2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ロシア語の森を散策して3年経ちました

NHKラジオ語学講座「まいにちロシア語」応用編 「ロシア文学からの贈り物」(安岡治子先生)の受講を修了しました。 2017年10月〜2018年3月の再放送です。 3年前にロシア語を勉強し始めたとき、 入門編「大人のためのロシア語」(林田理惠先生)と並行して …

現場にヒントが転がっている

本日は同居人が出社して仕事をする日です。 大王夜食弁当の注文を受けました。 同居人は食べ物の文句はさほど言わないのですが、 好きなものの範囲が結構限られています。 弁当の日が続くと、どうしても中味が似かよってきます。 こんなときは現場に出掛けて…

受話器もて絶句などとふことは無し(椎名昭雄)

クリッピングから 讀賣新聞2020年9月28日朝刊 読売歌壇(俵万智選) 今週は優秀作から3首、 好きだった歌を書き留めてみます。 宝物を秘めた箪笥の二段目は 心臓の位置そっと引き出す 高島市 宮園佳代美 箪笥の二段目は心臓の位置。 だから宝物が秘められて…

ふつうはあんな時にカップラーメンなんぞ、食べないだろう(小池真理子)

クリッピングから 朝日新聞2020年9月26日朝刊 小池真理子 月夜の森の梟(ふくろう) あの日のカップラーメン 遅い朝食を食べながら、 ぼんやり観(み)ていたテレビで、 七十歳のデニム姿の男性が街頭インタビューを受けていた。 あなたの人生で一番の波乱は…

仲正昌樹『悪と全体主義—ハンナ・アーレントから考える』(NHK出版新書、2018)

NHK Eテレ「100分de名著」は教養を深めるための森のような存在だ。 既に100本を超えた番組のアーカイブ周辺に関連書籍が多数出版され、 興味を持った著作とその周辺を、自分のペースで自在に散策できる。 ハンナ・アーレント『全体主義の起原』の回(未見)…

当選しました! 2020ニュース検定公式テキスト「発展編」

クリッピングから 毎日新聞2020年8月31日朝刊 ニュース検定のテキストプレゼント 時事問題の理解度を測る「第51回ニュース時事能力検定試験」を 11月22日(日)、全国41都市で実施します。 実施級は1〜5級です。 (略) 日本ニュース時事能力検定協会は、 公…

祝20周年・珈琲焙煎工房モカジャバ

駅向こうの珈琲焙煎工房モカジャバが 9月で開店20周年を迎えました。 おいしい珈琲をいつも手頃な値段で買うことができ、 日々の幸せのひとつになっています。 (特製キャニスター。20周年記念詰め合わせパックに入っている) マスターCさんは米国ダラスの大…

物々交換のネットワークに繋がっている

四連休の三日目。 隣町に住む同居人の友人Nさんからトウモロコシ五本到来。 長野県上田の産だ。 さっそく寸胴に湯を沸かし、 新鮮なうちに湯がいておく。 二本は僕がそのまま食し、 残り三本は同居人が実をこそげて冷凍保存。 いずれスープに変身して登場す…

エロスを、たとえば、古文書に向けてもいいわけです(河合隼雄)

河合隼雄さんに興味を持って、 そうそう、村上春樹さんと対談した本が出ていたなと思い出した。 河合隼雄/村上春樹『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』 (新潮文庫、1999)を読む。 村上春樹、河合隼雄に会いにいく (新潮文庫)作者:隼雄, 河合,春樹, 村上発…

それでも人はのり弁と呼ぶ(小杉なんぎん)

クリッピングから 読売新聞2020年9月21日朝刊 読売歌壇(俵万智選) 今週も好きな歌3首、抜き書きしてみます。 ちくわ天きんぴらごぼう魚フライ それでも人はのり弁と呼ぶ 守口市 小杉なんぎん 【評】誰もが一度は思ったことがあるのではないだろうか。 おか…

