2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「平井美智子人形展ー今日という刻ー」 (2011)

「平井美智子人形展ー今日という刻ー」を 銀座・ギャラリー田中に見に行く。 平井の創る人形たちはたたずまいはみな静かだが 生命力をみなぎらせている。 僕の大好きな作品「雨夜を走る」は 嵐の中をレインコートを着て自転車で走る人物。 男にも女にも見え…

猛暑で絶不調

猛暑のパリから猛暑の東京に戻り、 ふと気づくと絶不調になっていた。 尾籠な話で恐縮だが胃腸がまったく機能しなくなり、 水便に変わってしまった。体中の水分が体外に出てしまう感覚である。 いくつか打ち合わせやら会議だのが入っていたので 力を振り絞っ…

猛暑のパリにて

前日のパリの日中は34℃。 帽子をかぶっていても 街を歩いているだけでクラクラしてくる。 この時期のパリとしては異例な陽気である。 (ルーブル美術館中庭では 3人の若い兵士が機関銃を携えてパトロールする) (舗道に飾られた草花が目に涼しい) スターバッ…

デジタルと野生

パリに寄っている。 オペラ座の近くのホテルは東京にいるときExpediaで見つけた。 そのとき、ディスカウントしていた最後の一室だった。 いちおう四つ星である。一泊料金113.19ユーロ。 定価は知らないが、物価の高いパリだから三倍しても不思議はない。 こ…

祭りの後の余熱

第58回カンヌ国際広告祭が終わった。 入賞作、セミナーなどはしばらくは公式サイトで 見ることができる。 (一二ヶ月すると受賞作にアクセスできなくなるので注意) (フィルムクラフト審査委員長、Keith Rose。 僕が大好きな南アフリカの演出家) (最終日…

カンヌのある止まり木

僕の友人である向井さんは 映像コンテンツ制作会社社長である。 向井さんの会社スプーンはここカンヌで 7年連続でアパートメントを借りオープンハウスにしている。 向井さんは今年カンヌ入りしていながら 実は一度もカンヌ広告祭の会場に足を運んでいない。 …

地元客に愛されている店で

セミナーやフィルムを休憩なしに見続けるときは 地下の売店でサンドイッチと飲み物を買ってきて 座席から動かずに食事を済ませる。 そうして一日が終わったら、街を歩く。 表通りだけでなく裏通りも歩く。 地元の人たちがうれしそうに食事していて 観光客ら…

ベルリンスクール・オープンハウス

カンヌは僕の母校であるベルリンスクールの フィールドワークの場でもある。 一週間ベルリンで学び、一週間をカンヌで学ぶ、 計二週間の短期集中講座があるのだ。 (級友ギデオン・アミチャイ。 誰もが実現できないと思うことを提案する日を 彼の会社では毎…

カンヌでも「狼煙」を上げた

カンヌでも「復興の狼煙」を上げた。 NPOであるACT Responsibleが企画・運営する Tribute to Japanの展覧会である。 釜石市の被災者のみなさんが登場する13点のポスターが このプロジェクトの経緯を説明したボードとともに 特別コーナーに展示されたのだ。 …

それが詩であることを後で気づく

カンヌで朝から夕方までセミナーをぶっ通しで見聞きしていると、 面白いことに気づく。 近頃のソーシャルメディア興隆について 小器用にまとめたプレゼンテーションはなんら力を持たない。 例えばTED@Cannesで 三人目のスピーカーとして登壇した女性詩人の発…

二番手三番手になることを恐れるな

きょうのセミナーの目玉は Malcolm Gladwell。 雑誌 "New Yorker" の常連執筆者として知られています。 Kraft Foodsが彼を招聘しました。 Kraftの女性重役がキュレーターとして優秀なんでしょうね。 Malcolmの主張は 「イノベーターとして一番手をめざすより…

今年のカンヌは広告祭?創造祭?

第58回カンヌ国際広告祭に来ています。 カンヌに来るのは3年ぶりです。 今年の正式名称からadvertisingが取れて festival of creativityとなりました。 カンヌ国際創造祭と訳すのでしょうか。 日本語の訳語としてはまだちょっとこなれていませんね。 今回は…

2年3ヶ月ぶりの海外出張

2年3ヶ月ぶりの海外出張です。 その間、個人旅行が一度あったから1年9ヶ月ぶりの海外です。 出発前は睡眠はちょっと不足していますが、 なんだかワクワクしています。 機内二食目はめいめい好きな時間に選択。 しばらくぶりにJALに乗ったら「たこ八」のたこ…

佐々木中『切りとれ、あの祈る手を』(2010)

革命の本体、それは文学なのです。 暴力など、二次的な派生物に過ぎない。 (本書腰巻より) メディア: 購入: 30人 クリック: 710回この商品を含むブログ (130件) を見る 佐々木中(あたる)『切りとれ、あの祈る手を <本>と<革命>をめぐる五つの夜話』…

アジサイの幾何学

6月のアジサイの、 幾何学的な美しさときたらどうだ。 鎌倉のあじさい寺まで出かけなくとも、 家の近所に発見する小宇宙。

毛虫のアートディレクション

虫の嫌いな方なら見るのもいやでしょうが、 僕はうっとり見とれてしまいました。 このアートディレクションときたらどうでしょう。 秘湯会の畑で出会った毛虫です。 蛾になるのかな?

