2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

一日の半分が過ぎ朝が来る(芹沢詩子)

クリッピングから 讀賣新聞2020年8月31日朝刊 読売歌壇(俵万智選) 今週も好きな歌3首、独断で選んでみます。 次の世に紋切蝶の無邪気ほし 父より継ぎし会社をたたむ 国分寺市 越前春生 【評】「紋切蝶(ちょう)」は、紋白蝶にかけた造語だろう。 紋切り型…

パンの耳焼き・塩と粉チーズがけ(原価:ほぼゼロ円)

折に触れ覗いている近所のKパン屋。 100円以上の買い物をすると、パンの耳を一袋無料でもらえる。 (100円以下の買い物をする方が難しい) 油で揚げて砂糖を振るのが定番のようだが、 オーブンで焼き、塩・粉チーズを振ってみる。 同居人が先だって油で揚げ…

同志社講座秋学期「カフカ『城』を読む」に応募した

定年後5年間通っている同志社社会人講座。 4月からコロナ禍で休講が続いていたが、 10月の秋学期から再開されることになった。 感染防止対策を徹底し、定員をこれまでの100名から36名に減らす。 申し込み開始初日にホームページのニュースに気付いて手続きし…

池上さんは首相会見を見越して注視していた

クリッピングから 朝日新聞2020年8月28日朝刊 池上彰の新聞ななめ読み 首相の体調は 「公益」に資する会見を 28日17時からの安倍首相の記者会見を見越して 池上さんは今月のテーマを選んでいました。 さすがです。 おそらくこのコラムが掲載される金曜日に、…

当てるか、外すか、大王鰻弁当

今週は同居人が四連投で外出しての仕事です。 大王食堂も四連投で夜食弁当の発注がありました。 さすがに四日続くとバリエーションを心がけても 内容がなんだか似てきてしまいます。 そうか、こういうときは思い切って 流れを変えてみようじゃないか。 冷凍…

お手本なしで生きていく精神はまねできなかった(長谷川宏)

クリッピングから 毎日新聞2020年8月25日朝刊 そこが聞きたい ヘーゲルと現代日本 哲学者 長谷川宏氏 難解と敬遠されがちなヘーゲルの著作を 理解しやすい日本語に翻訳した仕事でこの方の存在を知った。 コロナ禍で右往左往しがちな今、傾聴に値するインタビ…

おやつのように葉書をいれる(清水一枝)

クリッピングから 讀賣新聞2020年8月25日朝刊 読売歌壇(俵万智選) 「今週はどんな歌に出会えるかな」 月曜は讀賣の朝刊をコンビニで買ってきます。 万智さんのコメントを読むのも楽しみで。 色褪せし昭和のポストに微笑みて おやつのように葉書を入れる。 …

カスピ海ロシアン小夏ヨーグルト(仮称)

太極拳教室Mさんにいただいた種菌(フジッコ)で作るカスピ海ヨーグルト。 近所のパン屋Kでもらってきた「ロシアケーキのまわり」 (お店の女性がラベルにそう書いていた)。 同居人が作った小夏のマーマレード。 以上三点を組み合わせたら、デザートが一品…

初沢亜利『Baghdad2003』(碧天社、2003)

2003年、イラク戦争直前にひょんなきっかけからバクダッドに出掛け、 戦後、今度は自分の意志で再訪した日本人カメラマンがいた。 初沢亜利の写真集『Baghdad2003』(碧天社、2003)を見る。 Baghdad2003―初沢亜利写真集メディア: 大型本 巻末に掲載されたエ…

「ママ友はいわば同業他社」という(坂庭悦子)

クリッピングから 讀賣新聞2020年8月18日朝刊 読売歌壇(俵万智選) 今週は最優秀作3首がどれも魅力的だった。 それぞれに俵さんが添えた評が的確で面白く 短歌づくりの勉強になる(なかなか実践には結びつきませんが)。 瞳への水やりとして目薬を 二滴ずつ…