青森県民のソウルフード「かもめちくわ」

日々の買い出しは大王食堂仕入部の最重要任務です。 旨くて、お手頃な値段で、安心できるものを買いたい。 最近見つけた食材のひとつが「かもめちくわ」です。 最寄り駅周辺にあるスーパー4軒のうち Oでのみ取り扱っています(常備商品ではない)。 セールの…

依存しあうのでも突き放すのでもない、あんばい(小川さやか)

クリッピングから 朝日新聞2020年9月19日朝刊・土曜別刷り「be」 フロントランナー(Front Runner)小川さやかさん(42歳) 文化人類学者/立命館大学教授 大宅壮一ノンフィクション賞審査員を務める佐藤優さんが 称賛していたことで注目した人だった。 朝日…

米津玄師「STRAY SHEEP」(REISSUE RECORDS、2020)

以前読んだ記事が記憶に残っていて、 TSUTAYAでCDを借りてきた。 米津玄師(よねづ けんし)「STRAY SHEEP」(2020.8.5発売)を聴く。 STRAY SHEEP (通常盤) (特典なし)アーティスト:米津玄師発売日: 2020/08/05メディア: CD 5枚目のアルバムで収録曲は以下1…

孤立と自立は違うと思う(吉川由希子)

クリッピングから 朝日新聞2020年9月16日朝刊 読者投稿欄「声」 どう思いますか 好きなことどこまで 朝日の読者投稿欄「声」は 読者同士で双方向の意見交換を試みている。 編集担当が選んだ投稿の要旨を再掲載し、 それに対し5点の読者投稿を掲載。 賛否も含…

ローストビーフ&ダブルきのこカレー、作ってみました

同居人がときどき行く中目黒のバーを経営するA氏から ローストビーフが届いた。 コロナ禍で客が減っているため、 食材の通信販売を始めた。 そのシリーズの新作である。 バーテンダーの余技とは思えない本格的な腕前だ、 と同居人が太鼓判を押す。 1kgの国産…

9年ぶり全面改訂『新明解第8版』、11月発売

クリッピングから 毎日新聞2020年9月12日 今週の本棚 改訂国語辞典をPR 辞書フェチとしては たとえ小さなベタ記事でも見逃せません。 三省堂が誇る辞書の一冊『新明解国語辞典第8版』が 11月19日に発売されることになりました。 さっそく公式サイトを覗きま…

努力賞をいただきました!(佐藤昭弘講師/The Writers' Workshop)

毎月14日はNHKラジオ語学講座 「実践ビジネス英語」テキストブックの発売日です。 最近は購入すると書店を出て真っ先に開くのが 佐藤昭弘先生の巻末誌上講座「The Writers' Workshop」の頁です。 「日本語の文章を、自然な英語で表現するチカラを磨く」講座…

初沢亜利『東京、コロナ禍。』(柏書房、2020)

バグダッド(『Baghdad2003』)や 平壌、その近郊(『隣人。38度線の北』)を撮影してきた初沢亜利が コロナ禍の東京をどう見たのか、気になった。 初沢亜利『東京、コロナ禍』(柏書房、2020)を眺める。 東京、コロナ禍。発売日: 2020/07/22メディア: 単行…

辻村深月『ツナグ 想い人の心得』(新潮社、2019)

『かがみの孤城』を読んで、遅ればせのファンになった。 とっくに愛読者になっている人たちが大勢いるから、 図書館で予約を入れてもいつ借りられるか分からない。 でも、”ご縁”ができたとき、思いがけず手にするのも楽しいものだ。 辻村深月『ツナグ 想い人…

佐藤優『世界のエリートが学んでいる哲学・宗教の授業』(PHP文庫、2020)

なんだか面白そうなニオイがするから、 筑波大学での講義を「盗み聞き」してこよう。 佐藤優『世界のエリートが学んでいる哲学・宗教の授業』 (PHP文庫、2020)を読む。 世界のエリートが学んでいる哲学・宗教の授業 (PHP文庫)作者:佐藤 優発売日: 2020/08/…

