2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

井上ひさし「モッキンポット師の後始末」他(初出1971-72)

小説の文章って気持ちの深いところを こんなにほっこり慰めてくれるものだったかなぁ と不思議な気持ちになっている。 井上ひさし『短編中編小説集成第2巻』(2014)を読んでいる。 井上ひさし短編中編小説集成 第2巻作者: 井上ひさし出版社/メーカー: 岩波…

秋の小宴、「九頭龍」

昨夜は同居人の「うるるん亭(仮称)」が開店。 日本酒を頼まれたので、N屋に出掛けて 永平寺の酒「九頭龍」を入手してくる。 これからの季節、燗酒で旨い純米酒だ。 一升2,592円だから、 とてもお買い得な酒だと僕は思う。 副会長と増穂湯のカテキン緑茶の…

眼科医濱中先生の診察を受ける

半年に一回、 眼科の名医濱中先生に緑内障の進行状況を診てもらっている。 日赤を定年退職してから先生は渋谷K眼科に再就職した。 先生を信頼する患者が大勢ここにやってくる。 僕もそのひとりだ。 緑内障は年配になると非常にゆっくり進行する。 (若者は病…

今週の「猫の手」、閉店しました

本日午前半休。 2年目の契約期間もまだ有給休暇が残っているので、 適度に使わせてもらいながら仕事をしている。 S駅で途中下車して隣接駅ビル4FのS図書館に きょうまで期限の本4冊を返却する。 通勤路線にあるのでとても便利だ。 午後からは11月の仕事の準…

祝・齋藤英和中辞典復刊&紀ノ國屋開店!

およそ100年前に出版された 齋藤秀三郎の英和中辞典が昨日、岩波書店から復刊されました。 どうしても手にして読みたい。 けれども、いくらCD-ROM1枚付の現代仮名遣いでも、 定価10,800円(税込)では「猫の目家計簿」教養娯楽費では どうにもなりません。 …

経済感覚も持ち合わせた新人幹事

今宵は久々の夜部会。 僕が勤務する部署には20人ほど所属しています。 そのうち2/3が参加。 24/7緊縮家計が続く「猫の目家計簿」ですから 毎回というわけにはいきませんが、二回か三回に一度は参加。 仕事をして禄を食む以上、職場での付き合いもおろそかに…

ありそうでなさそうなミニミニ弁当

いつものように同居人夜食小弁当を作っていたら、 ごはん、おかずが少しずつ残りました。 材料をムダにしないのが猫の目流倹約術の基本です。 自分用のミニミニ弁当を作りましょう。 お、なんか市販の弁当ではありそうでなさそうな、 旨そうな弁当ができあが…

図書館は新刊本をいつから貸し出せばよいか

読書週間(10月27日から11月9日まで)にちなんで 読売新聞が世論調査を取っていた。 (18歳以上の有権者3,000人にアンケート送付。1,968人=66%が回答) その中に僕が興味のある質問が含まれていた。 引用する。 Q 公立図書館が、発売されたばかりの新刊の本…

日暮れが速くなってきた

午後、O動物病院Kさんに連絡して 肝臓のクスリ二種類を用意してもらう。 大王の肝臓治療で飲ませているクスリだが、 前回の血液検査で胡留さんも数値も悪かったので 二匹共通で使っている。 日暮れ前にウォーキングに出掛ける。 ウォーキングを習慣にして17…

井上ひさし『一週間』(2010/2013新潮文庫)

むずかしいことをやさしく、 やさしいことをふかく、 ふかいことをおもしろく。 その創作信念と持てる言葉の技術をすべて使って 大日本帝国とソ連邦の巨大な闇に迫った作品に思えた。 井上ひさし『一週間』(2010)を読んだ。 一週間作者: 井上ひさし出版社/…

田子町のにんにくつかみ取り、229円

いやしくも広告で糊口をしのぐ身、 通勤の朝、社屋テナント各店のチラシ配布に仏頂面だけはすまいと誓う。 とは言え、銀行ローンや使い捨てコンタクトレンズにもはや用はない。 せっかくチラシをいただいても、職場のゴミ箱に一直線。 枚数ははけるかもしれ…

鍋鍋ランチでした

会社のお昼休みは 各自の仕事の都合に合わせて取ることができます。 僕はピークタイムを外して 13-14時くらいで取ることが多いです。 きょうは13時過ぎから打合せがひとつあったので 早めに4F社員食堂に行きました。 僕のメニュー定番ベスト3は、 焙煎カレー…

あきらめずに失せ物を探す

 昨日のことです。 終業ベルが鳴り、いざ帰り支度を始めたら、 小型トートバッグが見当たりません。 確か、図書館から借りた読みさしの単行本、 井上ひさし『一週間』を入れていたはずです。 一週間作者: 井上ひさし出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/06…

同居人カレーができてます

昨日は帰宅したら、 在宅勤務していた同居人がカレーを作ってくれていました。 普段は自分の晩ごはん、同居人の小弁当、猫二匹のごはんと それなりにバタバタしているのでごはんができていると大ラッキー! 挽肉にたっぷり野菜、ジャガイモ、人参、カボチャ…

熟成の辞書、清新の辞書を待っている

本日の朝日夕刊1面は、 「辞書 紙の逆襲—読ませる英語 部数を伸ばす」 と題して話題の辞書を取り上げた。 『スターウォーズ英和辞典 ジェダイ・マスター編』(学研プラス)。 『プログレッシブ大人のための英語学習辞典』(小学館)。 『医療現場の英語辞典…

