2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

スフィンクス

ハエタロウ、スフィンクスのボーズ。 そう言えば猫はたしか北アフリカ、エジプト原産だったよな。

日没までウォーキング

「こなから」で本を読む

「こなから」という言葉がある。 意味は半分の半分。「小半」とも書く。 一升の半分の半分は二合半。 こなから、つまり二合半くらいで愉しんでいれば、 酒は決してあなたに復讐したりせず、百薬の長でいてくれる。 今週は秘湯会の定例がお休みなので、 ひと…

斎藤酒場でゆらり漂う

やたらと打ち合わせの多い一週間であった。 人の話に耳を傾け、人に話しかけ、知恵を絞り合い、 仕事で起きた面倒、これから起きるであろう面倒を ひとつずつ整理し片付けていく。 まぁ、根気が要る。人疲れ、言葉疲れも人並みにする。 したがって、一週間分…

三軒茶屋から西太子堂へ

その夜の二軒目。 久しぶりに三軒茶屋のバー、Cieloに行こうと思い立ち、 友人S氏とすずらん通りを探すがどうにも見当たらない。 何度も行ったり来たりして、 しまいには別の店の前で客引きをしていた お姉さんにまで尋ねるが分からない。 僕が知らないうち…

小塩節『ドイツ語うるわし〜心に残る珠玉の名言〜』(2009-)

ミュンヘンに本社を持つお得意さんの仕事を始める機会に ドイツ語の勉強を再開した。30年ぶりのことである。 月曜から金曜まで毎日15分のラジオ講座。もうすぐ6年になる。 12歳のときに公立中学の授業と NHKラジオ講座『基礎英語』で始めた英語と違って、 再…

「鈴傳」地下で「貴」を選ぶ

四ッ谷の角打ち「鈴傳」で一杯いただいた後、 地下冷蔵室を初めて覗く。 「鈴傳」では一階の冷蔵庫だけでなく、 地下に各地の酒が保管されている。 飲兵衛だったらちょっとたまらない宝庫なのである。 角打ちでは「満寿泉」「清泉」「腰古井」「南」などの定…

原始的な手作業の喜びを忘れぬ仕事。『ヒストリエ』(2004-)

岩明均(いわあき ひとし)『ヒストリエ』を読む。 2004年から2010年までに発刊された1-6巻である。 舞台は紀元前四世紀、古代オリエント。 後にアレクサンドロス大王の書記官となったエウメネスの 少年時代からの物語である。 ヒストリエ(1) (アフタヌーンK…

澤地久枝『密約 外務省機密漏洩事件』(1974/1978増補版)

澤地久枝『密約 外務省機密漏洩事件』を読む。 沖縄に関する何冊かのすぐれたドキュメンタリーを読み込んでいくと、 戦後の日米関係にぶち当たる。 「沖縄」に日米関係の過去現在未来が凝縮されているように 僕には思えてくる。 密約―外務省機密漏洩事件 (岩…

つくね白菜鍋で収穫祭

三寒四温のはざまの週末。 秘湯会の畑で白菜、キャベツ、紫キャベツ、 ブロッコリー、小松菜を収穫。 残滓を整理して肥料を土に混ぜ込み春の畑の準備を始める。 この冬最後の収穫菜は、鮭と鶏のつくねに取り立て白菜を入れた鍋。 畑から収穫仕立ての野菜は水…

2011 東京獺祭(だっさい)の会

いやぁ、こんなに愉しいパーティも世の中にはあるものなんだね。 山口・旭酒造主催「2011東京獺祭の会」(第一日)に参加した。 今年は従来の一日開催から金土日の三日開催に延長。 事前予約の客のみ受付。三日間で1,000人近くが来場する。 僕は以前から獺祭…

百人町に高校の教科書を買いに行く

高校の教科書を買いに出かけた。 教科書というのはいざ買おうとすると 書店でも見あたらないし、意外にやっかいだ。 各都道府県に少なくとも一軒、 一般の人にも教科書を販売する会社があって 東京は総武線大久保駅近く百人町にある。「第一教科書」である。…

キャラクター雪だるま、出現

東京に2cmの積雪があった翌日、 近所に四体のキャラクター雪だるまが出現。 毎年クリスマスのデコレーションで楽しませてくれる家。 僕が仲良くしている近所猫トラオくんの家である。 よほど手が器用で、時間のゆとりがあるお父さんがいるんですかね。 Vサイ…

胃袋戦国時代

会社の近くにあってもなかなか行かなかった店がある。 「品香軒」もその一軒。街の中華屋さんである。 同僚Oさんが「あそこのタンメンはうまいですよ」 と教えてくれたので探索しにいった。 20-25人くらいは入れるスペースだろうか、 中国人らしき女店員がふ…

