映画表現として楽し…

ある書店の閉店のお知らせ

銀座に寄ったついでに本屋に行こうと思ったら、 そうだ、旭屋書店銀座店は4月に閉店していたんだ。 築地で働いていたときも、銀座にいたときも、 ここにはずいぶん世話になった。 新聞記事で閉店を知ったとき寂しい思いをしたものだ。 アマゾンなどバーチャ…

銀座の3D水族館に出かけよう

ソニービルの美ら海水族館の3D映像が楽しめる。 メガネをかけて画面を見ると、 ジンベエザメやマンタがこちらに向かって グンと飛び出してくる。 一緒に見ていたこどもたちが手を伸ばして サカナたちに触ろうとする姿が印象的だった。 3Dもここまで進化した…

お盆明け初日の行列パスタ

誰に頼まれたわけでもないが ゴールデンウィーク明けに オフィスが引っ越してきてからというもの、 西新橋一丁目の食宇宙を探検してきた。 三ヶ月半で50軒近くは行っただろうか。 大はずれがほとんどないし、 僕のショートリストに載せたい店が1/3はある。 …

イッセー尾形これからの生活2008

昨夜は「イッセー尾形これからの生活2008」を クエストホールに観に行った。 イッセーさんと森田オフィスが クエストホールで公演を始めて20年になる。 僕はその前の渋谷ジァンジァンの頃からおじゃましているから イッセーさんを観始めてどれくらいになるの…

あるアメリカ人の人生とその時代

「アンディ・グローブ(下) シリコンバレーを征したパラノイア」を読む。 1968年にインテルが創業して40年。 この時期のシリコンバレーを中心とした技術史、経済史は おそらく人類の歴史で特筆される時期になるだろう。 インテル、マイクロソフト、アップル…

アンディ・グローブと格闘する夏

「アンディ・グローブ(上)ー修羅場がつくった経営の巨人」 (ダイヤモンド社)を読み終える。 ハーバード・ビジネススクールのリチャード・S・テドロー教授が 3年間、講義など他のいっさいの仕事をせずに取り組んだ労作である。 有給休暇扱いにしてテドロ…

ターセム「落下の王国」 (The Fall)

新宿の明治安田生命ホールに 映画「落下の王国」(原題:The Fall)の試写を観に行く。 ターセムが監督し、石岡瑛子が衣装デザインディレクターだったので 僕の興味を惹いたのだ。 ターセムはCMディレクターとして トップクラスの仕事をしてきており、 カンヌ…

親方はつらいよ

高砂浦五郎「親方はつらいよ」(文春新書)を読む。 タイトルがいい。タイムリーである。 腰巻きがまたいい。 「特別寄稿 朝青龍、渾身の反省文付き」。 朝青龍の切り抜き顔写真に 吹き出しセリフが付いている。 「親方、本当に申し訳ありませんでした!」。…

そうだ、車海老にしよう

久しく京都に遊びに行っていない。 西新橋一丁目にも京料理の店「京の里」がある。 西新橋・食事情シリーズ(その15)。 ランチだからとりわけ京都と言うこともなく、 上天丼、1,500円。 副菜一品、おすまし、漬け物、水菓子が付く。 「1,000円の天丼とはど…

ポニョとアカシア

「崖の上のポニョ」を観る。 昨年10月のベルリンスクール東京モジュールで スタジオジブリの鈴木敏夫さんをお招きし 僕がインタビュアーとなってお話を伺った。 鈴木さんの物を見る目線、人との付き合い方、行動指針、 そして記者時代からの博識と好奇心など…

ポスト・イット・フラッグのおもてなし

本を読んでいるときに 自分が気になった場所をどうチェックしていますか? 齋藤孝先生の薫陶を受けていれば三色ボールペンだろうし、 ブックオフに売るのをあきらめれば端を少し折ってみてもよい。 久しぶりにポスト・イットを使ってみるかと文具店をのぞく…

おもてなしの経営学とEMBA

アスキー新書がおもしろい。 中島聡「おもてなしの経営学 アップルがソニーを越えた理由」を読んだ。 中島が自身のブログ"Life is beautiful"で、 「どうもUser Experienceに当たる、 うまい日本語が思い当たらない」 と書いたところ、 中島のリアル世界の友…

パラダイス鎖国と厳しいぬるま湯

海部美知「パラダイス鎖国 忘れられた大国・日本」を読む。 シリコンバレー在住の筆者がブログで生んだキーワード、 「パラダイス鎖国」を軸にこの頃の日本を語る。 清潔で安全で質の高い生活ができる日本に暮らしていると わざわざ外国に出て苦労などしたく…