サッと集まりサッと散開、鉢洗い

二週間前に終わった祭りの鉢洗いに出掛けた。 裏方で働いたスタッフのお疲れ会だ。 区民集会所を使い、地元のS酒屋、魚と弁当のUの おつまみ、酒、ソフトドリンク、刺身、弁当。 まぁ、地味だけど楽しく、予算の範囲で美味しくやる会だ。 セッティングと片付…

猫の居場所を確認する

我が家の胡留さん、大王は室内飼いです。 なので二匹の居場所をいつも確認しておくことが必須です。 ときどき姿が見えなくなってあちこち探します。 意外なところに潜んでいることがあります。 大王の居場所のひとつ、勉強部屋のファイルボックス。 猫は狭い…

松本亨『英語の新しい学び方』(1965)

英語学の齋藤秀三郎、 ドイツ語学の関口存男の著書・伝記を読んでいるうちに、 僕の英語の師のひとり、松本亨先生に 久々活を入れてもらいたくなった。 松本亨『英語の新しい学び方』(1965)を読む。 英語の新しい学び方 (講談社現代新書 (52))作者: 松本亨…

ヴィトゲンシュタイン/木村洋平訳『論理哲学論考』(2007)

池内紀が著書『ことばの哲学—関口存男のこと』参考文献で ヴィトゲンシュタインの新訳について一言触れていたのが印象に残った。 ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン/木村洋平訳 『論理哲学論考』(2007)を読んでいる。 論理哲学論考作者: ルートヴィヒヴ…

荒木茂雄他編『関口存男の生涯と業績』(1959)

ドイツ文学者であり作家である池内紀の言葉を借りれば ドイツ語学者であるだけでなく 言語哲学者であった関口存男(つぎお)。 関口の逝去を惜しんでまとめた『関口存男の生涯と業績』を読みたいが、 あちこち調べてみると国立国会図書館しか蔵書を置いてい…

ホームランを狙わず、塁に出る

同居人の夜食小弁当。 卵料理一品。野菜(できれば緑黄)一品。 肉類はベーコン、ハム、ソーセージなど少々。 汁の多い煮物は弁当に向かないし、 炒め物は作りたて熱々が旨いに決まっている。 そんなこんなで基本は旨いごはんと 懲りすぎないシンプルおかず…

池内紀『ことばの哲学—関口存男のこと』(2010)

大学教養課程のときに参考書を購入し、 独特の文章にいたく感激しながらも、 始めの方で挫折したことを思い出した。 いまその本は手元には残っていない。 関口存男(つぎお)のドイツ語学習参考書だ。 池内紀『ことばの哲学—関口存男のこと』(2010)を読む…

20円値上げしたコロッケの裏事情

近所の堀田牛肉店のラードで揚げたコロッケは、 コロッケ食歴半世紀を超える自分の生涯ベスト3の味である。 こないだ小腹が空いて帰り道に食べていたとき、 「一個130円?あれ、いつの間に値上げしたのかな?」 となんとなく疑問に思った。 昨日、店を覗くと…

ラベンダー湯につかり、「うるるん亭」(仮称)で一杯

同居人おかみの幻の小料理屋「うるるん亭」(仮称)が 週末ひっそり開店。 客は秘湯会(世界最小の湯を愛する会で会員は副会長と 会長の僕ふたり)のみの贅沢さ。 ぎっくり腰で三日ほど寝ていた副会長が だいぶんマシになったらしく、やってくる。 地元M湯は…

毎日新聞「今週の本棚」20年名作選1992-2011(2012)

本の本に耽溺するようになると 本好きも一人前と認めてもらえるらしい。 『愉快な本と立派な本』『怖い本と楽しい本』『分厚い本と熱い本』、 三冊借りてきて、拾い読みしている。 1992年から2011年まで毎日新聞に掲載された 「今週の本棚」20年名作選だ。 …

選手交代、10年パスポート

有効期間は8ヶ月強残っていたけれど、 間際になるとあわてるし、 半年ほど残存期間がないと入国できない国もある。 パスポートの更新手続きに出掛けた。 ニース。ソウル。フランクフルト。北京。パリ。シドニー。 バンコク。アムステルダム。クアラルンプー…

やりたくないこと、できないこと

約2年前に定年退職する機会に、 はて、次に何をやるかを考え、二軸チャートを作った。 やりたいこと↔やりたくないこと できること↔できないこと の二軸でこれからの自分の仕事を考えてみたのだ。 定年とは先々に不安を覚えながらも希望が広がるタイミングで…

胡留さん、久々補液治療を受ける

このところ快調で、 何ヶ月も主治医O先生の処におじゃましなかった胡留さんが 金曜夜から様子がおかしかった。 トイレでないところにしゃがんだり、 玄関の三和土でジッとしている。 同居人と観察し、以前患った尿道炎が再発したかも、 との結論に至った。 …

大野晋編『古典基礎語辞典』(2011)

この辞書は見過ごすことができませんでした(またしても!)。 大野晋とそのチームが挑んだ古典基礎語3,200解読への挑戦。 『古典基礎語辞典ー日本語の成り立ちを知る』(2011)を買いました。 古典基礎語辞典作者: 大野晋出版社/メーカー: 角川学芸出版発売…

御酒所の裏方を務める

秋祭りの季節である。 秋晴れである。 この数年、地元町内会にいくばくかの寄付をし、 S酒店前で無料飲食を提供する御酒所の手伝いをする。 裏方は仕事の間は飲み食いできないので、 家で日清焼きそば目玉焼きのせ、おでんで腹ごしらえ。 区の集会所トイレに…