花粉とミツバチ


Citra Pariwaraへの招待が決まってからこの二ヶ月、
すきま時間にコツコツ準備してきたスピーチを行う。
タイトルは "Pollen and Bees(花粉とミツバチ)"。
サブタイトルは
"Looking at the dynamics of communications
through alternative perspective"。
「もうひとつの視点から
コミュニケーションのダイナミズムを観察する」とした。



ソーシャルメディア全盛と言われる現代は
メッセージと伝達の、形式と手段が激しく変化している。
しかし裏腹に人間洞察とクラフト精神は軽視され
むしろ衰退しているのではないか。
それが本スピーチにおける僕の仮説である。
花粉とミツバチのメタファーを使ってその構造を考察し
洞察とクラフトの復権を呼びかけるのが結論だ。



集まってくれたのは若い世代を中心に
100-120人ほどだろうか。
みなさん熱心に聴いてくださる。
やはり具体的事例には興味を持つ人が多い。
90分の持ち時間があっという間に終わった感覚だった。



スピーチが終わってから質問をしにきたり、
一緒に写真撮影を頼みに来る若者がいる。
彼らには未来に続くたくさんの時間が残っている。
ひとつでもみなさんの心に残るものがあるようにと願うばかりだ。



きょうはジョン・レノンの命日。