ハエタロウ近影

我が家の居候猫ハエタロウ近影。 なかなかキリッとした顔つきの美人だと思いませんか? (単なる親バカか……)

カンヌで「復興の狼煙」

会社のデスクまわりに二枚のポスターを貼った。 釜石市で被災した方々を撮った 「復興の狼煙」ポスタープロジェクトの作品だ。 「前よりいい町にしてやる。」 「大笑いできるその日まで。」 このプロジェクトからは既に 釜石市で18点、大槌市で10点のポスタ…

白アスパラが届いた!

初台のレストランZのご主人T子さんから 旬の白アスパラが届いた! 僕はこの季節の白アスパラが大好きだ。 生でそのまま食べてもいいのだが 軽くゆがいて一本目はそのまま、 二本目は粒辛子マヨネーズを少々つけていただく。 ドイツでは白アスパラを収穫でき…

畑仕事は腹がへる

たかだか5坪の畑と言ってもバカにはできない。 絹さやを始末して、ネット・支柱を片付け、 ついでに雑草も抜いてきれいにする。 培養土を足して土を耕し、道具を洗って元通りにしまう。 これくらいのことを1時間半ほどかけてやっただけで、 なぜか小腹が空い…

すきまで過ごす金曜日

金曜日。 この頃は土日も仕事で出ている週があるので しっかり二日間休める週末は格別である。 ノドが乾いたので新宿東口 "Berg" に寄って帰ろう。 "Berg" には椅子席もあるのだが、僕はたいがい立ち飲み。 すきまみたいなスペースで ひとりボンヤリ飲んでい…

ニューヨーク、築地、福島

ニューヨークで10年以上仕事をしている 友人nさんが帰国している。 nさんはかつて僕のチームにいた人である。 この数ヶ月の日本の様子は メディアの報道だけではなんだか理解しがたい。 まずは自分の目で見てみようというのが 今回のnさんの帰国目的のひとつ…

Summer Story

日本語を話せない女子留学生の面倒を 英語を話せない「僕」が見る。 インタラクティブで学ぶ英語教材、"Summer Story"。 女の子のイラストレーションは 大ヒットした「もしドラ」のイメージですね。 操作感覚と教材の質がよければ、当たりそうな気がする。

あるケヤキの枯死

近所のケヤキが伐採された。 樹木医が診断し「枯死」と判断した。 倒木の恐れがあったのだ。 伐られた後を観察すると確かに三箇所ほど空洞らしきものがある。 ケヤキは自分が生きてきた時間を年輪でデザインしている。 穴が開いていたってテーブルには使える…

楠木健『ストーリーとしての競争戦略』(2010)

楠木健『ストーリーとしての競争戦略 ー優れた戦略の条件』(2010)を読む。 楠木理論のユニークさは、 ストーリーテリングで動的に戦略を捉える点にある。 従来の戦略はともすれば箇条書きの静的なものであった。 まるでサッカーにおいてパスを組み立てながら…

ゆすらんめの果実酒

庭のゆすらんめ。 今年は同居人がジャムでなく果実酒を作る。 はて、いつ頃、味見できるかな?

鎌倉裏通りは自転車で

精鋭20人のみなさんが グループワークで汗をかいているとき、 僕は研修所の自転車を借りて少し汗をかきに出かける。 鎌倉は裏通りに入るとなかなか愉しい。 帰りは研修所まで上り坂が続くから押していくけれど、 少々運動不足になる研修生活にはエクササイズ…

鎌倉のウグイス

さすがは鎌倉のウグイスである。 我が家の近所で鳴くウグイスと違って、 「ホ〜、ホケキョ」の発声が本格的である。 研修で講師の話が佳境に入ったとき、 決まって「ホ〜、ホケキョ」の合いの手が入る。 なんだか風情があるなぁ、と心の中で感心している。

海どんぶりはいかがです?

今週末は仕事で鎌倉に缶詰になるので 本日は一日休日。先に一息ついておく。 昼ご飯はかつお煮付け、あさり煮、塩昆布で 海のどんぶりを作ってみた。

「花折」の鯖寿しがやってきた

シオサイトにあるアド・ミュージアムでアジアの広告を観ていた。 "The Ultra Asian"というアジア広告常設コーナーが このミュージアムに二週間ほど前に誕生したのだ。 アーカイブに保管したアジアのさまざまな広告賞の受賞作品を 大スクリーンで見せてくれる…