2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

朱野帰子『会社を綴る人』(双葉社、2018)

地味な物語である。 それでも最後まで読ませる力がある。 朱野帰子『会社を綴る人』(双葉社、2018)を読む。 会社を綴る人作者: 朱野帰子出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2018/11/21メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る 主人公の紙…

知識を身につけること、その使い方を身につけること

クリッピングから 朝日新聞2019年6月27日朝刊 大学進学特集 クイズ王の受験録 現役東大生クイズ王 水上 颯(みずかみ そう)さん 基礎知識を習得し使いこなすために 受験勉強は、費やした時間が結果に反映されるまでに 少し時間がかかるものだと思います。 …

松屋がセルフサービスになっていた

改装が終わった松屋に行ってみた。 お、なんか前と様子が違うぞ。 食券を店員に渡そうとしたら、 「席でそのままお待ちください」と言われた。 病院のロビーにあるような電光掲示板があって、 自分の食券番号が点滅したら注文した料理のできあがり。 配膳カ…

小説を選ぶとき、ブッカー賞は頼りになる(小野正嗣)

クリッピングから 朝日新聞2019年6月26日朝刊 文芸時評 作家 小野正嗣 多様性 ぶつかり合ってこそ 文学賞の審査 人はどのようなきっかけで小説と出会い、 それが読みたくなるのだろうか。 小説の選択の指標として文学賞はどうだろうか。 僕がかなり頼りにな…

国会議員も身を切る姿勢を示すべきだ(山口那津男公明党代表)

クリッピングから 朝日新聞2109年6月21日朝刊 衆参歳費1割減 公明公約で調整 公明党は20日、参院選公約の柱の一つに、 衆参両院の給与に当たる歳費の1割削減を盛り込む方向で最終調整に入った。 10月からの消費税率を10%に引き上げることに絡み、 山口那津…

常見藤代『イランの家めし、いただきます!』(産業編集センター、2019)

クリッピングから 朝日新聞2019年6月21日朝刊 書籍広告 常見藤代『イランの家めし、いただきます!』 (産業編集センター、2019) 広告の一行惹句はこうある。 イスラム専門フォトグラファーの私的イラン旅行ルポ Amazonの内容紹介を見てみよう。 言葉が通じ…

500円近いラテ、毎朝飲めるわけないじゃん

クリッピングから 「モーニング」2019年7月4日号 秋月りす「OL進化論」ないしょ話、その1344 つっこみ今昔(こんじゃく) バブル時代のトレンディドラマ 「どうぞ」 当時の人々 「へっ 独身のOLがこんな部屋 住めるわけないじゃん」 「リアリティないよー」 …

脳が頑張りすぎると、耳鳴りが起こる

クリッピングから 朝日新聞2019年6月21日朝刊 患者を生きる(第3822回)眠る 耳鳴り(5)情報編 脳の過度な興奮が原因 この記事の耳鳴りのしくみの図解が 分かりやすかった。 1 蝸牛(かぎゅう)が音を伝えにくくなっている 2 電気信号がしっかり届かない 3 …

民族的殺戮は美しい口実のもとになされる(アミン・マアルーフ)

クリッピングから 朝日新聞2019年6月19日朝刊 折々のことば 鷲田清一(第1496回) 民族的殺戮(さつりく)はつねに、 もっとも美しい口実—正義、平等、独立、人民の権利、 民主主義、特権に対する戦い—のもとになされる。 アミン・マアルーフ レバノン生まれ…

無名の日本人の偉さは勤勉と工夫にある(中井久夫)

クリッピングから 朝日新聞2019年6月21日朝刊 折々のことば 鷲田清一 (第1498回) 日本では有名な人はたいしたことがない。 無名の人が偉いのだ。 中井久夫 その偉さは「勤勉と工夫」にあると精神科医は言う。 なかでも「既存のものをあまり目立って変えな…

鈴木宗男さん、維新から参院選出馬

クリッピングから 朝日新聞2019年6月19日朝刊 #政界ファイル 鈴木宗男氏、維新から参院選出馬へ 新党大地代表の鈴木宗男・元衆院議員(71)は18日、 東京都内で記者会見を開き、 この夏の参院選比例区に日本維新の会の公認で 立候補を目指す考えを表明した…

朱野帰子『海に降る』(幻冬舎、2012)

2009年、『マタタビ潔子の猫魂』でデビュー。 第4回ダ・ヴィンチ文学賞大賞受賞第一作。 まったく異なるジャンルに挑戦した創作意欲に驚く。 朱野帰子『海に降る』(幻冬舎、2012)を読む。 海に降る作者: 朱野帰子出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2012/01/1…

柚木麻子さん、直木賞取れるかな?

クリッピングから 朝日新聞2019年6月17日朝刊 直木賞 初の全候補女性 第161回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の 候補作が発表された。 選考会は7月17日、東京・築地の「新喜楽」で開かれる。 直木賞には窪美澄さん、原田マハさん、柚木麻子さんらが候…

濃厚スープ、残さずズズズよ(田嶋陽子)

クリッピングから 朝日新聞2019年6月13日朝刊 おんなのイケ麺 函館らーめん 船見坂 海老わんたんそば 田嶋陽子さん(女性学研究家) うんちくは傾けられないけど、 ここのスープがおいしいの。 見た目はあっさりなのに口に運ぶと、 こだわりの塩ベースに、豚…

イカ耳でシャーされても、いとしい(新茶、5歳)

クリッピングから 朝日新聞2019年6月13日朝刊 わが家のsippo 新茶 雑種 ♀ 5歳 ある冬の日に我が家のガレージに現れ、 約2カ月後に保護しました。 家族になって2年。 相変わらず人に慣れず、イカ耳でシャーされますが、 そんなところもいとしくてたまりません…

