この辞書は見過ごすことができませんでした(またしても!)。
大野晋とそのチームが挑んだ古典基礎語3,200解読への挑戦。
『古典基礎語辞典ー日本語の成り立ちを知る』(2011)を買いました。
- 作者: 大野晋
- 出版社/メーカー: 角川学芸出版
- 発売日: 2011/10/20
- メディア: 単行本
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例えば「けはい」を引くと、
気が這う状態を指すと解説し用例を示していく。
なるほど〜!
「気配」は当て字なんですね。
気が這う感覚って分かるなぁ〜
そして「けはい」は、「化粧」も意味するようになる。
「化粧」とは自分とその周りに
「気が這う」ように装うものだと理解すれば、
化粧の意味も腑に落ちる。
丸谷才一、大江健三郎らの文筆家がこの辞典を絶賛するのも
むべなるかな、です。
出版から5年経っていたので、
アマゾン・マーケットプレイスで探して
定価7,020円の20.8%割引、5,560円で入手しました。
マイレージを交換したギフト券がまだ残っていたので、
現金出費はゼロ。
マイレージの使い甲斐がある買い物でした!
(パラリ開いた頁の語の解説、語釈、語源を読むのが楽しい)
(文中敬称略)