先崎彰容『ナショナリズムの復権』(ちくま新書、2013)

NHK Eテレ「100分de名著」サイトを見ていたら 番組プロデューサーAの「こぼれ話」に目が止まった。 7月放送・吉本隆明『共同幻想論』の舞台裏エピソードだ。 引用する。 (略) ただ、いったい誰を解説者に据えるかということについては悩みました。 古くか…

一瞬 秋の風だったな

クリッピングから 毎日新聞2020年9月7日朝刊 いしかわじゅん「桜田です!」(1905) (ひゅ) (バシャバシャ—年輩の女性、顔を洗っている)(そよ) 男1「あ…」(ふわ) 男2「あ…」 男1「今朝 ちょっとだけ 秋を感じたよ」 男2「一瞬 秋の風 だったな」 年…

新メニュー「名著弁当」できました

大王食堂の新メニュー「名著弁当」です。 と言っても中味と名著はまったく関係ないんです。 7月のEテレ「100分de名著/共同幻想論」が面白かったので、 8月「モモ」、9月「ペストの記憶」と続けて見ることにしました。 毎週月曜22時25分から50分までの25分間…

付箋の草原 七年の風(前田亨静)

クリッピングから 讀賣新聞2020年9月7日朝刊 読売歌壇(俵万智選) 今週も好きだった歌3首、 抜き書きしてみます。 三十巻講座世界史読み終へぬ 付箋の草原七年の風 青森市 前田亨静 7年掛けて世界史講座30巻、読破したんですね。 褒めてくれる人がもし身近…

一切れ単位でピザを売ってくれるパン屋

僕が覗く近所のパン屋の一軒F。 この店はパンを焼く職人さんの工房が ガラス越しに見える造りになっている。 昼前に寄ったら保育園に通っているくらいの子供を連れたお母さんでいっぱいだった 「カレーパン、あと一ヶでなくなるところだった〜 買えてよかっ…

同居人の庭にはカエルもトカゲも棲んでいる

同居人が世話をしている庭にやってくる トリたちの面倒を見るのは僕の日課になっている。 水を替え、その日によって数種の「とりごはん」を置いてやる。 いまはハト、雀くらいが常連客だが、 寒い時期にはシジュウカラ、メジロも食べに来る。 季節が動いてい…

ショーン・タンの世界展—どこでもないどこかへ(横浜そごう美術館)

電車に乗って隣の区の図書館まで 取り置きになっている本を借りに出掛けた。 何度も通わなくても済むように8冊まとめて借りてくる。 犬印製作所のリュックサックを背負っていく。 帰りに地元駅でポスターを見かけた。 ショーン・タンの世界展—どこでもないど…

60%はもうできるようになっていた(当社独自調査による)

参加6年目になる太極拳教室。 感染予防対策をしながら7月から隔週(通常は毎週)で再開した。 N先生にこれまで習ってきたストレッチを 自宅でも日々続けている。 でも、仲間たちの顔を見ながら90分ほど一緒にやる練習は なかなかいいものだ。 開始前、休憩時…

今は危機なんだ、と揺さぶりたい気分だ(多和田葉子)

クリッピングから 朝日新聞2020年9月2日朝刊 朝日地球会議2020(10月11〜15日)予告(主な登壇者とプログラム) 朝日新聞が毎年秋に実施している「朝日地球会議」。 今年は新型コロナウイルスの影響ですべてオンラインでの開催になった。 この会議の趣旨や、…

蓮根のきんぴらが食べたくなって

蓮根のきんぴらが食べたくなって 駅向こうのK青果で買ってきました。 我が家で一番切れる包丁を使って いつもより薄切りに挑戦してみます。 胡麻油でしんなりするまで炒めて 薄口醤油、酒、白胡麻で仕上げです。 本日の大王夜食弁当の一品に入れてみました。…