胃袋戦国時代


会社の近くにあってもなかなか行かなかった店がある。
「品香軒」もその一軒。街の中華屋さんである。
同僚Oさんが「あそこのタンメンはうまいですよ」
と教えてくれたので探索しにいった。



20-25人くらいは入れるスペースだろうか、
中国人らしき女店員がふたりで客対応している。
近所の会社員と思われる客で八割方埋まっていて、
まずまず流行っている。




僕は海鮮五目野菜炒めの定食790円を注文。
街の中華屋さんらしい、安心できる普通のおいしさである。
家庭料理より少しだけうまいこうした店は
派手ではないが食べ飽きない。
僕の説だがサバイバルできる可能性が高い。



一方、二年前に開店したラーメン屋「虎之助」
ふと気づくとあえなく閉店。
そう言えば、開店当初一二度行ったきりだった。
印象が弱かったものな。
この界隈の飲食店の栄枯盛衰は実に激しいものがある。
まさに胃袋戦国時代である。