2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

クリエイティブ・コーダーをめざす人

コーディングの時代である。 広告の世界は一昔前ならアートやコピーで一世を風靡した。 現代はコードが書けることが条件である。 であるなら、諸君、 クリエイティブ・コーダーをめざそうではないか。 Beyond Interaction[改訂第2版] -クリエイティブ・コー…

山崎プレミアムソーダを二箱

年に一度か二度、森の蒸留所に出かける。 我が家ご用達のシングルモルトウィスキーを買うためだ。 副会長、女優Mちゃん、同居人と Mちゃんのワゴンで白州に向かう。 天気予報では雨だったがよく晴れた。 夏休みにはまだ早いから高速道路も空いている。 三人…

ベルクでビールの持ち帰り?

なにかを始める前に、なにかをあきらめる。 それも自分にとって大事ななにかをあきらめる。 敬愛する梅田望夫の実践的タイムマネジメント理論である。 ハエタロウの面倒を小まめに見るのと(なんせ歯肉炎の病気持ち)、 6月から社外プロジェクトをひとつ始め…

ちらし寿司にカニかま

ふと気づけば木曜日。 社員食堂「旬」は寿司の日でした。 ちらし寿司。味噌汁付き。600円。 格別うまい訳でもないけれど、 まぁ、値段の割にはOKかな。 ハエタロウが普段食べているようなカニかまが 隅っこに入ってました。

マイ・スペースがノマド族を救う

社外で6月から始めたプロジェクトチームが集まる日。 普段はFacebookのクローズド・コミュニティでやりとりしている。 全員で物事を一気に進める段階では フェイス・トゥ・フェイスの打ち合わせが欠かせない。 20代から50代まで、学生もいれば社会人もいる6人の…

キーボード異聞ーMacBook篇

家に帰ってきてMacBookを使おうと思ったら なぜかカーソルもキーボードも動かない。 単品のマジックトラックパッドを試すとカーソルは使える。 水をこぼした訳でもないのに なぜかトラックパッド、キーボードが湿っている。 なんだ、これは日本の湿気が原因…

内藤湖南『東洋文化史』(2004)

カンヌのクリエティビティ・フェスティバルに通いながら ずっと読んでいたのはこの本である。 今年12,000人参加していようが この本を彼の地で読んでいたのは僕だけである自信がある。 内藤湖南『東洋文化史』(礪波護責任編集)(2004) を読む。 東洋文化史 (…

訳知り顔は6月の梅雨空

東京に帰る日は手持ちぶさたである。 朝ご飯を食べた後は荷造りを完了し、 13時30分にタクシーが迎えに来るまで本を読む。 ニースからカンヌまで行きは130€、帰りは90€。 いくら行きは同乗者を別のホテルまで送ったからと言って 40€分も遠回りはしていまい。…

「おまえは何者だ」とカンヌに問われる

審査をした訳でも セミナーのスピーカーをした訳でもないのに なぜかヘトヘトに疲れるのがカンヌである。 「おまえは何者だ。おまえに何ができるのだ」 四六時中問われているようで、僕はなんだか面白くない。 前半元気に飛ばしていた若者たちも 中盤を過ぎ…

もうひとつの、静寂の、カンヌ

やや遅めのランチョンミーティング。 会場からクルマで10分もかからぬ距離だが、 別にやってくるホストは30分以上タクシーが拾えず遅刻。 帰りも10分で来るはずだったタクシーが 30分以上かかってようやくレストランに到着。 まぁ、来ただけましだ。 もとも…

カンヌ時間をどう使うか

10時、カンヌの定番人気セミナー、 サーチ&サーチ・ニューディクレターズ・ショーケース。 冒頭に『利己的な遺伝子』著者Richard Dawkinsを登場させ、 今年も鮮やかな演出で始まった。 サーチが世界中から選りすぐった映像作品を見せるシリーズ。 クリエー…

巨大怪物と格闘する数日間

今年のカンヌ・フェスティバル前半戦終了。 午前中は見たいセミナーがないので、 ホテルのガーデン・オフィスで仕事に取り組む。 午後から二つセミナーを覗き、 旧市街の丘の上で開催する招待制パーティに参加。 その後は会場に戻って三夜連続の授賞式。 第…

挑発が喝采を呼ぶカンヌセミナー

広告作品展示からセミナーへ この数年でカンヌの舵はすっかり切り替わった。 クリエーティブの人間から不満は出るものの、 ビジネスとしては大成功を収めている。 入場者数、エントリー数、セミナー開催数を見れば一目瞭然だ。 意外に思うかもしれないが カ…

庭のある小さな三つ星ホテル

カンヌ市最大の収入源は 一年の各期間に予定されたコンベンションである。 カンヌ国際クリエティビティ・フェスティバルもその一つだ。 ホテル宿泊料は需要と供給の関係で変化する。 (料金はシーズン毎に決まっていて変動相場制ではない) 一番高額なのは5…

Cinder−グランプリ・オープン・ソース・プログラム

カンヌ国際クリエティビティ・フェスティバル二日目。 (Simplicityを旨とするフェスティバルのくせに名前が長い! TEDのように呼びやすい略称もまだない。なんとかならんか) イノベーションライオンの生プレゼンテーションと David Droga審査委員長率いる…

