2011-01-01から1年間の記事一覧

そんなこんなで過ぎていく

イエネコ修行中のハエタロウが脱出を試みて ビリビリに破いてくれた障子を貼り直す。 同じくハエタロウをO動物病院に連れていき 持病の歯肉炎をしずめる治療をしてもらう。 モカジャバに頼んでおいた 年末年始用のコーヒー豆を受け取りに行く。 ツヴァイヘル…

つかだは午前中に行くべし

年末である。つかだである。おでんの準備である。 「買い出しは午前中に済ませるべし!」 同居人の厳命を受け、 なんとか午前のうちに吉祥寺にやってくる。 既につかだ店頭はご覧の人だかり。 奥の調理場でおでんダネを練っては揚げ練っては揚げ 売り場に補…

デジタルノート版・極私的ベスト2011(その2)

書籍以外の項目でベスト3を選んでみた。 自分自身の備忘録のようなものなので 年末の座興としてお読みいただきたい。 ●道具・ツール篇 仕事や生活を楽しみ円滑にするには 自分に合った道具・ツールを見つけることである。 日々使いこなす道具が見つかったと…

デジタルノート版・極私的ベスト2011(その1)

今年も「デジタルノート版・極私的ベスト」を 発表する時期になった。 読了した毎月の書籍リストを見直し、10点満点で採点。 上位17点をファイナリストに選んだ。 後日ファイナリストを見直し、 同一作者で上位に複数入っているものを微調整。 結果として小…

Tora's Bar オープンだ

きょうで今年の仕事は店仕舞い。 よく働いたような気もするし、 その割に案外進まなかった気もしている。 まぁ、それが人生である。 家族も僕も大病、大怪我しなかったことを ひとまずよしとしたい。 今夜は酒場に寄り道せずに O百貨店地下食品売場を覗く。 …

斎藤酒場でゆらゆら

十条の斎藤酒場に寄る。 暮れも押し詰まってくると 斎藤のけやきテーブルでゆらゆら過ごす時間が恋しくなる。 三連休後の月曜日で珍しく空いている。 かん酒をもらう。一本170円。 「セット」と頼むとカレーコロッケ、串カツに 刻みキャベツが少々付いて220…

リンゴとピーナッツ

この三連休は予報通り大いに冷え込んだ。 木々はすっかり葉を落としている。 この季節になると食べ物が不足して困るのは野鳥である。 リンゴとピーナッツを用意する。 ヒヨドリ、シジュウカラ、 やがてはメジロがつがいでやってくるはずだ。 僕はゆずの実を…

伊集院静『いねむり先生』(2011)

伊集院静『いねむり先生』(2011)を読む。 色川武大との出会い、交流を軸に 伊集院が小説家として本格的に活動する以前の時代を描く。 ラスト40頁が圧巻。 僕の想像を裏切る印象的なシーンで物語は終わる。 いねむり先生作者: 伊集院静出版社/メーカー: 集英…

聖地をめぐる旅

同居人は月一回の 「東京コピーライターズ・ストリート」(TCS)の収録に出かける。 TCSはスタッフはもちろん、出演者のギャラも出ない。 オフィスに臨時に作る段ボールスタジオで収録し、 同居人が動画編集してサイトにアップする。 0円プロジェクトでもう一…

「細雪」で脇役になる

「細雪」である。谷崎である。 たまには初めての店を覗こうと おとついは、渋谷「細雪」に行ってみる。 美しい四姉妹には会えなかったが、 なかなか味わい深いおかみがいた。 呑兵衛の先達たちが通う店である。 愛想のいいおっちゃんが注文を取ってくれて ご…

始末と種蒔き

西新橋M歯科で 今年最後の治療をしてもらって外に出る。 あたりはもうすっかり日が落ちている。 差し迫った仕事もない日だったので そのまま下高井戸に向かう。 友人Mさんの会社の年末恒例パーティがあったが、 きょうは酒を休もうと思っていたから失礼した…

1合入り魔法瓶に白湯を入れて

朝起きるとまず浄水器の水を飲む。 この季節になると続けて白湯を飲む。 最初の一杯はお茶やコーヒーでなく白湯がいいなぁ、 と思っていたら、沢野ひとしの文章に出会った。 白湯が好きである。 一時中国茶に凝ったことがあるが、 しばらくするとまた白湯に…

冬の散歩道 2011

山本義隆『福島の原発事故をめぐって』(2011)

金曜日には本屋に寄るのが楽しみだ。 アマゾンでもずいぶん買うのだが、 本屋の空間が提供してくれる身体性、偶発性は かけがえのないものだ。 週末に読む本を何冊か仕入れて帰る。 福島の原発事故をめぐって―― いくつか学び考えたこと作者: 山本義隆出版社/…

小そうじの後はコチ鍋で

我が家の小そうじ第二回は、 友人Tさんが日程を決めた。 Tさんは毎年暮れになると「お歳暮」代わりに 我が家をそうじしに来てくれる。 ただし、日程も段取りも どこをどこまでそうじするかも、すべてTさんが決める。 Tさんが「おしまい」と言ったところで 小…