「今、不登校中なんです」(原田弘子さんの先輩Aさん)

スクラップブックから 朝日新聞2019年6月13日朝刊 読者投稿欄「ひととき」 「楽しんでおいで」の力 横浜市 原田弘子 介護福祉士 53歳 憧れる先輩がいる。 4人の子を育て上げた6歳上の女性、Aさんだ。 最もすごいと思ったのは、 娘さんがプチ不登校になったと…

佐藤優『君たちが忘れてはいけないこと—未来のエリートとの対話』(新潮社、2019)

聞き手の設定する質問のレベルが高く、熱意が備わると、 対話はこんなに面白くなるんだと思った。 『君たちが忘れてはいけないこと—未来のエリートとの対話』 (新潮社、2019)を読む。 君たちが忘れてはいけないこと: 未来のエリートとの対話作者: 佐藤優出…

冷やし中華が食べたかった

お昼休み。 コンビニエンスストアで特別区民税・都民税一年分を支払う。 それからJ信用金庫支店に足を伸ばし、通帳の磁気を調べてもらう。 ATMで読み込めなくなったのだ。 なんだか暑い日だ。 社員食堂まで戻る代わりに駅ビル地下Gに寄って 今シーズン初の冷…

村上春樹編訳『ある作家の夕刻—フィッツジェラルド後期作品集』(中央公論新社、2019)

スクラップブックから 朝日新聞2019年6月11日朝刊 中央公論新社6月の新刊・話題書(書籍広告) 村上春樹編訳『ある作家の夕刻—フィッツジェラルド後期作品集』 短篇小説のバラエティと、秀逸なエッセイ。 揺るぎなく美しいその筆致を、心ゆくまで味わう— 最…

白アスパラが届きました!

初台のレストランTHのT子さんから 白アスパラが届きました! 新鮮なうちにお向かいのYさん、Kさんにおすそ分け。 みなさん、「あら」とうれしそうな顔になります。 我が家では湯がいてお弁当のおかずの一品にしたり、 おかかマヨネーズで発泡酒のおつまみに…

梅雨入りの景色

令和元年、関東甲信越地方は 6月7日頃、梅雨入りしました。 同居人が手入れしている庭が雨滴で綺麗です。 猫たちは雨が降ると狩猟を休んだ祖先の記憶が 遺伝子に組み込まれているのか、眠そうです。 まぁ、梅雨時だけでなく、一年中眠そうだけど、ね。

150年前に言っていたなんて、すげえなあ(池上彰)

『資本論』を集中して勉強していた時期に もっとも役に立つ参考書の一冊だった。 文庫になると知って発売日に書店に買いに走った。 池上彰の講義の時間 高校生からわかる「資本論」作者: 池上彰出版社/メーカー: ホーム社発売日: 2009/06/26メディア: 単行本…

朱野帰子『真壁家の相続』(双葉社、2015)

何冊か読むうちに、「ああ、この人はうまい人なんだなぁ」と分かった。 『わたし、定時で帰ります』一作で消えてしまう作家ではない、と。 朱野帰子『真壁家の相続』(双葉社、2015)を読む。 真壁家の相続作者: 朱野帰子出版社/メーカー: 双葉社発売日: 201…

TSUTAYAに寄り道したくなる金曜日

一週間の仕事を終え、通勤途上にあるS図書館に 予約書籍2冊を受け取りに行く。 週末のお楽しみだ。 哲学な日々 考えさせない時代に抗して作者: 野矢茂樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2015/10/28メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (3…

太極拳女性メンバーが続々休会している

毎週木曜夜は地元でストレッチ&太極拳の日。 隔週でN先生が教えに来てくれる。 Sさん、Gさん、Mさん、Nさんと 骨折等で足腰を痛め休会するメンバーが続いた。 いずれも女性だ。 50代60代70代になると身体のあちこちに不調が出ることが多い。 少しでも体調を…

佐藤優&片山杜秀トークライブ@紀伊國屋ホール

仕事を終えて紀伊國屋書店に向かう。 キノチケットセンターで予約していたチケットを受け取りに行く。 佐藤優さん、片山杜秀さんのトークライブ「令和時代を生き抜くために」、 6月24日、紀伊國屋ホールで開催される。 平成史 (小学館文庫 さ 11-2)作者: 佐…

佐藤優講座「神学を学ぶと世界がよくわかる」(第3回)

佐藤優講師の同志社講座「現代に生きるキリスト教 —神学を学ぶと世界がよくわかる」第3回「神学の方法論」。 17時30分に会社を飛び出して京橋の同志社東京オフィスに向かいます。 神学の思考作者: 佐藤優出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2015/01/15メディア:…

マルちゃん正麺ザーサイ叉焼麺

同居人が焼き豚(我が家は煮豚方式を採用しています)を 常備菜に作ってくれました。 マルちゃん正麺醤油味を使って ザーサイ叉焼麺のできあがり。 叉焼はなぜか醤油味が一番合うと思います。 味噌味でもイケるかな。 試してみよう。

猫たちがトリを観察している

近頃は二匹のこんな姿もしばしば見かけるようになりました。 窓のそばが楽浪さん、手前が大王です。 庭の室外機の上にアワ・ヒエを置いておくと 鳩、雀がやってきます。 餌をついばむ様子を二匹がそれは熱心に観察するのです。 生き物は他の生き物を観察した…

朱野帰子『対岸の家事』(講談社、2018)

いまの日本社会では子どもができたり、 親が認知症や要介護状態になったとたん、 一気に社会的弱者に追い込まれる可能性が誰にでもある。 自分が弱者になるまではそうした苦境も他人事に過ぎない。 朱野帰子『対岸の家事』(講談社、2018)を読む。 「火事」…