カンヌの天下を次に取るのは誰か

土曜日の朝のカンヌはまだ人が少なく静かである。 今年は12,000人が参加するというから、 これから続々カンヌ入りしてくるのだ。 登録を済ませ、 今年から新カテゴリーとして始まったイノベーションライオンの ショートリストプレゼンテーションを見に行く。…

14回目のカンヌ

14回目のカンヌにやってきた。 現在の正式日本語名は カンヌライオンズ国際クリエティビティ・フェスティバルだ。 91年に当時の出向先W社長に派遣していただいたのが最初だ。 22年前になるから、もう遠い昔だ。 以来、審査員を務めたり、費用を積み立てて同…

梅雨とグローバル

6月になっても気持ちのいい日があるなと思っていたら あれよあれよと梅雨らしい天気に入った。 朝から余裕をみて仕事を組んでいたはずなのに 少しずつ歯車がずれるとみすみす持ち時間を失う。 ハエタロウを点滴に連れていく予約が午後6時40分。 その時間に遅…

二大俳優競演、小津茶漬け

同居人が野蕗を仕入れ、 どうやら佃煮をつくるらしい。 いったん下茹でを済ませた後に 薄皮を丁寧にむきコトコト煮る。 わりかた辛気くさいプロセスを経る必要がある。 さて同居人の留守にどうやって味見をしてやろうかと考えて やはり茶漬けが一番という結…

網野善彦『歴史を考えるヒント』(2001/2012文庫版)

網野善彦『歴史を考えるヒント』を読む。 言葉を通して日本の歴史を考え直す一冊である。 「百姓」という言葉が農民だけを指す訳ではない、と語られると 「え、そうだったの?」と意表を突かれる。 歴史を考えるヒント (新潮文庫)作者: 網野善彦出版社/メー…

銀座でアジアの勉強会

午後から銀座に出る。 博報堂の石井うさぎさん、電通の東畑幸多さんらが 3月にタイ・パタヤで開催した地域国際広告祭アドフェストの 報告をしてくれるのだ。 ヤングロータス日本代表で出場した若手二人、 畠山侑子さん、柴田悠香さんの報告も楽しみだ。 その…

貴田庄『小津安二郎の食卓』(2000/2003文庫版)

貴田庄『小津安二郎の食卓』を読む。 十年以上前だったと記憶するが、 海外の友人、知り合いから小津作品について 尋ねられることがあった。 小津の名前を知っているだけで 当時一本も見ていなかった僕は恥ずかしく思った。 特別なシアターでのみ見ることの…

6月の風の魔法で

土曜日である。 駅向こうの魚屋「魚卯」を覗く。 しめしめ、あるある。 小鯛、きす、小鰺の開きを仕入れる。 一塩して風干し。 6月の、梅雨ではない風に数時間干して水分を抜いてやる。 食べものについて決して世辞を言わない同居人の 夕飯のおかずに小鯛5枚…

ハエタロウ専用レストラン

我が家でもっとも大事な仕事のひとつは 歯肉炎の持病を抱えるハエタロウに 日々ご飯を食べてもらうこと。 痛みはじめると あらゆる食べ物が敵になるらしく(同居人談)、 せっかく増えた体重がストンと落ちてしまう。 という訳で、 帰宅すると、まぁこんな感…

疲れた胃腸に、簡単パスタ

朝起きたときから背中が重い。 こうした症状が出るときはたいがい胃腸が疲れている。 今宵は「立ち呑みハエタロウ」もお休み。 パスタをゆでて、 キューピーあえるパスタソース「たらこ」を試してみる。 「たっぷりたらこに、ほんのりバター」。 なるほど製…

嵐が過ぎて凪いでいる

先週は嵐であった。 今週は凪である。 凪であるからして、しかも天気もよろしく、 ランチは銀座八丁目「ラージマハール」に出かける。 ダル(豆)カリーと焼きたてナンである。 ランチメニューにはないが、 最初行ったときに出してくれることを確認している…

21世紀初頭に生きる特権

5月末にニューヨークに赴任した同僚Kさんが 定例の部会に参加した。 Skype参加である。 こちらの映像はモザイクになって 誰が誰やら分からなかったようだが、 なんだかいつもと同じ感じで部会が進行できた。 (写真上は昼間の部会とは関係なく 今宵の「立ち…

メディアが未来にできること

午後から東京ミッドタウンに出かけ、 MITメディアラボ X 朝日新聞シンポジウム 「メディアが未来にできること」を聴きに行く。 圧倒的に面白かったのは、 MITメディアラボ所長・伊藤穣一。 20分のミニプレゼンテーション、 パネルディスカッションでも視点の…

ロシアンマッサージで沈没

昨夜は我が家で小宴会があって僕も後半から参加した。 参加はしたのだがヘトへろ状態で帰宅したので心もとない。 清水の魚としさんから穴子、かつお、自家製野菜など うまいものがたくさん届いていた。 集まった面々、副会長、A氏、J氏の戯れ言を聞きながら …

三本締めとスカスカ果実

よく晴れた土曜日の朝ではあるが鳥居坂に向かう。 ベルリンスクール東京プログラム最終日である。 ゲストに呼ばれている。 上海プログラム、東京プログラム、 各一週間の総決算として参加者たちがなにを持ち帰るか、 全員で再考し発表し議論し検証する。 こ…