霰(あられ)と雪

出かけるときは霰(あられ)が降っていて、 帰るときには雪が降っていて、 冷え込んだ一日。 みなさん、風邪など召しませんように。 きょうはバレンタインデー。

むかごの素揚げ

昨夜の残りのむかごを同居人が素揚げにしてくれた。 塩をパラリ振りかけると大人のおやつになる。 むかごだの、くわいだの、子どもの頃は知らなかった。 土の滋味が味わえるなぁ、と思ったのは 大人になって酒をたしなむようになってからだ。 本日は休肝日に…

おでん日和の小休止

午前中のうちに畑に行ってネズミ大根を抜いてくる。 しらすおろしに使うのだ。 夕べはイッセーさんの舞台がはねてから、 吉祥寺の塚田蒲鉾店におでん種を買い出しに行った。 今夜は友人Mさんをお迎えして「おでん大会」である。 三連休の東京は天気予報通り…

イッセー尾形の歌う誕生日2011!

「イッセー尾形の歌う誕生日2011!」を 原宿クエストホールに観に行く。 演目は以下の通り。すべて新作。 (タイトルは僕が備忘録として付けたもの。正式タイトルではない) 1. 散歩じいさん 2. 時計台で待つ女 3. 酸素を売る男 4. 返品を受けた男 5. ムダづ…

岩明 均『ヒストリエ』(2003-)

午前中の時間をやりくりして メディア芸術祭入賞作品展3回目。 主だった作品はだいたい目を通したが、 長編アニメーションは3階講堂で決まった時間に上映、 アート部門大賞はミッドタウン別会場に展示されている。 僕の限られた持ち時間ではすべてを回ること…

和田淳『わからないブタ』(2010)

午前中の会議が前日中止になったので メディア芸術祭作品入賞展(2回目)に時間を使う。 アート、マンガ、アニメーション、エンターテインメントの4部門。 多様性あるカテゴリーのフェスティバルだけに いっぺんでは細部まで見切れないのだ。 同僚のUさん、F…

若泉敬『他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス』(1994/2009新装版)

若泉敬『他策ナカリシヲ信ゼムト欲スー核密約の真実』 (新装版2009/初刊1994)を読む。 1972年5月15日に実現した沖縄返還交渉に当たって、 外務省ルートとは別に国家安全保障問題担当大統領補佐官キッシンジャーの カウンターパートを務めた男の残した書で…

上野で、すし食べ放題。1050円

同僚Tさんが受賞した第9回小磯良平大賞展を観に 上野の森美術館に出かける。 ちょうど時分時だったのでまずはアメ横で腹ごしらえ。 前からなんとも気になっていた店に入る。 この店、どっから見ても屋号がない。 あるのは、「すし 食べ放題」の文字だけ。 イ…

大根だけの漬け物屋

畑の大根をせっせと収穫して 物干しで二日ほど乾燥させて 後は同居人が片っ端から醤油漬けにしました。 千鳥酢と唐辛子を使っていますね。 これだけあればしばらくは漬け物屋ができますな。 ひとまず種類は大根だけだけど。 僕はこれを刻んでチャーハンに使…

湯豆腐鍋二種、燗酒三種

立春も過ぎ、寒さもゆるんだ一日。 二種の湯豆腐鍋をやろうと相成った。 最初は昆布を敷いた、ごくシンプルな湯豆腐。 薬味はおかか、あさつき、しょうがと三種類用意する。 もう一種は半助鍋の高級版(写真上)。 普及版はうなぎの頭と豆腐だが、 今夜は頭…

江戸末期からの相続関係説明図

「これは、K市役所の臨時職員が調査したものを、 別の臨時職員がチェックし、 戸籍事務に精通した正職員が更にチェックしたものである。」 ふとしたことがきっかけで「相続関係説明図」なるものが ある弁護士事務所から送られてきた。 さすがに「戸籍事務に…

進化の光と停滞の闇

毎年とても楽しみにしている文化庁メディア芸術祭入賞作品展が 2日から六本木・新国立美術館で始まった。 今年で第14回。 いっぺんではとても見切れないので、 きょうはおおざっぱに俯瞰して眺め、 いくつかのカテゴリーについては一点ずつ見たり体験したり…

立ち呑み天串の店「秀吉本店」

昨夜は「鍵屋」を出てから、根岸でもう一軒寄った。 浜田信郎さん推薦の、立ち呑み天串の店「秀吉本店」である。 実直そうなおばちゃん二人でやっていて 本店とあるがいまでは経営が分かれて単独の個人店。 天ぷらを揚げているおばちゃんが社長である。 秀吉…

安政3年創業の酒屋「鍵屋」で飲む

冷え込んだ一日。 仕事を終えて、鶯谷まで足を伸ばす。 まずは根岸三丁目の台東6番・宝泉湯につかる。 湯質が柔らかく、合間に入る水風呂も肌に優しい。 湯上がり、宝泉湯から歩いて数分の場所をめざす。 鍵屋である。 僕には浜田信郎さん、太田和彦さん、吉…