泊まる

ここの鍋焼ウドンに独立排除的なセンチメンタル・ヴァリューを感じている(開高健)

クリッピングから 新潮社PR誌「波」2022年12月号 (表紙の筆蹟 北村薫/版画 大野隆司/表紙デザイン 佐瀬圭介) 「編輯後記」より引用します。 ◎「新潮社クラブ(社の近くのカンヅメ施設)に 川端、三島、開高健たち文豪の幽霊が出る」という噂がありますが…

村田沙耶香『コンビニ人間』(文藝春秋、2016/文庫2018)

日本型資本主義の行き着いたカタチのひとつが コンビニであるように思う。 商品・人材管理によって効率を突き詰め、 利潤を追求する装置としてよくできている。 村田沙耶香『コンビニ人間』(文藝春秋、単行本2016/文庫2018)を読む。 第155回芥川賞受賞作…

佐藤敏章『手塚番〜神様の伴走者〜』(小学館、2010/文庫2018)

漫画家・手塚治虫の作品を世に出すために伴走した1 3人の編集者「手塚番」インタビュー。 外伝3本、アシスタントだった石坂啓コミックエッセイを加えた文庫決定版。 佐藤敏章『手塚番〜神様の伴走者〜』 (小学館、2010/文庫2018)を読む。 手塚番 ~神様の…

カンヌのベースキャンプに陣取る

カンヌでは大イベントが開催されるときは 宿泊費が高騰する。 稼げるときに稼げるだけ稼ぐビジネスモデルなのだ。 ずいぶん前にカンヌに来たとき、 街を散歩していてGホテルを見つけた。 小ぶりのホテルで、小さな庭は樹木でおおわれている。 フロントで料金…

Tabbiの東京アルバム傑作選

11月17日18日に実施した ヤング・イノベーターズ・ワークショップに参加した海外組9名のひとり、 マニラの女性Tabbiの東京アルバムです。 さすがinstagram世代というか、 画像でのコミュニケーションがうまいですね。 見慣れたはずの東京の景色が少し異なって…

カンヌに小さな定宿がある

僕のカンヌでの定宿は小ぶりなGホテルだ。 カンヌは映画祭、広告祭(正式にはフェスティバル・オブ・クリエティビティ)など フェスティバルで食べている街だ。 期間中は宿代がグンと跳ね上がる。 (二本の通りにはさまれていて、入り口も二ヶ所。 メイン通り…

庭のある小さな三つ星ホテル

カンヌ市最大の収入源は 一年の各期間に予定されたコンベンションである。 カンヌ国際クリエティビティ・フェスティバルもその一つだ。 ホテル宿泊料は需要と供給の関係で変化する。 (料金はシーズン毎に決まっていて変動相場制ではない) 一番高額なのは5…