太極拳教室に、200回参加した

地元の太極拳教室(N先生は千葉から教えに来てくれる)、 現在6年目、今週で200回目の参加となった。 (僕は昔からメモ魔なので、参加回数が正確に分かるのです) 通常は週一回のペースで、先生に指導してもらう週と Mリーダーの元、自主練習する週が交替に…

吉本隆明『改訂新版 共同幻想論』(角川ソフィア文庫、1982/2020)

シェルパに恵まれると難解と言われている書物も最後まで読めるものだ。 吉本隆明『改訂新版 共同幻想論』(角川ソフィア文庫、2020)を読む。 道案内をしてくれたのはNHK Eテレ「100分de名著」7月講師・先崎彰容さんだ。 改訂新版 共同幻想論 (角川ソフィア…

豆ごはんを炊こうと決めていました

歩いて1分、N青果開店の時間を見計らって 山形鶴岡産のだだちゃ豆を仕入れてきました。 普通の枝豆よりちょっと値は張りますが、味はいい。 本日は豆ごはんにしようと決めていたのです。 茶色の薄皮は同居人が好まないので外しておきます。 固めに茹でた豆を…

二段重ねの高気圧が猛暑を生んでいる

我が家の一階のエアコンは同居人の厳命で原則使用禁止です。 室外機から吹き出す熱風が庭の植物を直撃し枯らすからです。 一方、日中35℃にもならんとする熱気の中では人間や猫が枯れる恐れ大です。 二階寝室に避難場所「涼(すず)み処」を設置しました。 こ…

岡本学『アウア・エイジ』(講談社、2020/装幀・川名潤)

クリッピングから 毎日新聞2020年8月15日朝刊 今週の本棚「COVER DESIGN」(菊池信義・選) かつて丸谷才一が刷新し、 丸谷の指名で池澤夏樹が引き継いだ毎日新聞「今週の本棚」。 新聞の書評欄における革命だったと僕は思う。 以来、ときどきおじゃましては…

B級陥落時、10年分の将棋を見直した(渡辺明)

クリッピングから 毎日新聞2020年8月16日朝刊 「魔王」渡辺ついに頂点 縁遠かった名人位 36歳で 名人戦を朝日と共同主催しているだけあって 毎日の記事は内容が豊かで読み応えがある。 プロデビューから20年、 風貌が似ている超能力を持つ漫画の主人公から転…

『ビジュアルマップ大図鑑 世界史』(東京書籍、2020)

60歳になってシニア社員として再雇用で働くことになったとき やめたことと、始めたことがある。 始めたことのひとつは、「猫の目家計簿」を付けること。 自分の暮らしに関わるお金の動きを 「猫の目」をクルクル回転させるように観察して、日々の改善に役立…

35℃の猛暑を避けて

連日35℃を超える日中の猛暑を避け、 日が傾いてから自転車で買い物に出掛ける。 僕がひいきにする八百屋、総菜屋などは 金曜から三連休をとる店が多い。 東京中央卸売市場も三連休だ。 でも一律と言う訳でもない。 土日の二日しか休まない八百屋もあるし、 …

佐藤優・山口二郎『長期政権のあと』(祥伝社新書、2020)

「面白い組み合わせだな」と思い、書店で手に取った。 佐藤優・山口二郎『長期政権のあと』(祥伝社新書、2020)を読む。 長期政権のあと (祥伝社新書)作者:佐藤 優,山口 二郎発売日: 2020/08/01メディア: 新書 山口「おわりに—われわれが選択を迫られた二つ…

ただ一度のものが、僕は好きだ。(秋山晶)

入道雲を見ると「ああ、夏休みの雲だなあ」と思います。 2020年はコロナ禍で夏休み期間がグッと短縮されました。 文部科学省が発表した「新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた 公立学校における学習指導等に関する状況について (令和2年6月23日時点)…

手嶋龍一『スギハラ・サバイバル』(新潮文庫、2012/単行本、2010)