ACC入賞作品上映会を観に行く

有楽町の朝日ホールに ACC入賞作品上映会を観に行く。 午前中の打ち合わせが予想以上に長引いてしまって 後半1時間しか観ることができなかった。 普段と違ってまとめてCMを観ることで 時代の気分もなんとなく伝わってくるし、 なにより元気が出てくるのに自…

秘湯会、変わり目を迎える

秘湯会が10年間借りてきた区民農園も 2012年1月をもって小休止。 この秋には区画の募集がなかったのだ。 それだけ待機者の数が増えている訳だ。 次の抽選は2年後。 秘湯会のホームグラウンド、井戸水銭湯E湯も 2012年1月31日をもって約50年の歴史を閉じる。 …

「鈴傳」を覗いた

今年は出張が多いこともあって あらたな飲み屋さんを開拓する余裕がない。 それどころか、ときどきメインテナンスと称して 気に入った店を回るのだが、なんせ訪問頻度が落ちている。 どこに行っても「久しぶりね」と言われたり、 言葉がなくてもそんな顔をさ…

たかがちゃんぽん、されどちゃんぽん

ブログ「TOSHIの鏡」は 政治経済からスポーツ、映画、ラジオ体操まで 他と異なる角度で毎回切り取ってくるのがおもしろい。 テレビや新聞の報道とはひと味異なる ジャーナリスティックな魅力がある。 新製品の「サッポロ一番ちゃんぽん」はなかなかうまい、 …

2011年小そうじ始め

きょうは一日代休。 我が家は大そうじと銘打っても一日では片付かないので、 小そうじを何度か重ねてそれなりにきれいにする。 で、きょうは今年最初の小そうじ。 まずは玄関の段ボール箱を片付けるだけと高をくくっていたら 連鎖的に片付けるものが出てきて…

伊坂幸太郎『モダンタイムス』(上・下)(2008/2011文庫版)

このところ中国史を中心に ノンフィクションを読む機会が多かった。 その反作用で今度は小説が読みたくなり、 伊坂幸太郎『モダンタイムス』(上・下)を読了。 伊坂の作品は久しぶりに手にした。 モダンタイムス(上) (講談社文庫)作者: 伊坂幸太郎出版社/メ…

骨董の時空間にたたずむ

帰国のフライトは午後10時。 普通ならなんとも持てあましてしまいそうな一日だが、 Citra Pariwaraに招待してくれたJさんが僕に付き合ってくれた。 ジャカルタの街は勝手にうろつくことができぬ街なので、 ウォーキング派の僕にはそれだけが小さな不満だった…

Citra Pariwaraの熱狂に幕

19時開始予定だったCitra Pariwara授賞式は 当然のように始まらない。 ようやく20時過ぎにドラムの音を合図に始まった。 入場券は1000枚売れている。 後から後からひっきりなしに若者たちが連れ立ってやってくる。 僕たちが審査したメイン部門以外にも数部門…

花粉とミツバチ

Citra Pariwaraへの招待が決まってからこの二ヶ月、 すきま時間にコツコツ準備してきたスピーチを行う。 タイトルは "Pollen and Bees(花粉とミツバチ)"。 サブタイトルは "Looking at the dynamics of communications through alternative perspective"。…

ロックスターのCDたちと審査する

Citra Pariwaraのような広告賞審査で なにより学ぶことができるのは (1)入賞作だけでなく全作品を一望に見られること。 (2)ファイナリストからメダルまで絞り込むプロセスで 同じパネルのCDたちと心ゆくまで議論できること。 その二点である。 インドネシア…

緊張と情熱と野心とユーモアと

Citra Pariwaraの本審査の後で、 28歳以下の選抜ペア10チームのプレゼンテーションを受ける。 100チームが参加した予選を勝ち抜いてきた20人だ。 来年3月AdFestヤングコンペティションでの インドネシア代表の座を賭けて各チームが知恵を振り絞る。 架空の3…

Citra Pariwaraに招待された

ジャカルタに来ている。 10月以来二回目。 今回はインドネシア最大の広告祭Citra Pariwaraに招待され 審査とスピーチを行う。 北京の長城賞(8月)、 シンガポールのSpikes Asia(9月)に続いて アジアの広告を俯瞰して見られる絶好の機会をもらった。 楽しみ…

〆切りがあると着地する

インドネシア広告祭Citra Pariwaraのための スピーチ準備が追い込みだ。 お尻に火がついているどころか、ボウボウ燃えている。 けれどいかなる困難のさなかでもそうじ、買い物、猫の世話など 家の用事を済ませることが我が家の掟である。 加えて久しぶりに副…

とっても身近な黄葉

12月になってもさほど寒く感じないから 今年の黄葉は遅いのかな。

つげ義春『ねじ式』全原画初公開

つげ義春『ねじ式』全原画初公開。 ちょっと府中まで行ってみたいです。