前作『ウルトラ・ダラー』(新潮文庫、2007)に続いて連読。 手嶋龍一『スギハラ・サバイバル』(新潮文庫、2012)を読む。 スギハラ・サバイバル (新潮文庫)作者:手嶋 龍一発売日: 2012/07/28メディア: 文庫(『スギハラ・ダラー』、新潮社、2010を改訂・改…

猛暑日のマカロニグラタン

7時前から同居人が起き出してホワイトソースを作っています。 朝からこんなに暑いのになぜ? 動機を考えても答えはきっと分からないので、 ホワイトソース活用法を考えました(同居人の助言あり)。 ロースハムと茹でたブロッコリーを茹でたマカロニに載せて…

土曜日は青野由利さんの「土記」が楽しみだ

土曜日は青野由利専門編集委員の連載コラム 「土記 do-ki」を読みたくて毎日新聞朝刊を開く。 クリッピングから 原爆75年とコロナ 青野由利 非人道的な原爆投下から75年。 核廃絶への思いを新たにする節目の年なのに、 新型コロナウイルスが影を落としている…

トラベルを終えてGoToホスピタル(石垣いちご)

クリッピングから 毎日新聞2020年8月8日朝刊 仲畑流万能川柳(仲畑貴志選) 「石垣いちご」さんの秀逸作品に ニヤリとしてしまいました。 毒があって、うまいなあ。 トラベルを終えてGoToホスピタル 静岡 石垣いちご JR各社によれば お盆の帰省に関連した新…

お互いマスクの目が笑い合った(山本千鶴子)

クリッピングから 毎日新聞2020年8月3日朝刊 読者投稿欄「みんなの広場」 「心の密」はいいなあ 無職 山本千鶴子 78 (大阪府高槻市) 日々を丁寧に暮らしているらしき方の投書は 細部まで読むのが楽しい。 梅雨明けも間近と思われた先日、 小雨の中を晴雨兼…

東へ進む船になる家(小林真希子)

クリッピングから 讀賣新聞2020年8月3日朝刊 読売歌壇(俵万智選) 今週も独断で選んでみました。 3首に絞りきれず、僕の好きな歌4首です。 梅雨晴れの風にふくらむカーテンに 東へ進む船になる家 平塚市 小林真希子 【評】帆のようにふくらむカーテン。 比…

感覚過敏でマスクを付けられない人がいる

クリッピングから 毎日新聞2020年8月5日朝刊 「マスク付けられません」 感覚過敏 カードで伝える 「感覚過敏」って何だろう? 自らも感覚過敏で苦しむ中学生の加藤さんが 「感覚過敏研究所」をオンライン上で立ち上げ、 理解・支援を広げる活動に取り組んで…

100番目の名著は『モモ』でした

Eテレ「100分de名著」、 7月の吉本隆明『共同幻想論』(講師:先崎彰容/全4回)がとても楽しかったので、 8月も続けて視聴することにしました。 今月の名著はミヒャエル・エンデ『モモ』です。 2011年4月に番組が始まり、今回で100作品を迎えました。 講師…

池上彰/山里亮太/MBS報道局『知らないと恥をかく東アジアの大問題』(角川新書、2020)

漫才コンビ「南海キャンディーズ」のツッコミ担当、 山ちゃんこと山里亮太さん。 自称押しかけ弟子が、師匠・池上彰さんに疑問、質問をぶつける。 池上彰/山里亮太/MBS報道局『知らないと恥をかく東アジアの大問題』 (角川新書、2020)を読む。 知らない…

100分de名著/吉本隆明『共同幻想論』(講師:先崎彰容/全4回)

NHK Eテレ「100分de名著」7月に放送した 吉本隆明『共同幻想論』(講師:先崎彰容)全4回(計100分)を見る。 NHK 100分 de 名著 吉本隆明『共同幻想論』 2020年 7月 [雑誌] (NHKテキスト)発売日: 2020/06/25メディア: Kindle版 テキストブックか…